奥原さん、頑張っているようです [留学]

本来は合宿の話の流れなのですが、留学報告の色合いが濃いと判断して、こちらのカテゴリーにしました。MLに流れたものの転載です。

柴原

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柴原先生 通翻課程のみなさん

こんにちは、奥原です。

日本を発ってからもうすぐ1か月が経とうとしています。時間が経つのは早いですね。あと3か月したら帰国と考えると留学は本当に短い期間なんだなと感じます。

残りの生活も悔いのないようしっかり学んでいこうと感じる今日この頃です。

みなさんは後期の生活がいよいよ始まりましたね。こちら(ミネソタ)は9月に入ってからぐんと寒くなりました。今はフリースを着て過ごしています。(何人かの現地学生はまだ半袖短パンですが・・・ 笑)

そして、気候の変化についていけず、風邪を引きました(笑) 季節の変わり目は風邪を引きやすいので、みなさんも体調管理には十分気をつけて過ごしてくださいね。

留学生活や授業に関してのレポートは今まとめているので、もう少ししたらメーリスに流したいと思います。


今回、先生の提案した合宿に関して思うことがいくつかあったので、メーリスを流しました。

まず合宿に関してですが、とても面白そうですね!

みんなで楽しく学べるとてもいい機会だと思います。留学から帰ってきたら参加したいです。

また、先生がおっしゃっていたことでとてもうなずける点がありました。

~先生のメールから引用~

それがね、まあ、自分でもやらかしているので、ホントに偉そうなこと言えない
のですが、教室が「あなた教える人、私学ぶ人」みたいになっているのが
残念なんです。もっとインタラクティブにやってみたいな、と。みんなが考えて
いることも聞いて、そこに良い意味での突っ込みを入れてみたいし、
みんなにも私の考えに対して「こうも考えられますよ?」という突っ込みを入れて
ほしい。

集団として総体として、知的レベルを上げて行ければなあ、と思うのです。

まあ、少々理屈をこねまわしましたが、ようはこんなことを僕は考えていて、
椿さんも書いていたように、そういう「楽しい学び」こそ、海外の大学では
メインになっていて、日本にいるからと言ってそういうことをエンジョイしちゃ
いけないという法律はないわけで、それなら俺たちでやっちゃおうぜ!と、
そういうわけです。

~引用ここまで~


こちらの授業は”生徒主体の授業”であることをものすごく感じます。

生徒が発言しないと授業が進まない、内容が発展しません。

生徒が発言してその考えに先生が説明やフォロー、付け足しをして、それにまた他の生徒が発言して先生がまた話をしてが繰り返されてあっという間に1、2時間経ちます。

先生より生徒が話している時間の方が長いときもしばしばあります。

こちらに来て、生徒と先生で授業を作り上げているという印象を受けました。

今までの合宿でも、ある話題から派生して全然違う話題に発展したことがありましたが、楽しいと感じることが多々ありました。

ただ話を聞いているというよりみんなで意見を出し合った方がずっと楽しいと思いますし、後になって、”こんな話もしたなぁ”と記憶に残りやすいと思います。

今回先生が提案した合宿はそれがメインなので、よりインタラクティブで楽しいんだろうなと感じました。

話が上手くまとまっておらず読みづらい点もあると思いますが、以上私が感じたことです。

ではでは、お互い体調管理には気をつけて頑張っていきましょう!

奥原

オリンピックのボランティア通訳がらみですか……。 [コラム]

バタバタしていて、ひと夏放置状態だったこのブログですが、「学問」ランキングでずーっと20位ぐらいをウロチョロしていたはずなのに、久々に更新してみたら、今日のランキングは14位。いったい何が?と思っていたのですが、検索ワードをチェックしてみて合点がいきました。

東京オリンピックの開催が決まったので、ボランティア通訳がらみで検索を行なっている方が、多数たどり着いているようです。

えーと、まあ、柴原的には、「頑張ってください!」といろいろな意味で申し上げたいと思います。思いは非常に複雑なんですが。

私自身、通訳者としてのデビュー戦は1994年の広島アジア大会なので、スポーツイベントにおける通訳活動には思い入れがあります。でも、口幅ったいようですが、私はあくまで「通訳者」として参加しました。一人でも多くの方が、その肩書で参加できますように。

柴原 智幸

PS
2011年の6月に書いたブログのエントリを、以下に引用しておきます。

***


通翻課程の皆さん

教務課より、技能五輪のボランティア通訳の募集が回ってきました。内容を吟味して、やりたい人はぜひ応募してください。

締切は木曜日の午後5時「厳守」です。

詳しくは添付ファイルを見ていただくとして、日程が後期の第2週にかかります。これは私から「公欠に準ずる扱いにしてください」とお願いを出す予定でいますので、あまり心配しなくて大丈夫だと思います。

最初に一言だけ個人的な考えを言わせてもらうと、確かに柴原は、「教員」という立場からは「ボランティア通訳」の教育効果は大いに認めていますし、大学のスポーツボランティア通訳の研修プログラムに関わっています(パク先生とプログラムの内容について検討したり、今週の水曜日はその研修に講師として登壇したり)。ただ、「通訳業界にいる人間」としては、「ボランティア通訳」という通訳業務のあり方には、個人的に反対です。

「ボランティア」というのは、すでに何らかの技能などを持っている人が、それを無償で提供することなのであって、「技能が一定水準に達していないことの免罪符ではない」と考えているからです。

私がよくするたとえ話なのですが、みなさん、無免許の「ボランティアふぐ調理師」が作ったフグ刺し、食べたいと思いますか?いくら心をこめて一生懸命、全力でフグひき包丁を使ったにしたって、食べた人がひっくり返っちゃ、何にもなりませんよね。要は、そういうことだと思うのですよ。

今回の依頼内容も、本来は、きちんとお金を払ってプロ通訳者を雇うべき水準の仕事だと思っています(もちろん、本当に雇うとしたらあの拘束期間の長さでは数十万単位の料金が発生しますから、現実問題としてボランティア通訳とせざるを得ないのも分かりますし、通訳を通して非常に多くのものが学べる貴重な場であるということも理解してはおりますが、あくまで「通訳業界側」に立った発言だとご理解ください)。

しかしまあ、それはそれ。「頂けるチャンスはがっつり頂く」のも通翻の基本方針です。

何しろ、理事長は「大学で引き受けられないなら、学院に振る」とのお考えだそうで、それを聞いて「なんですとー!!」と思いました。

この案件を引き受けきれなくて話が学院に流れるようじゃ、通翻の名折れですよ、諸君。

そんなわけで、我こそはと思う勇者の立候補を心からお待ちしています。

チャンスです、みなさん。コアメンバーは、今回留学と重なって名乗りを挙げられません!きっと悔し涙を流しているはずです。

うまく行けば毎年の行事にしたいようですが、もしそうなったら、来年の仕事はまず「確実に」留学帰りでパワーアップしたコアメンバーにさらわれます。

今年がチャンスです。今年だけがね。

ただ、私もプロ通訳者の端くれですので、今回の選考は実力一本に絞りたいと思います。

学年も何も関係なし。私から見て「行けるだろう」と思った人を選びます。

私も引率でついて行きたいのですが、1週間以上授業に大穴を開けるわけにもいかないでしょうし、一応お伺いは大学に立ててみますが、まず同行は出来ないでしょう。

知らない土地で、たった1人の戦いとなります。しかし、本来人生ってのは、1人で切り開いて行くものです。生半可な語学留学などより、よほど大きな収穫があることでしょう!

さあ!我こそはと思わん人は、ぜひメールを送ってください!待ってます!

柴原 智幸

***

http://tsuhon.blog.so-net.ne.jp/2011-06-27-2

こんな合宿は? [コラム]

通翻課程のみなさん

以前に何人かとも話したのですが、通訳練習を
伴わない、ひたすら「最近こんな面白いことを
知った!」という学び報告のシェアと、あとは
なんでも良いですけどゲームとか食事をみんなで
作るとか、飲みたい人はまったり飲むとか、そんな
合宿をやってみたいなあ、と思います。

場所はどこでもいいのですが、千葉県は貸別荘が
多いようなので、安い場所で土日でやるのは
どうですか?

ああ、でも、千葉なら金曜日と土曜日でも良いな。

ちなみに、セミナーハウスの長期間は、今の時点では
10月の12,13と空いています。13日は英検ですので、
受ける人もいるでしょうしね。

いやまあ、ゆるーく楽しくをモットーに旧制高校的な
ノリの合宿もやりたいものだな、というお話です。

やりたい人だけで、小ぢんまりやるかな、と。

柴原 智幸

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柴原先生、通翻課程の皆さん

お久しぶりです。椿です。

夏休みが終わって今日からそちらは後期が始まりますね!台風の影響で休講になったと聞いていますが、皆さん大丈夫ですか??

こちらも先週からついに授業が始まりました。

調べていないので他のヨーロッパの大学がどうかはわかりませんが、私が留学しているユバスキュラ大学は授業の開始時期や回数、時間が授業によって全て異なります。

10月から始まって5回しかない授業もあれば、先週から始まって12月までの授業もあります。神田には無いシステムなので最初はすごく驚きました。

また授業開始に伴い早速課題も出て、週末はそれに追われました。

リーディングとライティングの課題なのですが、どちらも文献を読んでそれについて自分でリサーチし、レポートにまとめるというもので、リサーチ能力、情報処理能力などが求められます。これらの能力を向上させると言う意味でも、この間設楽くんが提案してくれたようなイベントはすごく役に立つと思います!今後留学を考えている人にはぜひ参加してほしいです。

先生が企画してくださったプレゼンメインの合宿もすごく面白そうですね!私も留学が終わったらぜひ参加してみたいです。

それでは短くなってしまいましたが、時間があるときにまた少しずつメールします。
お互い頑張りましょう!

椿 花緒里

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椿さん
通翻課程のみなさん

留学、楽しんでいるようですね。また時間のある時に、ぜひ
続報を聞かせてください。

さて、例の合宿ですけれど、特に「留学対策」ってわけではなく、
純粋に「これ、面白い!みんなに聞かせたい」と思ったことを
教員とか学生とかいう枠を取っ払ってシェアしたいなと思った
のがきっかけです。

昔の通翻合宿がそれに近かったのですが、まあちょっと私が
「ちゃんとリサーチして来んかあっ!」と竹刀を持って声を
荒げているような部分はありましたので(1年生諸君、あくまで
もののたとえですよ。本当にそんなものは持ってません)、
今回は本当に「他人に伝えたい!」という思いを持っている、
つまり本来の「学び」をしている者同士が集まれればいいかなと
思ったのです。

要は「解なし学習成果発表会」という趣のものなんですけれどね。
これは、今の日本で教育を受けている限り、かなり行なうのが
難しい種類の「学び」なんじゃないかと思います。

答えがあるものは、みんな一生懸命になるんですけどね、まじめに。
就活とかさ、婚活とかさ、あとはなんですか、最近は離活(離婚活動)
とか、終活(ウィキによれば「人生の終わりのための活動」の略であり、
人間が人生の最期を迎えるにあたって行うべきことを総括したことを
意味する言葉。」とのこと!)なんてものまであるんでしょう?

