マオリ 入れ墨入浴拒否事件に関して [留学]

柴原先生、通翻のみなさん


連続メール失礼します。ニュージーランドから松崎です。

今回はニュージーランド関連のニュースを紹介するためにメールをしました。

このニュースがどれくらい日本で大きく取り上げられたのかは分かりませんが、おそらく多くの方がすでにご存知だと思います。

学会に出席するために北海道を訪れたニュージーランドの先住民族マオリの女性が、マオリの伝統的な入れ墨(Moko)を理由に温泉での入浴を拒否されたというニュースです。

英語、そして日本語両方の記事のリンクです。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/491172.html

http://www.japantimes.co.jp/news/2013/09/14/national/tattooed-maori-barred-by-bath-in-hokkaido/#.UjXxE7zrZPM

http://mainichi.jp/english/english/newsselect/news/20130913p2a00m0na018000c.html

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130913/k10014520861000.html

今回の記事について、考えさせられることがあったので、ワードにまとめました。

外国語、そしてコミュニケーションを学ぶ私たちにとって、今回の問題はじっくりと考えるべきものだと思ったので、多少長いですが、少し時間を取って読んで頂けると嬉しいです。

そして、みなさんの意見もシェアしてもらえればとても幸せです。

松崎


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初めてこのニュースを目にした時、とても悲しい気持ちになり、facebookで今回の記事をシェアして、自分の意見も載せました。すると、予想以上に多くの友人(日本、ニュージーランドなど色々な国の友人)がコメントを残してくれて、それを読んで更に考えさせられました。

まず、以下が私の投稿になります。

I’m really sad and angry to know the news that a Maori woman was refused to enter a Japanese public bath in Hokkaido because of Maori tattoo on her face. The news said that the Maori woman visited Japan, Hokkaido (North Island) to attend a lecture about Ainu language revival as a lecturer. After the lecture, 10 officials including her visited the Ainu museum and the public bath, however, she was refused to enter the public bath because of the tattoo on her face. In Japan, most public baths have signs, which say “No tattoos” and refuse entry of people who have tattoos. This is because tattoos in Japanese are associated with yakuza (Japanese gangster). Maori tattoos (Ta Moko), however, are totally different from what Japanese people think tattoos are. Maori tattoos show people's identity, family trees and social standings. The operator of the public bath argued that they have the sign, which says “No tattoos and drunken people” and they refuse anyone who have tattoos and who are drunken. They also insisted that they would like wide variety of customers to enjoy their bath but some people would be offended by tattoos. In the interview by NHK, she said that for her, Moko (tattoo) is similar to a family crest in Japanese kimono and that it’s important to understand that there are many people who have tattoos like her as their customs or traditions in the world. I’m really sorry about this happened on behalf of one Japanese. To be honest, before I came to NZ and knew about Maori Moko, I had no idea that Moko has very important meaning in Maori culture, and when I first saw Moko I was a bit surprised but now I really respect Maori culture and think its very amazing culture. I do understand that for some Japanese people who don’t know other culture (especially Maori culture), it could be a little surprise or maybe fearful, but I think they should not refuse the entry just because of Moko. From some news articles I’ve read about this issue, I can see two problems. One is that the operator of the public bath didn’t show respect to Maori culture. The other is the intercultural incompetence of the host of the Ainu event. The host knew that ten people from NZ (Maori) were coming and they would visit the public bath, so they should have told the operator of the public bath in advance about it so that the Maori people could enter the public bath. Or they could find another public bath for them before hand. I’m really sad and disappointed by this news. Japan has been officially chosen as the host country of the Olympics in 2020 so there will be higher possibility of more foreigners coming to Japan and enjoy public baths. So I guess it’s time for Japan to be more open and understand other cultures.