まあ、そのままでは向き合うことがなかったような問題に、こういう
「活動」をきっかけにして向き合うという意味はあると思うんですよ。


でも、要するにこれ、就職やら結婚やら離婚やら人間の死に方に
一定の「正解」があって、自分もそれをなぞらなきゃって考えの
発露でもあるような気がするんですよ。

そういう、「正解をしっかり押さえる」ということが、生真面目な日本人を
世界でここまで押し上げてきたことは、よく理解しています。でも、
やはり、それはどこまで行っても「解あり学習」であり、枠に自分を
押し込むだけの行為なんじゃないかって感がぬぐえないんですよ。

本来、「学ぶ」ということにも、もう少し広く考えて「生きる」ということにも
正解なんかはなくて、むしろ自分でその正解を作り出していく、つまり
「解なし学習」的なものだったと思うんですけれどね。

まあ、私も高校までの「解あり学習」の考えから脱却できずに大学で
2回も留年を繰り返してますから、あまり偉そうなことを言えた義理では
ないのですが!

本来、学びってもっと伝染的なものだったんじゃないでしょうか?

「おお、これ面白い!あいつにも教えてやろう!なあなあ、知ってるか?」
「へえ!それはすごいな。待てよ、それなら、ここをこうやったら……おおー!」
「なんだなんだ?そうか、それってそういうことだったのか!なるほど!」
……という感じの。

それがね、まあ、自分でもやらかしているので、ホントに偉そうなこと言えない
のですが、教室が「あなた教える人、私学ぶ人」みたいになっているのが
残念なんです。もっとインタラクティブにやってみたいな、と。みんなが考えて
いることも聞いて、そこに良い意味での突っ込みを入れてみたいし、
みんなにも私の考えに対して「こうも考えられますよ?」という突っ込みを入れて
ほしい。

集団として総体として、知的レベルを上げて行ければなあ、と思うのです。

まあ、少々理屈をこねまわしましたが、ようはこんなことを僕は考えていて、
椿さんも書いていたように、そういう「楽しい学び」こそ、海外の大学では
メインになっていて、日本にいるからと言ってそういうことをエンジョイしちゃ
いけないという法律はないわけで、それなら俺たちでやっちゃおうぜ!と、
そういうわけです。

これだけ書いてきて言うのもなんですが、あまり難しく考えず、思い切り
吸収して、それを集まった仲間にぶつけてみて、その反応を楽しんで
みましょうよ、ということですね。

柴原 智幸

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先生

小野尾です。

是非やりたいです。

たまにはそういう合宿も良いと思います。

参加します。

小野尾  

PS
先生、きっと「1年生諸君」ではなく「2年生諸君」だと思います(笑)

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おう、小野尾君、食いついて来てくれてありがとう!

あ、そうか、1年生はいないもんなあ、今年から……。(遠い目)

柴原

「でも、やるんだよ!​」かあ…… [コラム]

通翻課程のみなさん

今日は大学は休講でしょうね。明日に備えて
英気を養っている頃と思います。

さて、どうということはない話なのですが、
先ほど、とある短歌に出会いまして、
個人的にかなり衝撃を受けたので
ご紹介しておきます。

枡野浩一さんという歌人の歌です。

***

無駄だろう?意味ないだろう?馬鹿だろう?
今さらだろう?でもやるんだよ!

***

有名な一首なのかもしれませんが、私は
今日知りました。取り急ぎシェアです。

柴原 智幸

強化練習会開催のお知​らせ [お知らせ]

通翻課程の皆様
柴原先生

お疲れ様です。

あと数日で後期が始まりますね。


さて、始まる前から終わった後の話で恐縮ですが、お知らせいたします。

1月20日くらいに後期が終わりますが、その後1週間ほど強化練習会を開催したいと思っております。


題して

図書館で一週間缶詰の春休み です。


内容は


1.初日に難しいアカデミックなトピックの問題を他のグループに出す

2.最終日に答えあわせ


という単純なものです。


で  す  が

問題の答えあわせをするので、自分のグループもそれについて調べておかなければなりません。

ジャッジを自分たちでするので、今まで以上のリサーチを要求されます。


そしてこれが重要なポイントです。

強化練習会に関わる全てのリサーチは神田外語大学図書館内にある書籍を用いて全て調べなければなりません。


例を挙げましょう。

A、B、Cグループがあったとします。

AグループがB,Cグループに「量子力学は古典力学とどう異なるか。2000字以内でまとめよ。」

という問題を出しました。

Aグループはこの問題を出すために「図書館内の資料を駆使して」リサーチをしました。

そして強化練習会開始までにAグループ独自の答えを持ち、答えあわせができる体制にあります。

Aグループは同様にB,Cグループから初日に問題を出されました。

各問題に対する答えを「図書館内の資料を駆使して」リサーチを行います。

そして最終日に答えあわせをします。


こんなところでしょうか。

流れは掴めたかな。


さて、私がこの強化練習会を執り行うねらいと理由を挙げます。

〇要約力の強化

   ・書籍によるリサーチのため、時間がかかる。

    ではどのように時間短縮をすればいいか。

    速読の能力をつけること、内容把握の増強、まとめレポートの構成である。

〇発想力の強化

   ・先人の思想を関連づけて考え、より早く関連図書に辿り着くこと。

〇集中力の強化

   ・アカデミックな内容に触れることがあまりない学生に、アカデミックな内容に対しても集中力をつけてもらいたい。

〇幅広い学問的内容に触れること、教養教育

   ・当初の通訳翻訳課程の目標の一つ、「最強のジェネラリストの育成」に繋がるのではないか。

〇深く広い内容理解

   ・プレゼン合宿ではトピックこそ多かったものの、内容の深さに疑問が残った。

    この強化練習会では様々なトピックに関して深い理解を必要とされる。


最後に

12月半ば~1月初めにかけて3年留学組が帰ってきますが、その方たちは是非参加していただきたいとここにお願いしておきます。

後日、練習会についての説明会をしようと思っています。11月くらいになるかな。

それまでのあいだ、「こんなこと設樂が言っていたな」と頭の片隅に置いておいて頂ければ幸いです。

参加したいという方はメールに返信お願いします。

設樂竜一

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設楽君
通翻課程の皆さん

実に面白い企画ですね。図書館内の学習室を
予約したら、いろいろ本も広げられますし、
小声で相談などもできるのではないでしょうか。

最終日はクリスタルホールを使ってプレゼンと
ジャッジをやっても楽しいかもしれません。

良いですねえ、こういう声が、学生諸君から上がるのが
肝心なんですよ。

全力でバックアップします!

柴原 智幸

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設楽くん、みなさん、こんにちは。

すごく壮大な企画ですね。

今までの合宿とは違った充実感がありそうです。

グループは似たトピックや分野を考えている人同士で組むんですか?


参加できたら、留学先で学んだことをトピックに入れてみようかな。

ただ帰国予定が1月のいつになるかは未定です。

みなさん、後期の授業頑張ってくださいね!

笠原 綾花

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設楽先輩

通訳翻訳課程のみなさん

こんばんは。お久しぶりです。

設楽先輩の企画、参加したいです!
よく情報収集に本を使うのですが、自分にどれだけの情報収集能力があるのか、知ることもできそうですね。
インターネットに頼らない、というのも魅力的です。

よろしくおねがいします。

小松 悠

フィンランドからこんばんは [留学]

ごめんなさい、「留学シリーズ」、まだありました。

柴原 智幸

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柴原先生、通翻課程の皆さん

こんばんは。椿です。
フィンランドから初めてメーリスを流します。
現在こちらは夜の11時を回ったところで、日本とはマイナス6時間の時差があります。日本はもうそろそろ朝になりますね。

早くも今日でフィンランドに来てから10日が経ち、最近はこっちでの生活にも慣れ、いろいろと楽しむ余裕が出てきました。
今日はこれまでの留学について短いですが簡単にまとめたので、皆さんにシェアしたいと思います。質問などあればぜひ聞いてください。

それでは、日本は毎日暑いみたいなので熱中症に気をつけてください。
おやすみなさい。

椿 花緒里

***

フィンランド留学体験記1

椿 花緒里

・ユバスキュラについて
ヘルシンキから電車で約3時間のところにある町。地図で見ると、真ん中より少し下くらいのところに位置する。現代建築の巨匠、アルヴァ・アアルト設計の建築郡が有名で、ユバスキュラ大学のキャンパスは彼の代表作の一つでもある。また、人口の4分の1が学生ということで、学生の町としても有名。ショッピングモールがあるため、田舎ではないが、基本的には森と湖に囲まれた、自然豊かで静かな町である。

・寮生活
大学から自転車で約15分のところにある寮に、韓国人留学生2人と共同生活している。キッチン、シャワー、トイレは3人で共同だが、1人部屋があるためプライバシーはしっかりしている。(日本で言うシェアハウスみたいな感じ。) 部屋で一人勉強や読書に集中することもできるし、ルームメイトや他の留学生がやってきてみんなでおしゃべりしたりすることもできる。今のところ共同生活に特に問題はない。ルームメイトとは、食器や生活用品など足りないものをシェアしあったり、気付いた人が進んでゴミを捨てたり掃除をしたりしてうまくやっている。

・生活
ほとんど一人暮らしに近い。掃除、洗濯、料理などの家事はすべて自分で行う。これは留学生だけでなく、現地の学生も同様である。フィンランドでは、基本的に現地の学生も大学生になったら家を出て寮かアパートで一人暮らしをする。そのためか、日本の学生よりもフィンランドの学生はより自立している気がする。
移動手段は基本自転車で、大学、買い物、遊びなど、どこに行くにもいつも自転車を使っている。気温は最高気温20度、最低気温12度くらいで、もう秋のように肌寒い。もうすぐ雨期を迎えるらしく、現在はよく雨が降る(しかも突然)。そのため、びしょびしょになって帰ることもしばしば。

・大学
EducationやSocial Science、Sport、ITなど様々な学部がある。私の学部はHumanitiesで、専攻はIntercultural Communication。

・授業
授業は9月にならないと始まらないが、それまでに各自インターネット上で履修登録を済ませておかなければならない。留学生は基本的に自分の学部、学科以外の授業も履修条件がなければ自由に履修できる。私が登録した授業は、
① Academic English Communication1
② Globalization and Social Justice
③ Introduction to Intercultural Communication
④ Perspectives on the Finnish Society in Interconnected World
⑤ Each One Teach One
の5つ。①は留学生のための英語の授業、②・③は教科名のとおりグローバリゼーションや異文化コミュニケーションについて学ぶ授業、④はフィンランド社会やフィンランドの問題、フィンランドと世界がどう関わっているのかについて学ぶ授業、そして⑤は現地の学生とペアになってお互いの母語を教えあう授業である。この5教科で週4日、合計21単位。

・留学生
世界中の様々な国から多くの留学生が来ているが、中でもヨーロッパ(ドイツやイタリア)、アジアからの留学正が多い印象を受ける。英語の発音も様々。驚いたことに、今年は日本からの留学生が私を含め10人もいる。(京都産業大学4名、金沢大学2名、広島大学2名、神田外語大学2名)。また日本語を学んでいる現地の学生も多く、大学にはJYJYというフィンランド人の日本語サークルがあるほど。週1で放課後ミーティングがあり、一緒に勉強をしたりたまにBBQをしたりする。それ以外にも留学生同士の集まりがよくあり、留学生同士で交流する機会がたくさんある。英語のスピーキング、リスニング練習にとてもよい。

・フィンランドの印象
英語教育が世界トップクラスというだけあって、100%ではないが、ほとんどの人が英語を話せる。大学ではもちろん、レストランや駅でも英語が頻繁に使われている。そのため、何かわからなかったり困っていたりしても、英語を話せば多くの場合はわかってもらえる。
ただ、生活用品や食料品、標識や看板などはフィンランド語で書かれていることが多いため、苦労することもある。
また、フィンランド人は自然をとても大事にし、満喫している印象を受ける。冬になると寒くて暗くてあまり外出できないためか、この時期晴れた日にはみんな森の中をジョギングしていたり湖で泳いでいたりと、外でアクティブに動いている様子が多く見られる。フィンランドは自然と共存している社会な気がする。またゴミの分別が厳しいなど、日本よりも環境に対する意識も高い気がする。

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小野尾です。

報告読みました!

留学は少し慣れてくると、最初の感覚や面白い発見を自然と忘れてしまう傾向にあるため、このように感じたことをすぐレポートにしたり、日記をつけたりすると良いと思います。

ルームメイトといがみ合いをしないことも留学では大切だと思うので、うまくやっているようでなによりです。

頑張ってください。

小野尾

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通翻のみなさん、お久しぶりです。
笠原です。この通り元気でやってます。

日本は残暑が厳しいようですが、こちらは木の葉が少しずつ黄色くなってきています。
今日授業が始まったばかりなので、どんな内容かはまた報告します。

私は8月6日から3週間ほど、フィンランド講座を受けました。
KUISでいうトライ外国語にあたるものですが、進むペースが早く、土日を除いてほぼ毎日行われたのでかなり苦労しました。
最後の週にテストを受けたのですが、再テストを受ける人が多かったようです。
フィンランド語は活用や、語尾に特定のつづり(前置詞のような役割)を加えることが多く、辞書に載っている単語がそのまま使われることはあまり無いです。
動詞だけでなく名詞も、人名や地名も対象です。

たとえば「with Taro」は「Taron kanssa」、
「(私は) 東京(Tokio)に行く」は「Mä menen Tokioon.」となります。

また、フィンランドは動物愛護精神が強い国だと印象を受けました。
まずベジタリアンが多いです。チューターも、その彼氏もベジタリアンでした。
理由を聞くと、エコロジーのため、節約のため(実際お肉は高めです)、健康のため、などなどでした。
一度だけですが、学食で食事をしていたら「野菜を食べようよ」と見知らぬ男性に説得(?)されることもありました。

さらにあるフィンランド人の女性は、お肉を切ったナイフでチーズを切るのも嫌がっていました。
つまりお肉の脂がチーズにつくのがダメだったようです。
菜食主義の傾向が強めですが、もちろんお肉を食べるフィンランド人もいますし、食べて批判を受けたことはありません。

また、規定未満のサイズの水槽で魚を飼うのは違法だそうです。
具体的なサイズは分かりませんが、日本の金魚鉢サイズはアウトです。
なので金魚すくいでとった金魚をビニール袋に入れるのも、フィンランドではダメなんですね。

1ヶ月があっという間に過ぎたので、残りの留学正確もあっという間に終わりそうですが、
できることをやり尽して充実させようと思っています。

みなさん、残暑にお気をつけて、後期も頑張ってくださいね!
それでは。

笠原綾花

後期もプレゼン会を実施します! [お知らせ]

柴原先生、通訳翻訳課程の皆さん
 
 おはようございます。夏休みも残りあと二週間を切りましたね。皆さんいかがお過ごしですか?
夏から留学されている先輩方は、そちらでの生活にも慣れてきたころでしょうか。新しい環境に慣れ、落ち着いてきた頃に体調を崩すことがありますので、お体には気を付けて活動なさってください。
 
 さて、プレゼン会のお知らせです。後期も継続して開催したいと思いますので、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。日程は、まだ決めていません。後期の時間割が決まってからでないと予定も合わせられないと思うので、学校が始まって三週間目ぐらいのところで後期一回目を開催できたらいいかなと考えています。とりあえず、日程や詳細が決まりましたらお知らせしますね。プレゼンをしたいと思っている方はトピックを考えたり、今から準備を始めるのもいいと思います。

 では皆さん、残りの夏休みを楽しみましょう!

二年 大平 桃子

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柴原先生、通訳翻訳課程の皆さん

 プレゼン会について補足です。
後期は少し発展型にしたいと思っていまして、ディスカッションのようなものをたまに取り入れたいと思っています。あるトピックをあらかじめ掲げてディスカッションしていくか、あるいはプレゼンでやった内容について、さらに意見を交換できるような形を取り入れようと考えています。それぞれが異なるトピックについてプレゼンするのもいいですが、掲げたトピックについて調べてきて、知識や意見を交換するのもいいのではないでしょうか。まだ詳しくは決めていませんが、あくまで息苦しくなく継続していける形にしようと思っています。たとえば「グローバリゼーションについて」とか、「ボランティアについて」とか、曖昧かつコントラバーシャルなトピックを提案して、それぞれが下調べをした上で意見を持ち寄り集まるという形です。あるいは個人の意見に関係なく、これらのトピックについてあらかじめ賛成反対の二つに分けて下調べするのも面白いかもしれませんね。自分の意見と逆のものをサポートするのは難しいと思いますが、フィンランドの授業では(中学か高校か忘れましたが)、ディスカッションの際にクラスを無理やり半分に分けて行うそうです。友達曰く、こうすることで、どのような場面にも対応できる柔軟性を身に付けることが出来るということでした。他にも得ることは多いでしょう。
 という感じで、まだ未定ではありますが、後期は「プレゼンによるアウトプット+α」を目標にしていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

二年 大平 桃子

今日から約半年間、アメリカへ留学します。 [留学]

8月20日に流れたメール。許されよ、奥原さん!

これで留学関連はないかな?「私のはどうした!」というご指摘があったら、謹んで対応させていただきます故、ご一報くだされ。

柴原

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柴原先生、通翻課程のみなさん

みなさんこんにちは、奥原です。

今日から約半年間、アメリカへ留学します。
私が留学組の中で最後の出発になります。

これから様々なことを経験するかと思いますが、留学でしか学べないこと、机の上では学べないことを沢山吸収してきます。
留学組はお互い頑張ろうね!!
日本にいるみなさん、まだ暑い日が続くと思うので体に気をつけてお過ごし下さい。

ではまた半年後にお会いしましょう!!
行ってきます。

奥原

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奥原さん
通翻課程のみなさん

イギリス旅行中でメールの返信が滞って
しまいまして、申し訳ありません。

留学組の皆さんは、体に気を付けて思う存分
いろんなことを吸収してきてください!

こちらは午前3時。相も変わらず原稿を書いて
おります。明日の午後1時過ぎの飛行機で
日本に向かいます。

取り急ぎ

柴原 智幸

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留学組のみんな


うおお!
みんな頑張れ!
日本から応援してます。

設樂竜一

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頑張って、安全に帰ってきてくださいね。

小野尾

『幽遊白書』「禁句(タブー)」の英語版 [雑談]

これ面白いです。

“『幽遊白書』「禁句(タブー)」の英語版はやっぱり大変だった!
http://world-manga.at.webry.info/201308/article_3.html

でもどうせみんなゆうゆう白書しらない世代なんだろうな…。。

小沼

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いやー、化け物ですね。

設樂竜一

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みなさんこんにちは。日本にいる方々はおはようございます。
先輩にしか返信できてなくてすみませんでした。ええ。

幽遊白書は名前だけ知っていましたが、とても興味深かったです。
翻訳者はかなり苦戦したでしょうね…。
ご紹介ありがとうございました!

笠原

明日から留学に行ってきます [留学]

8月10日にMLに流れたメールです。椿さん、ゴメン!

柴原

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柴原先生、通翻課程の皆さん

こんにちは、椿です。
先日は合宿お疲れ様でした。
今回の合宿は参加人数が少なかったものの、各トピックについて深く学べたりたくさん通訳練習が出来たりと、とても充実していましたね。自分が知らない様々な分野の知識を得ることが出来たのも、とても楽しかったです。
お忙しい中、企画・運営して下さった秋田先輩、卒業後も通翻に積極的に関わって様々なアドバイスをして下さった小野尾先輩、本当にありがとうございました。

次回3月の合宿は国際会議を想定した通訳練習をするということで、今からとても楽しみにしています。しかし、それと同時に今よりもっともっと高い英語力と日本語力、豊富な知識量が求められると思うので、それまでに自分のレベルを上げていられるよう今から努力したいと思います。

本題に入りますが、明日から約半年間、私も笠原さんと同じくフィンランドに留学します。
本当は私も8月に入ってすぐに出発して、6日から始まったフィンランド語講座に参加する予定だったのですが、在留許可の到着が間に合わず、明日出発となりました。

授業が始まる9月まで何もないため、本当は早く行く必要はないのですが、あえて早く行ってそれまでの時間をあっちでしかできないようなことにたっぷりと使いたいと考えています。今のところフィンランド国内や首都ヘルシンキ、私が滞在するユバスキュラ市内を観光したり、現地の人と交流、現地の文化を体験したり、静かな寮で自分の勉強に集中したりしようと考え中です。

とにかく時間がたっぷりあるので、何か面白いことがあったら皆さんにメーリスでたくさんシェアしようと思っています。楽しみにしていてください。

帰国は1月9日なので皆さんにはしばらく会えませんが、それまで自分の目標に向かってお互い頑張りましょう。来年、成長した皆さんに会うのを楽しみにしています。

それでは、皆さんお元気で!行ってきます!

椿 花緒里

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Hello Kaori and T&I members,

I'm sure that you'll learn a lot and have precious experiences there.
Please take good care of yourself especially because it is very cold over there.

I'm looking forward to listening to your experiences!

Have a safe flight and see you in next year.

p.s. my laptop was broken and I'm using a pc at uni so I can't type Japanese, sorry.

Best regards,
Haruka

設楽君の夏合宿体験記 [雑談]

ううう、ようやく夏を乗り切った……かな?ホッとするまもなく新学期なわけですが。

滞りまくっていたブログも、更新再開です。まずは夏休み中の通翻MLのやり取りなどを。

パスワードすら忘れてしまって焦ったのは秘密だっ!(←全然秘密になってませんが)

柴原 智幸

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T&I fellows

I attended a study camp which is arranged by alc.co. as an assistant for professor Shibahara.
The camp is planned for high school teachers. I've learnt various thing there.
Now I write about things which relevant to teacher's perspectives.

There are two important things.
1. Input which aiming for output.
2. Understanding purposes for training.

As for 1, everyone took Professor Shibahara's class understood, I hope.
Currently it is changed that what does high school English class' curriculum weigh from grammar to communication.
Students began to speak English more, comparing with periods when we were students.
So, it can be said that students become to gain much opportunity to output. Some teachers said, however, students don't speak much in their classes. Then, I noticed 1 should be encouraged. In Prof. Shibahara's class, almost of all Professor's instructions are based on this. Did anyone notice?

Let me mention about 2.
Training should be designed with clarified purposes before starting.
Unless, students are going to be perturbed about what the training aiming for.
We, as students, must think about this such as during studying alone.
Understanding purposes is important.

I hope I could let you notice those important things.
Send message if you tell any mistake, as usual.

Thank you very much.
Ryuichi Shitara

P.S.
Have a nice summer holiday.

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Mr. Shitara, Professor Shibahara and T&I folks

Hello everyone. How have you been?
I have noticed a few things reading the email from Mr. Shitara, so let me tell you about them.

It is regarding both two things Mr. Shitara has mentioned above.
As he mentioned, the English education in high schools in Japan come to focus on communication rather than just inputting grammar. And it is also the truth that not many students are actually utilizing the opportunities to speak English. To improve this situation," input which aims at output" is ofcourse important, I think. However, I don't think only the way to input is the reason for the students unwillingness to speak English. It seems to be related to the basic skills of communication too. Different to the other countries that have the communicative classes such as debate, Japanese students seldom have opportunities to voice their opinions. In my experience, when I took an entrance exam to college, there existed a way to value students by making them to write their opinions about the showed statements. But most of the ways were based on the results of the exams. Because of the examination's style in Japan, students goals to study were set to pass the examinations.

In addition to the lack of communicative classes until they enter universities, their erroneous goals to study deprived them of the confidences to voice their opinions, and speak English.