すごく悲しいニュースを見つけました。復興のイベントの講師として北海道に招かれていたニュージーランドの先住民、マオリの女性が、マオリの伝統的なモコ(入れ墨)を理由に温泉の入浴を拒否されたそうです。日本では入れ墨はやくざとの結びつきがあるというイメージから、温泉や銭湯にはよく“入れ墨の方の入場はお断り”と書いてあります。しかし、マオリのモコは日本人がイメージする入れ墨とは全く違うのです。マオリの人にとって、モコは伝統的文化に基づいた、その人のアイデンティティー、家系、社会的地位を表すものなのです。そのマオリの女性がNHKのインタビューで次のように言っていました。—わたしたちマオリにとってモコは、日本人にとっての着物の家紋のようなものです、世界にはわたしたちのように伝統や習慣として入れ墨をもつ文化があるということを理解するのも大切なのではないでしょうか。正直、わたしもニュージーランドに来る前はマオリのモコについてよく知りませんでしたし、初めて顔全体や体全体のマオリの入れ墨を見たときはすこし驚きました。でも、今では博物館に行ったり、マオリのイベントに参加したりしてマオリについて知るようになって、すごく素敵な文化だなと思ってます。もちろん、マオリ文化を知らない日本人の中には、モコを見て驚いたり、少し怖い印象を持ってしまう人がいるかもしれませんが、だからといって入浴を拒否して言い訳ではないと思います。入浴を拒否した温泉側に問題があるのも確かですが、アイヌのイベントを主催した側も、もう少し配慮が必要だったのではないかと思います。10人ものマオリ関係者がイベントで来日し、観光をすることが事前に分かっていたのなら、前もって温泉側に連絡をして入店を拒否されることがないようにすることや、他の温泉を見つけておくことだって出来たはずです。2020年の東京オリンピックの際には世界中から、日本とは異なる色々な文化を持った外国人が来日すると思います。今回の一件を機に、日本がもっと異文化に敬意を払える、オープンな国になることを本当に願っていますし、自分たちでそういった国にできたらいいなと思っています。

以上がわたしの投稿です。

これを読んでくれた友人の何人かが、コメントをしてくれました。
わたしと同じように、日本はもっとオープンになるべき、日本の入れ墨に対する考え方なども変えていかなければならない、とコメントをしてくれる人もいました。

しかし、中にはわたしと違った観点から今回のニュースを捉えた友人もいました。わたしは「マオリの入れ墨は日本人がもっている入れ墨のイメージとは全く異なるものだから、それを理由に入浴を拒否するのはどうかと思う」という意見でしたが、「入れ墨をしている人は通常温泉に入れない」という日本の慣習も同じく文化である、マオリの女性は日本に来ているのだから、その慣習に従うべきである、という意見も聞くことができました。また、今回のようにマオリの女性を例外として入浴させてしまうと、その後の線引きが出来なくなってしまう、そもそも、どんな入れ墨が“文化的なもの”なのかという概念も難しい、という意見もありました。1つ、確かにそうだな、と思ったのが、マオリの入れ墨は文化的なものであるが、もし“I love my mom”などと言ったポジティブな意味の入れ墨をしている人の場合はどうなのか?という意見でした。

友人からの色々な意見を聞いて改めて考えてみると、「温泉側はもっとマオリ文化を尊重するべきで、入浴を拒否したのはどうかと思う」というわたしの最初の考えは少し偏っていたのだなと思いました。

日本がいい意味でもっと異文化にオープンになっていくとこは必要だと思います。一番大切なのは、文化の異なる人々が、このような問題に直面した時に、どうしたらお互いの文化を尊重して、お互いが嫌な思いをせずに済むのかを考え、お互いに歩み寄ることだと感じました。そして、そういった解決策を見つけて行くことが、英語、異文化を学ぶわたしたちの役割なのではないかなと思います。

ニュージーランドに留学して、Intercultural competenceという異文化コミュニケーションの授業を前期、そして後期も取っています。その授業の中で、異文化コミュニケーションを学んでいますが、本当に異文化理解というのは難しいのだなと感じています。ですが、今回のマオリのニュースは日本人、そして私たち異文化コミュニケーションを学ぶ学生にとって、異文化理解とは何かを考えるとてもいい機会になったと思います。