In my opinion, before starting to study practical English, students first need to be proveided with communicative classes such as debate and presentations, or at least, they need to be asked their opinions more in each classes. In the communicative classes, Japanese students would learn the way to organize their opinions and voice that. This would be the first step for Japanese students to be able to control English as a tool.

Moreover, the form of entrance exams which is too focused on academic ability should be changed to the one which tests students way of thinking. Knowing that they will be tested their way of thinking and knowledges, students would naturally come to be interested in many things and have their own opinions. Most importantly, it would be directry connected to the "input which aims at output"

These are what I thought having read the email from Mr. Shitara, and two main opinions.
The negative attitude toward saying their opinions also may be related to the cultural backgroud of Japan, but I have not touched that aspect here.
Thank you for reading this long boring words, and I'm sorry that it was not well organized.

I beg your opinions about the same topic.

Best regards,

Momoko Ohira

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柴原先生、通訳翻訳課程の皆さん

設楽先輩のことを、"Mr. Shitara" と呼ばせていただきましたが、とても不自然な感じがします。
「~先輩」と訳すときはどうしたらいいですか?

大平桃子

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大平さん

翻訳はインターカルチュラルでありますが、
多言語を使う時は各文化内の価値観で言語を使用するのではないか、と言うのが私の意見です。

つまり、英語を使って議論するのであれば、英語圏の文化背景で英語を使うのではないか、と言うことです。

「~先輩」を例に出して説明すると、
日本語では~先輩は通じる→OK そのまま使ってOK
英語では           →NO 英語には先輩後輩の概念がない → では別の表現で →Mr.Shitara

こういうことです。
大平さんは英語で先輩に意見する経験が少ないため(推論ですが)このような印象を受けたのだと思います。


ですが、
このことは翻訳とは別です。
翻訳する時に「先輩」という単語が出てきたらきちんと訳さなければならないと思いますよ。
では、実際に翻訳するならどう訳すのか?

辞書を引くと
senior
が真っ先に出ますね。
それか
my elder friend
とかかな。

合ってるかわかりませんが・・・
先生ヘルプお願いします。


設樂竜一

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設楽君、大平さん
通翻課程のみなさん

ようやくメールに返信できるようになりました。
ブログもボチボチアップして行きますよ。

さて、「先輩」ですが、この文脈だと私なら
sempaiとしてしまいますね。アニメなどでも
そういう風に訳しているものが多いです。

seniorだと、単に年上という感じがするだけですし、
上手く言えませんけど、日本語の「先輩」と
英語のfriendは、They don't go hand in hand.という
感じがしますしね。

要は、「先輩」という概念自体が英語ではあまり
強くないわけで、それを表すには日本語をそのまま
持ち込んで「ん?何?何か新しい考えなわけ?」と
興味を持たせ、状況的に理解させるか、あるいは
訳注などを付けて説明して「ああ、そういうこと」と
納得させるしかないかと。

逆に、ニュースの通訳準備をしていて、Her sister
was also killed in the accident.という言葉が出て来た際には
「姉」なのか「妹」なのかでいつも悩みます。状況的に
分かる場合は良いんですけれど、どうしようもない時は
推測するしかないですね。

柴原 智幸

小野尾君、ブログ更新 [お知らせ]

小野尾君がブログを更新しました。良くまとまった内容だと思いますよ。ちょっとここ10日ぐらい忙しくて、こちらのブログを更新できませんでした。申し訳ない。

柴原 智幸

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柴原先生
通翻課程のみなさん。
小野尾です。

私がやっている「英語の極」ブログを更新しました。

1か月ぶりの更新となりました。見ていただき、コメントなどを一言でもいただけるとありがたいです。

http://eigono-kiwami.jugem.jp/

よろしくお願いします。

小野尾

P.S.
わずかながらですが、先生の「攻略英語リスニング」を宣伝しておきました(笑)

出発、明日になりまし​た [留学]

通翻のみなさん、こんにちは。
3年の笠原です。

おととい在留許可が届き、昨日航空券を買い、明日出発になりました。
なんとか予定通りに行けそうです!

技能五輪から早くも一ヶ月がたち、いよいよフィンランドへ留学です。
明朝早くに家を出るので今日のうちにあいさつを。

留学しようと思ってる人は、在留許可や保険など、早めに手続きを済ませた方がいいですよ…。
自分のように慌ただしい夏にならないように(笑)

KUIS、通翻に入って早くも3年目。柴原先生をはじめ、先輩方や仲間たちのおかげでここまできました。
心から感謝申し上げます。

後期留学組先発、すこし不安ですが、この身をもっていろんなことを吸収しようと思います。
留学組はお互い頑張ろう!

日本はまだまだ暑い日が続きますが、熱中症などには気をつけてくださいね。

帰国は一月中旬の予定です。良いお年を!
そしてごきげんよう、行ってきます。

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笠原さん

いよいよですね!英語力の面でも、何より知的好奇心の面でも、
全く心配していません。

慣れない生活が始まりますから、体にだけは気を付けて、
元気いっぱいに暴れまわって来て下さい。

一回り成長した姿を見るのを楽しみにしています!

柴原 智幸

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あやか

小野尾です。

技能五輪もあり合宿もあり、あわただしい中で出発ですね。

ぜひたくさん学んでいろいろ教えてください。

がんばって!

小野尾

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あやか

松崎です。
いよいよですね!
きっとたくさんの学び、出会いが待っていて、充実した留学生活になると思います!
わたしは後期が始まって一週間が経ち、忙しさと寒さで風邪を引いて辛い思いをしているので
本当に体調管理にだけは十分気をつけてください。

アメリカ組もそろそろ出発ですかね?
地球の色々なところで通翻のみんなが頑張っていると思うと、
わたしも負けずに頑張らなくては!とやる気が出ます。

お互いが成長して、また来年会えるのを楽しみにしてます!
Have a safe flight!

松崎陽香

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あやか

いってらっしゃい!!
これから寒くなるだろうから、身体に気を付けてね。
落ち着いたらまた連絡ください。

ぬで島

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あやか

行ってらっしゃい!もう今頃は飛行機の中かな?
私も先週から学部の授業が始まって、
やっと留学本番を迎えたような気持ちでいます。
楽しいことも辛いこともたくさん経験して、
お互い成長した姿でまた会う日を楽しみにしてます!

志村明純

小野尾君、アルクのイギリス特派員に応募したそうです [雑談]

ここの所、仕事に忙殺されていまして、通翻MLに流れた面白いメールのブログ転載も、すっかり滞ってしまいました。そんなわけでだいぶ遅れてしまいましたが、小野尾君のメールを転載します。

選ばれたら、ちょうど私もイギリスにいる頃ですから、パブで一杯やれるかもしれませんねえ。私の名前の使用料は、Strong Bowを1パイントってことで(笑)。

柴原 智幸

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先生・通翻のみなさん

小野尾です。

そういえば、イギリス特派員募集に申し込みました。ぜひみなさんも応募だけでもしてみたらどうでしょう?

先生、申し訳ありませんが、志望動機の部分に先生の名前を「なにげな~く」入れさせていただきました(笑)
たしか「私の師匠であり、アルク様でブートキャンプなどの講演会もしているNHK通訳者の柴原先生もBBCで働いていたということもあり・・・」みたいな感じです。

昨日は通訳関係でいろいろありかなり疲労がたまっており、学期も終わりに近づいているということで、体も脳も死んでいますが、みなさんもレポートやらなんやら大変でしょうし、頑張っていきましょう。

あと大西さんと22日に会うのですが、会いたい人いますか?
ある通訳者の方もいらっしゃるので、大人数は無理でしょうが、2~3人くらいなら大丈夫そうです。

昨日思ったのですが、通訳者として働くには、並大抵の実力と努力では不可能だと思いました。
特に全くなじみのない専門分野+スピーカーが通訳を無視 という状況だと、厳しいですね。

日本語も英語も知識もそうですが、頭の回転が速くないといけないし、記憶力も相当なければいけないと思います。

そういう力を上げるためにも、これからもしっかり練習して力つけていきたいです。

でもまずは英語力をあげたいと思います。
最近つくづく英語力のなさに嘆いています。

なにか頭がよくなる薬でもないもんですかね(笑)

小野尾

Where is 柴原? [お知らせ]

通翻課程の皆さん、試験お疲れ様でした。ようやく夏休みですね。あ、まだ残っている人もいるのかな。

さて、夏休み中の私の予定を、ざっとお伝えしておきます。

7月27日土曜日 札幌にてアルクのセミナーの講師を務めます
7月28日日曜日 札幌にて木村達哉先生のセミナーに出席します
7月29日月曜日 朝、札幌より戻り、ダッシュで成東へ。通翻合宿に出席します(~31日)

7月31日水曜日 ちょっと早めに(11時ごろ?)失礼して、山形の鶴岡北高校で行われる、木村達哉先生の講演会に出席します

8月1日木曜日 朝、鶴岡を立ち、一路渋谷へ。夕方から「攻略!英語リスニング」のCD収録と英文収録立会いを行います

8月2日金曜日 アルクの高校の先生対象の英語セミナーで講師を務めます(~4日)。3年生の設楽君も、お手伝いを兼ねて参加します。

8月6日~21日 イギリス

8月24日土曜日 アルクの英語合宿で講師を務めます(~25日)

8月26日月曜日 新潟商業高校で模擬授業を行ないます
8月27日火曜日 新潟東高校と新潟商業高校で模擬授業を行ないます

8月29日木曜日 NHK・BS1で通訳シフトに入ります(16時からのPBSニュースアワー)
8月30日金曜日 NHK・BS1で通訳シフトに入ります(16時半ごろからのABCナイトライン)

9月7日土曜日、8日日曜日 日本通訳翻訳学会・年次大会が神田外語大学で開かれます。通翻課程の皆さんにもお手伝いいただきます

という具合ですね。

夏休み……「休み」、なのかなあ?と思えてきたのですが、お声がかかるのはありがたいことですので、体調に気をつけつつ、後は過放電にならないよう自分なりの勉強もしつつ、「夏の陣」を乗り切りたいと思います!

皆さんも良い夏を!隙を見て(?)どこかにみんなで遊びに行けたら良いですね。

柴原 智幸

【重要】合宿について [合宿・勉強会関連]

秋田君、通翻のみなさん、柴原先生

小野尾です。

今回は合宿について少し話したいと思います。

あえて少し(ギリギリまで)傍観していましたが、合宿についてのやり取りがあまりにも少なすぎます。

今まで私と優がどのようにオーガナイズしていていたかは見てきたと思います。

以下で自分が疑問に思う点をあげたいと思います。

・一体何人くるのかがさっぱりわからない
風の噂で合宿に行かないでミャンマーに行く人が何人かいると聞きました。そのようなことは、秋田君なり、ミャンマーに行く人の代表がメーリスで全員分の名前を挙げるべきです。というか最初から誰が来るのかというメールも来ていませんので、全然把握できません。

・他校から何ていう名前の人がくるのか、どんな背景を持った人なのか
他校の人の名前をしっかり皆に伝えてください(もしも以前に伝えていたらごめんなさい)。当日にしっかりとコミュニケーションをとるのにあたって、最低限名前と何を専攻しているかというのをわかってないとどうしよもありません。

・トピックは決まっているのか。何人がプレゼンをするのか
これは僕は合宿の時はかなり前からしつこく何回もメーリスに流していました。これはトピックがかぶらないようにするためというのもありますし、事前に誰が何をやるのかを把握するためです。大変重要なことです。
例えば「3日後に講演会があります。皆で行きますよ!」と言ってるのにも関わらず、誰が何のために何の話について講演会をやるんだ?と当日、もしくはギリギリまでわからない講演会は存在しませんよね。

・トピック決定の期日、レジュメ提出の期日がわからない
これに関しても僕と優でしつこいくらいに確認ととっていましたよね
なぜならしっかりと期日を発していかないと、誰も守らず、合宿当日までレジュメも終わらず臨む人が多いからです。私が2年生のとき、そのような人が何人かいました。

・合宿当日はどこで集合か、何時に集合か、お金はいくらかかるのかなどが記載されていない。
これは大変重要です。以前合宿の場所でもめていましたが、改めて2~3回くらいは同じ文章でも流して、合宿の場所や行き方、金額を示すべきです。

最初、「合宿はなしになったのかな?」と思ってしまっていました。
皆さんの中では、「野口先輩とか小野尾とかいろいろ大変そうだな~」と思っていたかもしれませんが、私たちは「当たり前のこと」をしていただけです。

私はまだ正社員として社会に出たことはありませんので偉そうなことは言えませんが、私や優がやっていたことは「当たり前のこと」です。そういうのができないと、きっと社会に出て、しっかり働くこともできないと思います。

そしてこれは秋田君だけに言っているわけではなく、やはりみんなも主体なのですから、「一体合宿はどうなってるんですか!」と声を発するべきです。

武彦が質の高い、考えさせられるメーリスを流してくれますが、このくらいもできないようであれば、武彦のメールも無駄になってしまっているような気がしてなりません。

まだ他にもありますが、細かいのでザッと概要をまことに勝手ながら話させていただきました。

以上です。

小野尾

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小野尾先輩ならびに通訳・翻訳課程の皆さんへ
 重要な情報を共有せず、本当にすみませんでした。以下の情報が現時点での詳しい情報となります。

九嶋 亨

当日のスケジュール
初日(29日)
10時50分 JR成東駅前集合(*各レポートのコピー)
11時 ホテル浪川荘から出た無料送迎バスに搭乗 11時20分前後 ホテルに到着予定 
12時 昼食
13時~18時 自己紹介およびプレセンテーション(随時休憩)
夕食 19時~20or21時 プレゼン続き/終了次第、各自スピーチ準備・就寝


2日目(30日)
8時 朝食
9時~11時 通訳演習
12時 昼食 
13時~18時 通訳演習(随時休憩)
18時 夕食(BBQ)
19時~20or21時 通訳演習/終了次第、懇親会(飲みすぎ注意、平和に酔いましょう)


3日目(31日)
8時 朝食
9時~11時 通訳演習、反省会
       記念撮影


値段の内訳
 全日程参加する方 6,825円×2泊+1,050円(BBQ代)+525円=15,225円
2日目に帰る方 6,825円
 2日目から参加する方 6,825円+1,050円(BBQ代)+525円=8,400円


プレゼンのトピック
 「韓国の格差社会」4年 飯沼朝子
 「武器輸出規制」4年 九嶋 亨
 「フェア・トレード」名古屋大学 岡本佑子
 「憲法九条」名古屋大学 可須未 奈緒
 
体験談
 「ドイツ技能五輪のボランティア通訳を通して感じたこと」笠原 綾花、椿 花緒里  


参加メンバー
神田外語大学 柴原先生
       小野尾先輩
       九嶋 亨
       飯沼 朝子
       奥原 来未
       笠原 綾花
       椿 花緒里
       橳島 愛美
       チャド・クリステンセン
       設楽 龍一
       小松 悠
       
名古屋外語大学 O.U.(国際ビジネス専攻)

           K.N.(英語専攻)

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柴原先生、通翻課程の皆さん

こんにちは、椿です。
報告が遅くなってしまったのですが、秋田先輩がメールに書いてくださったように私も合宿でプレゼンをします。
テーマは技能五輪についてです。

通訳練習用のプレゼンではなく、技能五輪での経験やそこで学んだことなどについて話すつもりです。
よろしくお願いします。

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通翻課程のみなさん

指摘してくれた小野尾君に感謝。

即対応してくれる九嶋君に感謝。

すぐリアクションを返してくれる椿さんに感謝。

すぐリアクションは返せなかったけれど、何とかしたいときっと思ってくれている人にも感謝。

お互い足りないところはたくさんあるだろうけれど、だからこそ指摘しあい、磨き合いましょう。

仲間なんだからね。

柴原 智幸

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小野尾です。

秋田君、かおり、ありがとう。

いろいろと把握することができました。

技能五輪の話楽しみにしておきます!
もちろんその他のプレゼンもです。

今の時期はレポートやらなんやら大変だとは思いますが、最後の週、気合入れて頑張りましょう。

小野尾

みんなにシェア。fr​omミャンマー [お知らせ]

みなさん。こんにちは。
ミャンマー在住の小沼です。

ちょっと友人の活動を紹介したく連絡しました。

以前、僕の大切な友人を通訳法の授業に招き(4月かな?)、少し留学についてなどを話してもらいました。その中で友人があるアイディアを話していたんですが、それがわずか三ヶ月でここまで形になりました。

http://naiic.net/workshop2013_08/

こういった行動力がみんなにないところだろ思うので参考にしてみてください。0から1を作るというか、人に言われたことじゃなくて、自分で考えて動くというかなんというかそういったもの?
先生に言われてたことをやるいい子ちゃんじゃだめだよ。みんな優等生すぎ。失敗してください。と説教っぽくなってしまいました。

続きを見たい人は僕に連絡ください。続きのリンクを送ります。

小沼

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小沼君

これ、4月に私の通訳法の授業でお話してくれた方の活動ですよね?すごいなあ。

「0から1を作る」ということ、それは本当に大切で、でもなかなか出来ないことだと思うんですよ。
当然そこには、「模範解答」はないわけで、でも「解あり学習」に過剰適応してしまっている人間にとっては、その模範解答のなさに不安を覚えるのかな、と思います。

ホント、みんな「良い子」だからなあ。良い意味でも、その反対の意味でもね。

常に「こう動くのが正解、ってことでいいスか?」と上目使いみたいな感じで行動しているような印象がある。まあ、そういうところは私だって人の事は偉そうに言えませんけれども。

でも、なんて言うのかなあ、若いんだから、情熱に任せて「俺はこういうのが良いと思うんだーッ!」と突っ走っても良いんじゃないかな、と思うんですよね、たまに。あとの始末は、私のようなおっさんたちに任せてさ。

コケても良いじゃないですか。コケるってことは挑戦したことです。今の立ち位置から一歩踏み出そうとしたということです。そして、生きていくっていうことは、コケようが何しようが、未知の世界へと足を踏み出し続けることだと思うんですよ。

一緒に思い切り生きて行こうじゃないですか、皆さん。

柴原 智幸

PS
しかしあれだね、小沼君、どんどんスケールが大きくなって行くなあ。実に頼もしいです。休学が終わって復学してから、ウチの大学という入れ物が、小沼君にとってどう感じられるのだろうか、などと思ってしまいます。

合宿のプレゼンについ​て [合宿・勉強会関連]

合宿に参加する皆さんへ 

 どうも、秋田です。皆さん、テストお疲れ様です。私は、小型武器問題について発表します。名古屋外語大学のお二方は、憲法九条、フェアトレードを発表するとのこと。
当日も頑張りましょう。

九嶋 亨

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合宿に参加する皆さんへ 

連投してすみません。他にプレゼンしたいというメンバーがいたら、大至急連絡お願いします。

九嶋 亨

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九嶋君

これ以外のプレゼントピックは、どうなってましたっけ?試験期間と重なるので大変かなと思うのですが、事前に資料がもらえれば、一通り目を通しておきますよ?

柴原 智幸

民主主義を衆愚政治にしないために [お知らせ]

灘高校の木村達哉先生からは、ここ数年様々な刺激をいただいているのですが、教え子であるTehuさんもすごいです。「この親にしてこの子あり」という感じですね。

まあ、以下のリンクから7月19日付のエントリをお読みください。

「投票に行かない若者の皆さんへ。」
http://blog.allnightnihon.com/?p=327

Tehuさんの意見に、賛成する人も反対する人も、もちろんいると思います。でも、こうやっていろいろ学んだうえで、自分なりの判断を下して、それをしっかりと伝えている。これこそがコミュニケーションの神髄じゃないでしょうか。本当に立派だと思いますし、将来が楽しみです。

選挙権を持っている通翻課程の諸君、まだ行っていない人は、ちゃんと行こうね、投票。もちろん私も行ってきます。

柴原 智幸

通訳を行なうにあたっての心構え [コラム]

卒業生であり、昨年の名古屋外語大の通訳コンテストで全国3位に入賞した小野尾君が、「通訳を行なうにあたっての心構え」を通翻課程MLでシェアしてくれました。

だいぶ日程が経ってしまってすみませんが、これもブログでさらにシェアします。私の伝えたことを実によく理解している一方で、小野尾君独自の工夫も随所に見られる、非常に良い指針だと思います。これぞ出藍の誉れですね。

小野尾君は先日、実際に通訳を行なう機会があって、大分もまれたようです。いろいろあると思いますが、通訳を取り巻く環境自体が刻々と厳しいものになっているのは間違いありません。

しかし、大切なものはそうは変化しないものです。みんなで一緒に頑張りましょう。

柴原 智幸

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みなさんこんばんは。
小野尾です。

今日は諸事情で書いた「通訳の心構え」を皆さんにシェアしたいと思います。

通訳をこれから勉強する学生向けに、簡潔に書いたものです。

短いので、もし何かあればレスポンスいただけるとありがたいです!

***

「通訳を行うにあたっての心構え」

1 通訳とは

オリジナルのメッセージを正確にくみ取り、それを別の言語で効果的に再表現すること

・英語と日本語の通訳の場合、「オリジナルのメッセージ」と「別の言語」が日本語⇔英語になる。

・「正確にくみ取る」とは「正しく理解する」ことである。

・「効果的に」は「わかりやすく」になる。

・「再表現する」とあるが、通訳は言語の置き換えではないので、「再表現」という言葉を使っている。

2 「お役に立てるか」がポイント

・通訳はサービス業であるため、「人のお役に立つ」ことをしっかりと考えていかなければならない。

3 堂々と通訳する

・一番大切なことは、声を大きくはっきりと出すことである。ボソボソ話すのは厳禁。

・自信を持つことが大事である。センテンスの最後を?の形で終わらせない。自分の通訳が聴衆にとってスピーカーの発言を理解する唯一のものだということを理解する。自信なさげに通訳をすると、聴衆が不安になりスピーカー・オーディエンス間のコミュニケーションを妨げてしまう。
→「通訳者はコミュニケーションの架け橋」

5 ノイズを入れない

・通訳をする前、もしくは通訳の間に「あ~」などのノイズをできるだけ入れないようにする。
→聴衆にスピーカーが話している内容が伝わりにくくなってしまうため

6 くだけた表現・省略語を使わない

・英会話の中では、you knowやlike、gonnaなどを使う場合があるが、通訳時は絶対に入れない。

7 「相手が何を言いたいのか」を意識する

・通訳では、細かい箇所も基本通訳をしなくてはいけないが、一番大切なのは「相手が何を言いたいのか」ということである。ワンワードにこだわらず「全体像」を見ること。

8 verbalな部分だけでなく、non-verbalな部分もくみ取る

・先にも述べたが、通訳は言語の置き換えではない。そして「相手が何を言いたいのか」を意識しなくてはならない。したがって、言語的な部分だけでなく、声のトーンや言葉使い、声の大小などにも意識してスピーカーの気持ちをくみ取れるよう意識しながら通訳を行うように心がける。

9 通訳で重要な3つの基礎体力(英語⇔日本語通訳の場合)

日本語力・英語力・知識量

・使用言語である日本語・英語の力が高くなければ通訳はできない。しかし、それだけではなく知識量も非常に大切な部分である。自分の全く知らない分野を日本語もしくは英語で聞いた場合、単語はたとえ全て拾えたとしても内容が頭に入ってこないはずである。内容が自分の頭に入ってこないのに、別の言語でリスナーにわかりやすく伝えることは不可能である。したがって、普段からさまざまな分野の知識を貪欲に吸収し、どんな内容の通訳にも対応できるようにする心構えが大切である。

また、あるスピーチで多少自分の知らない単語がでてきた場合でも、知識があり、内容がわかっている場合は話を予測できるため、言語能力不足を補うことができる。

10 通訳者はピアニスト?