もっと多くの人の意見を聞きたいと思ったので、Intercultural competenceの教授に今回のニュースを授業で取り上げてもらえないか頼んでみました。なので、もしかしたら今週、来週あたりの授業でクラスメイト、そして教授から色々な意見が聞けるかもしれません。もし聞けたら、またレポートにまとめるなどしてみなさんとシェアできればと思っています。

ニュージーランド留学中 松崎さんからメールです [留学]

みなさんお久しぶりです!
ニュージーランドから松崎です。

遊びメインの合宿、面白そうですね。わたしも是非参加したいです。
そしてくるみの意見に大賛成です。海外での授業は(授業の種類にもよりますが)、
学生と教員がお互いに作り上げるものになっていますよね。

なかなかネイティブに混ざって自分の意見を言うのは難しいですが、それでも頑張って食らいついていこうと思います。
そしてよく考えてみると、日本の授業はやはり一方通行的な要素が多いなと振り返ってみて感じます。
日本に帰ったら、もっと積極的に自分から授業をインタラクティブなものに出来るよに色々と質問をしたりしようと思いました。

話は変わって、先日久しぶりにキャンパスウェブを見ていたら面白いものを見つけました。
http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0515_0000001257.html
世界的に有名な社会言語学者J.K. Chanmbers氏が本学で講演「カナダ英語はアメリカ英語とどう違う?!」
こんな講演会があるそうです。
2つ講演があり、1つはもう終わってしまったようですが、26日にもう1回あるみたいです。
日本にいたら聞きに行きたかったです。
もしみなさんの中で講演会に行く予定の人がいたら、後で感想などをシェアしてもらえると嬉しいです。

こちらは後期の中間休みがちょうど昨日で終わり、留学もラストスパートになってきました。
後ほど他にもシェアしたかったものをまとめたレポートをメーリスで流したいと思います。

日本のみなさんも後期の授業が始まったところでしょうか?
みんな世界の色々な所に散らばっていますが、お互いそれぞれの目標に向けて頑張りましょう!


松崎

奥原さん、頑張っているようです [留学]

本来は合宿の話の流れなのですが、留学報告の色合いが濃いと判断して、こちらのカテゴリーにしました。MLに流れたものの転載です。

柴原

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柴原先生 通翻課程のみなさん

こんにちは、奥原です。

日本を発ってからもうすぐ1か月が経とうとしています。時間が経つのは早いですね。あと3か月したら帰国と考えると留学は本当に短い期間なんだなと感じます。

残りの生活も悔いのないようしっかり学んでいこうと感じる今日この頃です。

みなさんは後期の生活がいよいよ始まりましたね。こちら(ミネソタ)は9月に入ってからぐんと寒くなりました。今はフリースを着て過ごしています。(何人かの現地学生はまだ半袖短パンですが・・・ 笑)

そして、気候の変化についていけず、風邪を引きました(笑) 季節の変わり目は風邪を引きやすいので、みなさんも体調管理には十分気をつけて過ごしてくださいね。

留学生活や授業に関してのレポートは今まとめているので、もう少ししたらメーリスに流したいと思います。


今回、先生の提案した合宿に関して思うことがいくつかあったので、メーリスを流しました。

まず合宿に関してですが、とても面白そうですね!