・ピアニストは右手だけ器用でもピアノを弾くことはできない。両手が器用でもピアノはまだ弾けない。両手が器用であり、かつピアノを弾くためのトレーニングをつみ、それを弾くにあたっての心構えを持っているものがピアニストになることができる。したがって、日ごろから日本語力・英語力・知識量の向上を図るとともに、トレーニングを積むこと、さらには「通訳とは」を問い続けることが大切である。

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Dear, Mr. Onoo
T&I fellows

My first impression was that "These 10 points are ‘the basic of basics’".
Each and every one of us has already been taught this by Professor Shibahara, and you may think it’s only a "re-run" of what Professor has told us. I dare say, however, basics are most precious treasure. We must note the 10 advices on our heart firmly and, must go back to the basics anytime.

P.S.
When you find mistakes in my English, do let me know.

Cordially,
Ryuichi Shitara

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Hello, Shitara-kun and T&I members

As you mentioned, it is necessary for us, at some stage, to reconsider and tell what we have learned if we could succeed in corroborating what Professor Shibahara explained.

I have studied interpreting and translating for more than four years, and this time I gained the chance of mentioning my interpreting experiences and the notion of what is interpreting to my friend.

I thought this is a good opportunity to broach the topic of basic notion and share what I am thinking when it comes to interpreting.

Furthermore, explaining something to the amateur is one of the most important and difficult things, so I tried to describe what is interpreting briefly and comprehensibly.

I hope I could get straight to the point and you think my paper is beneficial for the students who have not interpret yet.

Kohei Onoo

ニュージーランドから​こんにちは! [留学]

いろいろありまして、ブログの更新が滞っておりました。申し訳ございません。先週末、鳥取に帰ってエネルギーを補給してまいりました。何とかかんとか、復活です!

さて、ニュージーランド留学中の松崎さんから、留学レポートが届きました。異文化コミュニケーションに関して興味深い洞察をしています。ぜひお読みください。

柴原 智幸

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みなさん、ご無沙汰しております。ニュージーランドから松崎です。

早いものでわたしの留学も折り返し地点に差し掛かりました。

日本のみなさんはそろそろ学期末が近づいてきて課題やテストの準備で忙しい頃でしょうか?こちらでは少し前に前期が終了して休みに突入しました。そして来週の月曜日から後期の授業が始まります。

今回は前期の留学で感じた事、そして後期から留学に行く人に向けたアドバイスなどをみなさんとシェアしたくてメールをしました。Wordにまとめたので時間があったら是非目を通していただけると嬉しいです。

それではテストやレポート頑張ってください!

松崎陽香

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•授業について

こちらでは4枚のpaperを取りました。そのうちの3つはEnglish for Academic Studiesというもので、bachelorに進む予備段階のようなもので終了するとCertificateが発行されます。このpaperではresearchの仕方、プレゼンなどを学びました。全体的には英語圏以外の出身の人が多かったですが、中にはニュージーランド人もいました。

この授業ではacademic essayの書き方やreference、researchの仕方についてとても詳しく学ぶ事ができてとてもためになりました。

もう1つのpaperは以前のメールでも紹介したIntercultural Competenceというpaperです。この授業は学部の授業なので、他の3枚のpaperに比べて難易度が高かったです。ですが、その分一番興味深いものでした。ざっくり言うと、Interculturalになるにはどうしたらいいのか、というのが授業のテーマです。文化の違いを学ぶというものですが、ただ知識をつけるという講義型の授業ではなく、クラスメイトや先生とのinteractionやdiscussion, experimental learningを通じて多文化を理解していくというものでした。また、それらを通して自分自身のidentityを深く見つめ直すというのもこの授業の大きな目的でした。いわゆる、「解なし学習」というのがこの授業にぴったり当てはまると思います。

この授業では、つねにWHY?と自問自答しなければなりませんでした。例えば、
http://www.youtube.com/watch?v=AIQH_msbZ2o
いきなりこのYoutube動画を見せられて、これを見てどう思ったか、またもしあなたがこのビデオクリップの日本人男性/オーストラリア人女性の立場だったらどう振る舞うか、グループでディスカッションをしてください、という回もありました。

わたしが初めに思ったのは、「オーストラリア人の女性は約束の時間に遅れてくるし、格好もカジュアルすぎるし車はジープだし、名刺も雑に扱っていてとても失礼だ。」というものでした。そして、何故そう思ったのかと聞かれ、わたしは「日本では(特にビジネスなどの大切な場では)相手を待たせるのは失礼にあたるし、服装も気を遣わなければいけない。そして、名刺は普通両手で受け取るものだから。」と答えました。

しかし、先生の話やグループディスカッションを通して気づいたことは、わたしのこの最初の考えは、日本人の文化、価値観を押し付けていることになるということです。確かに、日本で日本人同士で、しかも日本のビジネス場面であのオーストラリア人女性のように日本人が同じことをしたらとても失礼にあたるかもしれません。

ですが、日本人男性はオーストラリアという外国にいるわけです。そして、それぞれ異なる文化を持っています。オーストラリア人女性にとっては名刺を交換する文化もありませんし、名刺を両手で受け取らなければ失礼にあたるという文化もありません。なので、異なる文化を理解して、お互いに歩み寄ることが大切なのだと気づきました。どうしても、人間はethnocentricになってしまいがちですが、必ずしも自分の文化の中で当たり前なことが他の文化でもそうだという訳ではありません。

ディスカッションの中で興味深かったのが、あるほとんどのクラスメイト(英語圏出身)が日本人男性が荷物を車に入れる時にオーストラリア人女性を手伝わなかったのがとても失礼にあたると思ったということです。また、車の中で女性が男性にとてもゆっくりな英語で話しかけたのも、「アジア人はあまり英語を上手に話せないという先入観や偏見からきているのではないか」ということもクラスメイトが言っていました。

他にも、P time/M time、Uncertainty Avoidance, High power distance, ethnocentric……(とても興味深いので、みなさんgoogleで検索してみてください!)など色々な理論をexperimental learningを通して学びました。
以前も言ったように、わたしのいるオークランドはとても国際色豊かな都市で、大学もいろいろな人種の人がたくさんいます。もちろんクラスも様々なバックグラウンドを持つ人がたくさんいます。なので、色々な意見を聞く事ができてとても楽しかったです。

この授業を受けて一番思ったのが、日本は単一民族国家で多文化と触れ合う機会がとても少ないので、日本にいるとどうしても日本の常識は世界でも同じと思ってしまいがちということです。そして、文化が違えば習慣、価値観もすごく大きく変わります。将来、多国籍の人々と一緒に仕事をするには、そういった習慣や価値観の違いを理解して、お互いに歩み寄ることがとても大切だと感じました。

全体的に、ライティングはそこまで苦戦したという感覚はありませんが、グループディスカッションやオーラルプレゼンはなかなか苦戦しました。特にグループディスカッションでは、やはりネイティブスピーカーの話す速さについていくのは最初のうちは大変でした。そして、自分の意見を言うのも、なかなか怖じけずいてしまったり、細かいところまで上手く伝えられずにもどかしい思いをしたりすることも何回もありました。ですが、間違えてもいいのでどんどん自分から積極的にディスカッションに参加するのが一番大切だと感じました。


•これから留学するみなさんへ

3年生の中にはこの夏からアメリカに留学する人がたくさんいると思います。また、2年生のみなさんの中にもこれから留学を考えている人もいると思います。そんなみなさんへ、ここまで半年の留学生活を終えた私から少しだけ伝えておきたいことがあります。

1つ目は1日1日を大切に過ごしてほしいということです。留学生活は予想以上にあっという間に過ぎてしまいます。わたしも気づけばもう半年が過ぎてしまいました。毎日目標を持って大切に過ごしてください。わたしも、壁に目標を貼って意識するようにしています。

2つ目は失敗をたくさんすることです。わたしも最初の頃は失敗するのが怖くて授業などでもなかなか発言が出来なかったり、失敗を恐れてなかなか積極的に話せないことがありました。ですが、1つ気づいたことは、失敗すれば失敗した分だけ覚えるし、英語も上達するのが早いということです。また私は仲の良いネイティブの友達に、もしわたしの英語の使い方や発音が間違っていたら出来るだけ直してもらうようにお願いしているので、そういうことを頼むのもありだと思います。

勉強面についてのアドバイスは、単語力をつけること、あとはリスニング力(速いスピードについていけるように)をつけることです。やはり、単語が分からなければ相手が何を言っているか理解できないので、単語力は必須です。また、前回のメールでも書いた通り、とにかく最初の頃はとてもネイティブの話す速さに圧倒されると思います。なので、日本にいるうちからBBCやCNN、あとはTED Talksなどを常に聞いて耳を英語に慣らすことをおすすめします。

また以外と盲点なのは日常会話の口語表現です。やはり友達同士ではスラングやくだけた表現を使うことがとても多いです。もちろん、最初はアカデミックな表現を学ぶのが一番ですが、時間のある時にそういった口語表現もおさえておくと友人とスムーズにコミュニケーションが取れるのではないかと思います。

また単語に関してですが、単語を知っているのと実際に使えるのとでは全く違うということをこっちに来て改めて感じました。なので、単語を覚えたら実際の会話で使ってみることがとても大切だと感じました。わたしは毎日分からなかった単語や英語で何て表現するんだろうというものをメモに取ってノートにつけています。そして、出来るだけ覚えた単語を日常生活で使うように心がけています。日々の積み重ねが大切だと思うので、是非単語ノートを作ってみてください。もちろん、これは日本にいても出来ることだと思います。

最後は、とにかく色々な人と積極的に関わるということです。
せっかく留学に来ているのだから、色んな国出身の人と積極的にコミュニケーションを取らなければもったいないと思います。

色んなバックグラウンドの人と関わることによって視野が広がることはもちろん、その人達との交流を通して自分と向き合うこともできますし、色んな角度から日本を見ることができると思います。

少しオフトピックになってしまいますが、例えば、ニュージーランドで日本文化はとても人気があります。寿司屋や日本食レストランが街のいたるところにありますし、日本のアニメやマンガが大好きな人がたくさんいます。ですが、とても驚いたことに、とても多くの人(日本語を大学で専攻していない人でも)が「変態」という言葉を知っていました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Hentai
これは日本のアニメやマンガ、ポルノの影響だと思われます。

また日本のアニメやマンガが好きな友人と話していてI’ve read Yaoi and Yuri books before.と言われ、What’s Yaoi and Yuri?と聞いたらThese are Japanese words. Don’t you know?!ととても驚かれました。ネットで調べるとちゃんと載っていました。試しに他のアニメ好きの現地の友達にも聞いてみたところ、ほとんどの人が知っていました。しかも、わたしは知らなかったと話すと、OMG, are you Japanese?みたいな感じでからかわれました。