みんなで楽しく学べるとてもいい機会だと思います。留学から帰ってきたら参加したいです。

また、先生がおっしゃっていたことでとてもうなずける点がありました。

~先生のメールから引用~

それがね、まあ、自分でもやらかしているので、ホントに偉そうなこと言えない
のですが、教室が「あなた教える人、私学ぶ人」みたいになっているのが
残念なんです。もっとインタラクティブにやってみたいな、と。みんなが考えて
いることも聞いて、そこに良い意味での突っ込みを入れてみたいし、
みんなにも私の考えに対して「こうも考えられますよ?」という突っ込みを入れて
ほしい。

集団として総体として、知的レベルを上げて行ければなあ、と思うのです。

まあ、少々理屈をこねまわしましたが、ようはこんなことを僕は考えていて、
椿さんも書いていたように、そういう「楽しい学び」こそ、海外の大学では
メインになっていて、日本にいるからと言ってそういうことをエンジョイしちゃ
いけないという法律はないわけで、それなら俺たちでやっちゃおうぜ!と、
そういうわけです。

~引用ここまで~


こちらの授業は”生徒主体の授業”であることをものすごく感じます。

生徒が発言しないと授業が進まない、内容が発展しません。

生徒が発言してその考えに先生が説明やフォロー、付け足しをして、それにまた他の生徒が発言して先生がまた話をしてが繰り返されてあっという間に1、2時間経ちます。

先生より生徒が話している時間の方が長いときもしばしばあります。

こちらに来て、生徒と先生で授業を作り上げているという印象を受けました。

今までの合宿でも、ある話題から派生して全然違う話題に発展したことがありましたが、楽しいと感じることが多々ありました。

ただ話を聞いているというよりみんなで意見を出し合った方がずっと楽しいと思いますし、後になって、”こんな話もしたなぁ”と記憶に残りやすいと思います。

今回先生が提案した合宿はそれがメインなので、よりインタラクティブで楽しいんだろうなと感じました。

話が上手くまとまっておらず読みづらい点もあると思いますが、以上私が感じたことです。

ではでは、お互い体調管理には気をつけて頑張っていきましょう!

奥原

フィンランドからこんばんは [留学]

ごめんなさい、「留学シリーズ」、まだありました。

柴原 智幸

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柴原先生、通翻課程の皆さん

こんばんは。椿です。
フィンランドから初めてメーリスを流します。
現在こちらは夜の11時を回ったところで、日本とはマイナス6時間の時差があります。日本はもうそろそろ朝になりますね。

早くも今日でフィンランドに来てから10日が経ち、最近はこっちでの生活にも慣れ、いろいろと楽しむ余裕が出てきました。
今日はこれまでの留学について短いですが簡単にまとめたので、皆さんにシェアしたいと思います。質問などあればぜひ聞いてください。

それでは、日本は毎日暑いみたいなので熱中症に気をつけてください。
おやすみなさい。

椿 花緒里

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フィンランド留学体験記1

椿 花緒里

・ユバスキュラについて
ヘルシンキから電車で約3時間のところにある町。地図で見ると、真ん中より少し下くらいのところに位置する。現代建築の巨匠、アルヴァ・アアルト設計の建築郡が有名で、ユバスキュラ大学のキャンパスは彼の代表作の一つでもある。また、人口の4分の1が学生ということで、学生の町としても有名。ショッピングモールがあるため、田舎ではないが、基本的には森と湖に囲まれた、自然豊かで静かな町である。

・寮生活
大学から自転車で約15分のところにある寮に、韓国人留学生2人と共同生活している。キッチン、シャワー、トイレは3人で共同だが、1人部屋があるためプライバシーはしっかりしている。(日本で言うシェアハウスみたいな感じ。) 部屋で一人勉強や読書に集中することもできるし、ルームメイトや他の留学生がやってきてみんなでおしゃべりしたりすることもできる。今のところ共同生活に特に問題はない。ルームメイトとは、食器や生活用品など足りないものをシェアしあったり、気付いた人が進んでゴミを捨てたり掃除をしたりしてうまくやっている。

・生活
ほとんど一人暮らしに近い。掃除、洗濯、料理などの家事はすべて自分で行う。これは留学生だけでなく、現地の学生も同様である。フィンランドでは、基本的に現地の学生も大学生になったら家を出て寮かアパートで一人暮らしをする。そのためか、日本の学生よりもフィンランドの学生はより自立している気がする。
移動手段は基本自転車で、大学、買い物、遊びなど、どこに行くにもいつも自転車を使っている。気温は最高気温20度、最低気温12度くらいで、もう秋のように肌寒い。もうすぐ雨期を迎えるらしく、現在はよく雨が降る(しかも突然)。そのため、びしょびしょになって帰ることもしばしば。

・大学
EducationやSocial Science、Sport、ITなど様々な学部がある。私の学部はHumanitiesで、専攻はIntercultural Communication。

・授業
授業は9月にならないと始まらないが、それまでに各自インターネット上で履修登録を済ませておかなければならない。留学生は基本的に自分の学部、学科以外の授業も履修条件がなければ自由に履修できる。私が登録した授業は、
① Academic English Communication1
② Globalization and Social Justice
③ Introduction to Intercultural Communication
④ Perspectives on the Finnish Society in Interconnected World
⑤ Each One Teach One
の5つ。①は留学生のための英語の授業、②・③は教科名のとおりグローバリゼーションや異文化コミュニケーションについて学ぶ授業、④はフィンランド社会やフィンランドの問題、フィンランドと世界がどう関わっているのかについて学ぶ授業、そして⑤は現地の学生とペアになってお互いの母語を教えあう授業である。この5教科で週4日、合計21単位。

・留学生
世界中の様々な国から多くの留学生が来ているが、中でもヨーロッパ(ドイツやイタリア)、アジアからの留学正が多い印象を受ける。英語の発音も様々。驚いたことに、今年は日本からの留学生が私を含め10人もいる。(京都産業大学4名、金沢大学2名、広島大学2名、神田外語大学2名)。また日本語を学んでいる現地の学生も多く、大学にはJYJYというフィンランド人の日本語サークルがあるほど。週1で放課後ミーティングがあり、一緒に勉強をしたりたまにBBQをしたりする。それ以外にも留学生同士の集まりがよくあり、留学生同士で交流する機会がたくさんある。英語のスピーキング、リスニング練習にとてもよい。

・フィンランドの印象
英語教育が世界トップクラスというだけあって、100%ではないが、ほとんどの人が英語を話せる。大学ではもちろん、レストランや駅でも英語が頻繁に使われている。そのため、何かわからなかったり困っていたりしても、英語を話せば多くの場合はわかってもらえる。
ただ、生活用品や食料品、標識や看板などはフィンランド語で書かれていることが多いため、苦労することもある。
また、フィンランド人は自然をとても大事にし、満喫している印象を受ける。冬になると寒くて暗くてあまり外出できないためか、この時期晴れた日にはみんな森の中をジョギングしていたり湖で泳いでいたりと、外でアクティブに動いている様子が多く見られる。フィンランドは自然と共存している社会な気がする。またゴミの分別が厳しいなど、日本よりも環境に対する意識も高い気がする。

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小野尾です。

報告読みました!

留学は少し慣れてくると、最初の感覚や面白い発見を自然と忘れてしまう傾向にあるため、このように感じたことをすぐレポートにしたり、日記をつけたりすると良いと思います。

ルームメイトといがみ合いをしないことも留学では大切だと思うので、うまくやっているようでなによりです。

頑張ってください。

小野尾

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通翻のみなさん、お久しぶりです。
笠原です。この通り元気でやってます。

日本は残暑が厳しいようですが、こちらは木の葉が少しずつ黄色くなってきています。
今日授業が始まったばかりなので、どんな内容かはまた報告します。

私は8月6日から3週間ほど、フィンランド講座を受けました。
KUISでいうトライ外国語にあたるものですが、進むペースが早く、土日を除いてほぼ毎日行われたのでかなり苦労しました。
最後の週にテストを受けたのですが、再テストを受ける人が多かったようです。
フィンランド語は活用や、語尾に特定のつづり(前置詞のような役割)を加えることが多く、辞書に載っている単語がそのまま使われることはあまり無いです。
動詞だけでなく名詞も、人名や地名も対象です。