やはり日本のサブカルチャーの影響はとても大きいのだなと実感しました。

まだまだ書きたいことはあるのですが、今回はとりあえずここまでにします。
また近いうちにワードにまとめてみなさんとシェアしたいと思います。

松崎陽香

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はるか、通翻のみなさんこんばんは。
小野尾です。

文化についての項目で語ることができる点があります。

この前、アメリカのインディアナ大学教授が早稲田に来て、私が所属する研究科へ講演しに来ました。そこでの話です。

教授の夫(イギリス人)のはシンガポールで働いていたそうですが、そこで面白い出来事があったようです。

ビジネスシーンにおいてシンガポールでは「ありがとう」を言わないらしいです。

どういうことかというと、その教授の夫が会社の上司だったそうで、部下に対して何かをやってもらう度にthank youと言っていたそうです。

しかし、thank youと言う度に「はっ?」という顔で見られるそうです。

しまいには、「thank youというなら給料あげろ」と言われたそうです。

どういうことかというと、シンガポールでは、上司は部下に命令するのは当たり前で、それに関して感謝の意を述べる必要はないとのこと。

逆にありがとうというと、extraの仕事をしているから「ありがとう」というのだ と認識されるようで、「給料をあげろ」と言われたらしいです。

このように、イギリスや日本では建前上相手をrespectする文化があるようですが、それが別の文化では全く通用しないという、良い例だと思います。

他にもまだまだありますよね。

まあいろいろ気づくと思うので、これからもどんどんメモして教えてください。

小野尾

近江アカデミー体験授業の様子です [コラム]

今年の2月に、名古屋の近江アカデミーで、近江誠先生にみっちり鍛えていただきました。その様子がアカデミーのサイトにアップされています。

いやあ、この動画を見ていると、当日の知的興奮がよみがえりますね。実に楽しかったです。

近江先生の指導にアップアップになる柴原を見てニヤニヤするもよし、近江メソッドの深淵をのぞいて深く肯くもよし、どうぞご覧ください。

上は40分ほどの動画、下は12分ほどの動画です。

中学校の教科書を使った指導(短い動画の方です)は、すぐにでも授業で使えるなあと思いました。

通翻のみんな、夏休みあたり、一度「名古屋詣で」に行きませんか?目からウロコだと思いますよ。
(そして、帰りには手羽先で一杯やりながら、みっちり反省会もしましょう!笑)

近江アカデミーへのリンクは、以下の通りです。
http://omi-academy.com/

柴原 智幸




English Cafe July, 2 [合宿・勉強会関連]

Good evening, T&I folks

I'll hold English Cafe tommorow

~Menu~

1, activity

2, duscussion
*topic
「the pros and cons of the system of granting credits for volunteer activities」
3,vocabrary quiz

I would be very pleased if you could come

Your continued support is appreciated and I am open to any suggestion for Cafe

Best regards,

Naoto

第4回プレゼン会 7月4日木曜日17:00~ [合宿・勉強会関連]

柴原先生、通訳翻訳課程の皆さん

こんばんは。いかがお過ごしですか?
自分はと言いますと、最近習志野市で事件が引き続き起こっているのに加え、先日は東京駅でハンマーで殴る殺人未遂事件がありましたが、その直後の現場に出くわしました。身近で事件が起こっているので、身の危険を感じます…。私を含め、特に夜の帰宅時などは皆さん気を付けましょう。

本題なのですが、第4回目のプレゼン会お知らせです。
日時:7/4 (木) 17:00~19:00
場所:4-302
以前から予告していたので、プレゼンをする人は準備していることと思います。もちろん、口頭で何か話すということも可ですし、聞くだけでもぜひ来てください。ちなみに私は、おそらく英語でプレゼンします。トピックはまだ秘密です。今回はあえてレジュメは作りません。が、単語リストは当日までに用意しますので、そちらに目を通していただければと思います。それと、今回私は通訳スクリプトを作りませんので、作ってくれる人は私に一声おかけください。また、その際単語リストとレジュメは前日までに流していただけると皆さん助かると思います。よろしくお願いします。


では、木曜日にまた会いましょう!

二年 大平 桃子

ミャンマーからの招待状! [お知らせ]

みんなー、

本当に夏休みは、ミャンマー来ちゃいなよー。8月20日までこっちにいるからどんどん来なさい。僧院で英語の先生としてボランティアもできるし、企業の方とも色々話せるし、現地の学生がミャンマー政府についてどう考えてるか聞くチャンスだよー。往復チケット5万で、一週間滞在してもホテル代1万くらいなんだからさ。座学もいいけど、現場でしか見れない物も多いぞー。

文句あるならミャンマーこい。

小沼

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通翻課程のみなさん

……ねえ、みんな。本当~に、誰か行きませんか?
と言うか、行きなよ。もったいないよ、本当に。

バイトなんか、いつでもできるでしょ?働くのは
大学卒業したらイヤってほどやるんだし。

金銭的にも、そんなに負担じゃないでしょ?

どうしても手持ちの資金が……という人は、
相談してください。お金だけがネックなら、
こんないい話をあきらめるのはもったいなさ過ぎます。

普通なら、いくらお金を積んでも、小沼君のような存在が
いなければ成り立たない話なんですよ?

小沼君がもう1週間ぐらい長く滞在しててくれれば、私も
イギリスから帰った後すぐに行きたいぐらいです。

外に!外に目を向けようよ!

若いんだから、今から効率やら損得やら年よりくさいこと
考えちゃダメだよ。それは私のようなおっさんから上の
世代に任せておきなよ。

良い意味で、型破りに、思い切りいろんなことを経験して、
そこから考えて、それをシェアして、さらに前に進んで
行きましょう!

頼むよ、みんな。通翻のメンバーだけは、小さくまとまって
欲しくないんです。スケールの大きな人になって欲しいんですよ。

思い切って飛び込んでみませんか?

柴原 智幸

「型」としての「文法訳読」方式 [コラム]

春風亭昇太さんが出演している劇を見に行った。昇太さんは実に芸達者な方で、演じたり歌ったり踊ったりと多芸ぶりを拝見した。しかし、やはり出色の出来だったのは、劇中劇で落語家として語った「小噺」。

「語り」の次元が違った気がした。昇太さんだけの力ではなく、江戸の庶民の語り口とか、落語が連綿と受け継いできたものの後押しを感じる。

決して昇太さんが力不足だなどと言っているのではない。そうではなくて、その背後にある「伝統」というか、「型」のようなものの力を感じた。それによって、もともと高い「語り」のレベルが、さらに高いものになっていると感じたのだ。

力のない人はそれなりに、力のある人でもさらなる高みに。「伝統」とか「型」とかいうものは、そうやって人の能力を引き上げる力があるのではないかと思う。

たとえば英語教育において、「文法訳読」は「型」のような役割を果たしていたのではないか。

「型」というと以前習っていた空手を思い出すが、フルコンタクトの流派だったので、普段の稽古では直接突き蹴りを叩きこみあうことが多く、型はほとんど練習しない。しかし、昇段・昇級試験では必ず型の審査があった。

確かに「型」だけでは実戦には対応できないのかもしれない。しかし、私のように運動が大の苦手だった人間でも、型の稽古を通して能力を引き上げてもらったという実感はあるし、黒帯の先輩方に伺っても、「新たにいろいろ見えてくるものがあって、型の稽古への興味は尽きない」ということだった。

文法訳読だけで英語「全体」には対応できない。それは当たり前のことだ。しかし、だからと言って完全に文法訳読を捨ててしまうのは、貴重な「型」、英語教育が培ってきた「伝統」を、あっさり捨ててしまうことにつながるのではないか。とても便利で、有効な「型」であり「伝統」であるのに。使わない手はないのに。

高校での「オールイングリッシュ」化など、英語で英語を教えるという非効率な(個人的にはそう思う)英語教育が広がりつつある今だからこそ、通訳・翻訳教育を通して、「文法訳読」の良い面を、英語教育に残して行こうと思っている。

本来、新たな指導法が導入されることは、それ以前の指導法の全否定には必ずしもつながらないはずだ。お互いの良いところを取り、短所を補い合ってアウフヘーベンしていくのが理想だと思う。

「オールイングリッシュは『法律だ』」という文科省関係者もいらっしゃると聞いたが、現場からそっぽを向かれては教育改革も何もあるまい、と思うのだが。

いかに巻き込んでいくか。教育も、教育改革も、基本は一緒だ。

そしてその効果的なツールとして、「型」的なものの存在は重視していくべきだと考えている。

木曜日にドイツへ出陣​します。 [活動紹介]

通翻のみなさん、こんばんは。
ご機嫌いかがでしょうか?

3月に技能五輪に通訳として参加することが決まり、いよいよ木曜日に会場のあるライプツィヒへ出発します。
明日は荷造りなどがありますし、早めに寝るので、メールで失礼ですが今のうちにあいさつを。

はじめに、技能五輪とは職業訓練の振興と国際交流を図りつつ、さまざまな技能を満22歳以下の若者たちが競い合う世界大会です。
技能といってもコンピューター関係から料理関係、車関係、大工関係、美術関係などさまざまです。
一昨年には松崎さんが前回のロンドン大会に通訳として行きました、
私が参加する職種(種目)はウェブデザインです。ウェブサイトやウェブアプリケーションのプログラミング、色彩やアニメーションなどの発想力、そして閲覧者へのより良いユーザビリティーやアクセシビリティーが求められます。

専門レベルの知識を得るのはとても大変ですが、普段何気なく使っているウェブの仕組みなどが分かって新鮮です。
言語とはプログラミング言語のように、人間だけでなくコンピューターで使われるものもあるんだと最近気づきました。



学生の身でこのように通訳としての役割を担えるのはとても嬉しく、同時に責任重大に感じます。
選手が全力で大会に臨めるようサポートする必要がありますし、エキスパートの方の会議にも通訳に入ります。

【エキスパートは、各参加国、各職種1人ずつ任命される競技課題作成者です。課題作成と同時に選手を指導・サポートします。】

自分にとってはこの通訳活動は大学生活の中で、そしていままでの生涯の中で、留学に並ぶ大きな試練です。
出発前なのに疲れがたまって週末に微熱が出てしまったので、まず肝心な時に倒れたりしないようにしっかり健康管理します・・・。

本番では何が起きるか分かりませんが、これまで学んできたことを存分に発揮していきます。
日本人として、KUIS生として、そして通翻生としての誇りを胸に臨みます!

みなさんとは2週間ほど会えなくなりますが、帰ってきたらぜひシェアしたいです。
7月9日(火)の朝に帰国予定です。都合が合えば桃ちゃん主催のプレゼン会でも話そうと思っています。

7月に入るとテストが近づいてきます。でも夏休みも近づいているので頑張りましょうね!
そして最近は天気が不安定なので、風邪をひかないように気を付けてください。(説得力なし)

それでは、行ってきます。おやすみなさい。

3年 笠原綾花

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あやか

不安な部分とかすごくあるだろうけど、あやかはそれを乗り越えていけると信じてます。
いってらっしゃい!

設樂

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柴原先生
通翻課程の皆さん

おはようございます。
そしてお久しぶりです。椿です。
最近あまりメーリスを流したり勉強会に参加出来たりしなくてすみませんでした。

昨日笠原さんがメールを送ってくれましたが、私も明日から7月9日まで、通訳ボランティアとしてドイツで行われる技能五輪国際大会に参加してきます。
私はグラフィックデザインの通訳として行ってきます。

今は緊張と不安が混じってとても変な感じなのですが、1月から準備してきたこと、そして今まで通翻で先生や先輩、みんなから学んできたことを100%出し切って一生懸命頑張りたいと思います!
帰ってきたら技能五輪を通じて学んだことや大会に参加しての感想など、皆さんにたくさんシェアできるようにいっぱい経験していっぱい吸収してくるので、楽しみに待っていてください!