たとえば「with Taro」は「Taron kanssa」、
「(私は) 東京(Tokio)に行く」は「Mä menen Tokioon.」となります。

また、フィンランドは動物愛護精神が強い国だと印象を受けました。
まずベジタリアンが多いです。チューターも、その彼氏もベジタリアンでした。
理由を聞くと、エコロジーのため、節約のため(実際お肉は高めです)、健康のため、などなどでした。
一度だけですが、学食で食事をしていたら「野菜を食べようよ」と見知らぬ男性に説得(?)されることもありました。

さらにあるフィンランド人の女性は、お肉を切ったナイフでチーズを切るのも嫌がっていました。
つまりお肉の脂がチーズにつくのがダメだったようです。
菜食主義の傾向が強めですが、もちろんお肉を食べるフィンランド人もいますし、食べて批判を受けたことはありません。

また、規定未満のサイズの水槽で魚を飼うのは違法だそうです。
具体的なサイズは分かりませんが、日本の金魚鉢サイズはアウトです。
なので金魚すくいでとった金魚をビニール袋に入れるのも、フィンランドではダメなんですね。

1ヶ月があっという間に過ぎたので、残りの留学正確もあっという間に終わりそうですが、
できることをやり尽して充実させようと思っています。

みなさん、残暑にお気をつけて、後期も頑張ってくださいね!
それでは。

笠原綾花

今日から約半年間、アメリカへ留学します。 [留学]

8月20日に流れたメール。許されよ、奥原さん!

これで留学関連はないかな?「私のはどうした!」というご指摘があったら、謹んで対応させていただきます故、ご一報くだされ。

柴原

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柴原先生、通翻課程のみなさん

みなさんこんにちは、奥原です。

今日から約半年間、アメリカへ留学します。
私が留学組の中で最後の出発になります。

これから様々なことを経験するかと思いますが、留学でしか学べないこと、机の上では学べないことを沢山吸収してきます。
留学組はお互い頑張ろうね!!
日本にいるみなさん、まだ暑い日が続くと思うので体に気をつけてお過ごし下さい。

ではまた半年後にお会いしましょう!!
行ってきます。

奥原

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奥原さん
通翻課程のみなさん

イギリス旅行中でメールの返信が滞って
しまいまして、申し訳ありません。

留学組の皆さんは、体に気を付けて思う存分
いろんなことを吸収してきてください!

こちらは午前3時。相も変わらず原稿を書いて
おります。明日の午後1時過ぎの飛行機で
日本に向かいます。

取り急ぎ

柴原 智幸

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留学組のみんな


うおお!
みんな頑張れ!
日本から応援してます。

設樂竜一

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頑張って、安全に帰ってきてくださいね。

小野尾

明日から留学に行ってきます [留学]

8月10日にMLに流れたメールです。椿さん、ゴメン!

柴原

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柴原先生、通翻課程の皆さん

こんにちは、椿です。
先日は合宿お疲れ様でした。
今回の合宿は参加人数が少なかったものの、各トピックについて深く学べたりたくさん通訳練習が出来たりと、とても充実していましたね。自分が知らない様々な分野の知識を得ることが出来たのも、とても楽しかったです。
お忙しい中、企画・運営して下さった秋田先輩、卒業後も通翻に積極的に関わって様々なアドバイスをして下さった小野尾先輩、本当にありがとうございました。

次回3月の合宿は国際会議を想定した通訳練習をするということで、今からとても楽しみにしています。しかし、それと同時に今よりもっともっと高い英語力と日本語力、豊富な知識量が求められると思うので、それまでに自分のレベルを上げていられるよう今から努力したいと思います。

本題に入りますが、明日から約半年間、私も笠原さんと同じくフィンランドに留学します。
本当は私も8月に入ってすぐに出発して、6日から始まったフィンランド語講座に参加する予定だったのですが、在留許可の到着が間に合わず、明日出発となりました。

授業が始まる9月まで何もないため、本当は早く行く必要はないのですが、あえて早く行ってそれまでの時間をあっちでしかできないようなことにたっぷりと使いたいと考えています。今のところフィンランド国内や首都ヘルシンキ、私が滞在するユバスキュラ市内を観光したり、現地の人と交流、現地の文化を体験したり、静かな寮で自分の勉強に集中したりしようと考え中です。

とにかく時間がたっぷりあるので、何か面白いことがあったら皆さんにメーリスでたくさんシェアしようと思っています。楽しみにしていてください。

帰国は1月9日なので皆さんにはしばらく会えませんが、それまで自分の目標に向かってお互い頑張りましょう。来年、成長した皆さんに会うのを楽しみにしています。

それでは、皆さんお元気で!行ってきます!

椿 花緒里

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Hello Kaori and T&I members,

I'm sure that you'll learn a lot and have precious experiences there.
Please take good care of yourself especially because it is very cold over there.

I'm looking forward to listening to your experiences!

Have a safe flight and see you in next year.

p.s. my laptop was broken and I'm using a pc at uni so I can't type Japanese, sorry.

Best regards,
Haruka

出発、明日になりまし​た [留学]

通翻のみなさん、こんにちは。
3年の笠原です。

おととい在留許可が届き、昨日航空券を買い、明日出発になりました。
なんとか予定通りに行けそうです!

技能五輪から早くも一ヶ月がたち、いよいよフィンランドへ留学です。
明朝早くに家を出るので今日のうちにあいさつを。

留学しようと思ってる人は、在留許可や保険など、早めに手続きを済ませた方がいいですよ…。
自分のように慌ただしい夏にならないように(笑)

KUIS、通翻に入って早くも3年目。柴原先生をはじめ、先輩方や仲間たちのおかげでここまできました。
心から感謝申し上げます。

後期留学組先発、すこし不安ですが、この身をもっていろんなことを吸収しようと思います。
留学組はお互い頑張ろう!

日本はまだまだ暑い日が続きますが、熱中症などには気をつけてくださいね。

帰国は一月中旬の予定です。良いお年を!
そしてごきげんよう、行ってきます。

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笠原さん

いよいよですね!英語力の面でも、何より知的好奇心の面でも、
全く心配していません。

慣れない生活が始まりますから、体にだけは気を付けて、
元気いっぱいに暴れまわって来て下さい。

一回り成長した姿を見るのを楽しみにしています!

柴原 智幸

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あやか

小野尾です。

技能五輪もあり合宿もあり、あわただしい中で出発ですね。

ぜひたくさん学んでいろいろ教えてください。

がんばって!

小野尾

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あやか

松崎です。
いよいよですね!
きっとたくさんの学び、出会いが待っていて、充実した留学生活になると思います!
わたしは後期が始まって一週間が経ち、忙しさと寒さで風邪を引いて辛い思いをしているので
本当に体調管理にだけは十分気をつけてください。

アメリカ組もそろそろ出発ですかね?
地球の色々なところで通翻のみんなが頑張っていると思うと、
わたしも負けずに頑張らなくては!とやる気が出ます。

お互いが成長して、また来年会えるのを楽しみにしてます!
Have a safe flight!

松崎陽香

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あやか

いってらっしゃい!!
これから寒くなるだろうから、身体に気を付けてね。
落ち着いたらまた連絡ください。

ぬで島

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あやか

行ってらっしゃい!もう今頃は飛行機の中かな?
私も先週から学部の授業が始まって、
やっと留学本番を迎えたような気持ちでいます。
楽しいことも辛いこともたくさん経験して、
お互い成長した姿でまた会う日を楽しみにしてます!

志村明純

ニュージーランドから​こんにちは! [留学]

いろいろありまして、ブログの更新が滞っておりました。申し訳ございません。先週末、鳥取に帰ってエネルギーを補給してまいりました。何とかかんとか、復活です!