2週間後にまたお会いしましょう!
それでは、行ってきます!

椿 花緒里

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柴原先生
通翻課程の皆さん

おはようございます。4年の廣田です。

私もIT Software Solutions for Businessの通訳として技能五輪国際大会(ドイツ・ライプツィヒ)に帯同してきます。

しっかりと職務を全うしてきたいと思います。

考えがまとまらず手短で恐縮ですが、帰国後に再度報告ができればと思います。

これから学期末で忙しいと思いますが、健康にはくれぐれも気をつけて頑張っていきましょう。

廣田亮介

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廣田君
通翻課程のみなさん

みんな頑張って来て下さい。特に廣田君は、通訳準備が非常に大変だったと
聞いています。次回以降、技能五輪の通訳を行なっていくうえでの大きな課題
ですね。

そういう部分も含め、思い切り経験して、次世代にしっかりと申し送りをして行って
もらえればと思います。

体に気を付けて、いってらっしゃい!

柴原 智幸

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椿さんから私宛に来たメールも、良いことがいろいろ書いてあったので、椿さんの了解を得てこちらで後悔しますね。

柴原

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柴原先生

おはようございます。椿です。
先週は突然授業を休んでしまってすみませんでした。
技能五輪の準備でばたばたしていて行けませんでした。

話は変わりますが、とうとう明日からドイツに行ってきます。
私は通翻に入って、先生から学ぶ楽しさと通訳の楽しさ、難しさ、そして通訳のやりがいをたくさん教えていただきました。

大袈裟かもしれませんが、もしも通翻に入って先生に出会っていなかったら、私は世の中のこと何も興味を持たず、何も知ろうとしないまま大学生活を送っていただろうし、本気で通訳になりたいとも思わなかったと思います。技能五輪に挑戦したいとも思わなかったと思います。

私が今こうしていられるのは、すべてそれらを知ることが出来たからですし、何より先生や先輩、同学年のみんな、そして後輩という一緒に学べる仲間がいて、通翻という存在があったからです。私にとって通翻は今もものすごく大切な存在です!

大会参加に当たり、以前はいろいろと不安なことがありましたが、今は少し楽しみな部分もあって、なんだかすごく不思議な感じです。

きっと大会中にうまく行かず落ち込むときがあると思いますが、1月から準備してきたこと、そして今まで通翻で先生や先輩、みんなから学んできたことを100%出し切って一生懸命頑張りたいと思います!

帰ってきたらみんなに技能五輪で学んだことや感想などたくさんシェアできるように、いっぱい経験していっぱい吸収してくるので、楽しみに待っていてください!

本当に今までいろいろとありがとうございました!
そしてこれからもよろしくお願いします!

それでは、行ってきます!

椿 花緒里

***

以前にも書きましたが、「教え『子』」と言いますけれども、孝行息子や孝行娘に囲まれて、私は本当に幸せです。教師冥利に尽きるなと思います。

今まで蓄積してきたものは、みなさんにすべて伝えていくつもりです。どうか大きく羽ばたいて、私が見られなかった世界を見て、考えて、新たな行動につなげて行ってください。

柴原 智幸

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笠原先輩、椿先輩、ひろちゃん先輩

頑張ってきてください!

帰ってきたら、是非話を聞かせてください。

楽しみにしています。
いってらっしゃいませ!

二年 小松

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あやか、かおる、ひろちゃん先輩

いよいよ明日ですね!
前に送ったメールと内容が重なってしまうかもしれませんが......

きっと今日まで、授業、課題、その他のことと技能五輪の準備を両立させるのはとても大変だったと思います。
そして慣れないドイツという土地で、しかも世界大会の通訳をするのはとても緊張することだと思いますし、
プレッシャーに押しつぶされそうになるかもしれません(実際わたしは一昨年の出発前は緊張と不安で押しつぶされそうでした)。

ですが、みなさんならきっと大丈夫だとわたしは信じています!
通訳の技術も大切ですが、わたしが前回参加して一番感じたことは、「少しでもお役に立てるように、一生懸命頑張る(通訳以外の面でも)」ということです。

大会中に、自分の思い通りに通訳や翻訳が出来ずに歯がゆい思いをすることや、辛くなることもきっとあると思います。

ですが、それも全て良い学びになると思います。

悔いの残らないように、全力で挑んできてください!

わたしも、今日最終プレゼンが1つ終わり、あとは明後日に1つ試験と最後のエッセイの提出があります。
わたしはニュージーランドで頑張るので、みなさんもドイツで頑張ってください!

あと、大会中はとてもハードスケジュールなので、体調管理に気をつけて頑張ってください。
特に、行きの飛行機の中はとても乾燥しているのでマスクを付けることを強くお勧めします。
あと、水分補給もこまめに(通訳者の商売道具の喉を大切に!)

みなさんの活躍、そして日本選手団の健闘を心から祈っています。

また帰国したら、感想などをシェアしてください!

それでは、いってらっしゃい!

松崎陽香

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小野尾です。

頑張ってくださいね!
まあいろいろ経験することができるのは幸せなことです。

いろいろシェアしてくださいね!

小野尾

P.S.
はるか、
かおる??笑

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ドイツへ馳せ参じる素晴らしい三人組へ

自分が言うのもなんだと思うけど、現場でしか体験できない貴重な経験を帰ってから僕ら国内組に良いショックを与えてもらえたら、鼻血出して喜びます。 とにかく、体調に気を付けつつ頑張ってください。 ファイト!!!!!!!!

九嶋 亨

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みなさん、そしてかおり、大変失礼しました!
急いでタイプしてしっかりと確認してませんでした。

すみません。

気を取り直して、いってらっしゃい!

松崎

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はるか、秋田君、小野尾先輩、小松君と皆さん

メッセージ、ありがとうございます!!

行ってきます。

廣田亮介

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みんながんばれ!!

小沼

英訳マンガ、面白いですよ [コラム]

わざわざ深刻にカミングアウトするほどのことでもないんですが、マンガが好きでして。

それで、留学中に日本のマンガやアニメが英訳されていることを知りまして、読んだり見たりしては、表現をノートに書きつけていました。中学・高校の頃に夢中になって読んだ「めぞん一刻」とか、偉大なマンネリ化するまでは好きだった、初期の頃の「ああっ女神さまっ」とか。BBCに勤め始めてから「エヴァンゲリオン」も吹き替えで見たのですが、あの作品だけは、いまだに日本語で見てないですね。

ま、それはともかく、ある程度の英語力がある方で、マンガやアニメが好きならば、英語版マンガや英語版アニメを使っていろんな表現を拾わない手はないのでは、と思うのです。でも、意外とメジャーになっていませんね、このやり方は。良いと思うんだけどなあ。大学のSALCにも、英語版のマンガがあったし。

特に「日本語→英語」の参考になるところが良いですね。大好きな作品ならなおの事、好きなセリフを「おおっ!こう訳すかあ!なるほどおっ!」と思いながら、のめり込んで読めること請け合いです。そして、そうやってインプットした英語って、使ってみたくなるんですよ。実際使ってみると、「斬れる」英語であることが多いので、ネイティブにも「おっ!?なかなかやるな?」って表情をしてもらえたりして。もちろんシチュエーションを間違えて大笑いされることもあるのですが、それはそれで語感を養う上で参考になるのです。

……てなことをこんな時間に唐突にブログで書いているのは、例によって原稿が書けずにのたうちまわっているからでして……。先日、今書いている原稿とは別の原稿で、英訳マンガについて触れたのをちょっと思い出して、「15分だけ!」と自分に言い聞かせて読んでおりました。

先日の原稿用に抜き書きした資料から、一部抜粋します。

***********

「坊ちゃんの時代」より

***

西洋をただ真似ようたって そうはいかねえさ
They're just trying to imitate the west, but they're not going anywhere.

だいいち 真似たところで どうもなりゃしない
In the first place, we may be copying it, but it's not going to do us any good.

***

古い日本を お好きだとおっしゃる
You say you love the old Japan.

個人の御趣味としては結構
At a personal level, that's fine.

しかしわれわれ日本人は あなたが愛しておられる古い殻を脱ぎ捨て 欧州に伍していくために 日夜努力しておるのです

But we Japanese are working very hard day and night to shed this old shell that you love so much and to be on a par with the European nations.

***

「図書館戦争」より

***

憧れてる人が図書隊にいるんです いつか会えたらあなたを追いかけてここに来ましたっていうんです だからこんなところで辞めません
There’s someone I aspire to be like. Someday when I see him again, I want to tell him that he inspired me. So I’m not going to give up just yet.

勝手にしろ!!
Do what you want!!

はいっ ありがとうございます 勝手にします
Sir. Thank you for your advice. I’ll do that.

***

あんた そんな奴じゃ ないでしょう!?
Is this who you are? I don't think so!

男だったら やなこと いつまでも 溜めこんでんな!
Don't keep stuff bottled up!

発散してこい 発散んん!!
Let it out like a man!

ケンカで発散 したけりゃ あたしがいつでも 相手になってやる
If you need to work it off, well, I'm here.

かかってこいやあ!!!
Bring it on!

***

俺が迎えに 来たかったのは 俺の勝手だ
It was my choice to come get you.

今のお前を 心配して当然だ 文句あるか
Of course I was worried about you. Do you have a problem with that?

**********

良い時代になったもので、英訳版もネットで簡単に購入できます。私はアマゾンUKを使ってますが、アメリカの方がマンガのラインナップはすごいですよ。Enjoy!

柴原 智幸

PS

さーてと、それでは仕事に戻りますか。よっこらせっと。

English Cafe, June 26 [お知らせ]

Good evening, T&I Folks

I'd like to hold English Cafe tomorrow.

~Menu~

1,Debate
☆topic
「Can the friendhip between men and women exist?」

2, English game


3, Vocabrary quiz


If you have any ideas for this cafe, please tell me.
Good night.
Naoto

技能五輪について [活動紹介]

留学中の松崎さんから、心強いメールがMLに流れました。渡独するみなさん、頑張って下さい!

柴原 智幸

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技能五輪に参加するみなさん

こんにちは、松崎です。
こんにちは、技能五輪の出発まであと少しとなりましたね。
みなさん準備の方はばっちりでしょうか?
きっとみなさん緊張や不安、期待、色んな気持ちが混ざっていると思うので、
すこしでも緊張をほぐせればと思い、メールをしました。

みなさん今まで勉強や色々なことで忙しい中、技能五輪の為に準備をたくさんしてきたと思います。
それでも、知らない土地で、しかも国際大会という大きな舞台で通訳をするのはとても緊張することだと思います。
不安でいっぱいだと思いますが、技能五輪という舞台に胸を借りるつもりで頑張ってください!

技能五輪の期間中には、なかなか通訳が上手くいかないことや、大変なこともたくさんあるかもしれません。
わたしも、期間中に何度も、自分の出来なさにいらいらして、落ち込んだこともありましたが、
一番大切なのはエキスパート、選手のために自分ができることを精一杯することだと思います。
なので、通訳だけではなく、エキスパートや選手の方への気配りもぜひ頑張ってください。

他国の選手やエキスパートの方と交流することで本当にたくさんのことが学べると思います。
また、他の職種の日本の通訳の方とも是非仲良くなって色々お話を聞くことをおすすめします。
大手企業の専属の通訳の方がまた今年も来ていると思うので、とても貴重なお話が聞けると思います。

みなさんの活躍、そして日本選手団の健闘を祈っています!
なにかあったらいつでもメールしてください!

わたしも来週は最終プレゼンやテストなどがあるので、しっかりと頑張ろうと思います。

松崎陽香

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