さて、ニュージーランド留学中の松崎さんから、留学レポートが届きました。異文化コミュニケーションに関して興味深い洞察をしています。ぜひお読みください。

柴原 智幸

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みなさん、ご無沙汰しております。ニュージーランドから松崎です。

早いものでわたしの留学も折り返し地点に差し掛かりました。

日本のみなさんはそろそろ学期末が近づいてきて課題やテストの準備で忙しい頃でしょうか?こちらでは少し前に前期が終了して休みに突入しました。そして来週の月曜日から後期の授業が始まります。

今回は前期の留学で感じた事、そして後期から留学に行く人に向けたアドバイスなどをみなさんとシェアしたくてメールをしました。Wordにまとめたので時間があったら是非目を通していただけると嬉しいです。

それではテストやレポート頑張ってください!

松崎陽香

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•授業について

こちらでは4枚のpaperを取りました。そのうちの3つはEnglish for Academic Studiesというもので、bachelorに進む予備段階のようなもので終了するとCertificateが発行されます。このpaperではresearchの仕方、プレゼンなどを学びました。全体的には英語圏以外の出身の人が多かったですが、中にはニュージーランド人もいました。

この授業ではacademic essayの書き方やreference、researchの仕方についてとても詳しく学ぶ事ができてとてもためになりました。

もう1つのpaperは以前のメールでも紹介したIntercultural Competenceというpaperです。この授業は学部の授業なので、他の3枚のpaperに比べて難易度が高かったです。ですが、その分一番興味深いものでした。ざっくり言うと、Interculturalになるにはどうしたらいいのか、というのが授業のテーマです。文化の違いを学ぶというものですが、ただ知識をつけるという講義型の授業ではなく、クラスメイトや先生とのinteractionやdiscussion, experimental learningを通じて多文化を理解していくというものでした。また、それらを通して自分自身のidentityを深く見つめ直すというのもこの授業の大きな目的でした。いわゆる、「解なし学習」というのがこの授業にぴったり当てはまると思います。

この授業では、つねにWHY?と自問自答しなければなりませんでした。例えば、
http://www.youtube.com/watch?v=AIQH_msbZ2o
いきなりこのYoutube動画を見せられて、これを見てどう思ったか、またもしあなたがこのビデオクリップの日本人男性/オーストラリア人女性の立場だったらどう振る舞うか、グループでディスカッションをしてください、という回もありました。

わたしが初めに思ったのは、「オーストラリア人の女性は約束の時間に遅れてくるし、格好もカジュアルすぎるし車はジープだし、名刺も雑に扱っていてとても失礼だ。」というものでした。そして、何故そう思ったのかと聞かれ、わたしは「日本では(特にビジネスなどの大切な場では)相手を待たせるのは失礼にあたるし、服装も気を遣わなければいけない。そして、名刺は普通両手で受け取るものだから。」と答えました。

しかし、先生の話やグループディスカッションを通して気づいたことは、わたしのこの最初の考えは、日本人の文化、価値観を押し付けていることになるということです。確かに、日本で日本人同士で、しかも日本のビジネス場面であのオーストラリア人女性のように日本人が同じことをしたらとても失礼にあたるかもしれません。

ですが、日本人男性はオーストラリアという外国にいるわけです。そして、それぞれ異なる文化を持っています。オーストラリア人女性にとっては名刺を交換する文化もありませんし、名刺を両手で受け取らなければ失礼にあたるという文化もありません。なので、異なる文化を理解して、お互いに歩み寄ることが大切なのだと気づきました。どうしても、人間はethnocentricになってしまいがちですが、必ずしも自分の文化の中で当たり前なことが他の文化でもそうだという訳ではありません。

ディスカッションの中で興味深かったのが、あるほとんどのクラスメイト(英語圏出身)が日本人男性が荷物を車に入れる時にオーストラリア人女性を手伝わなかったのがとても失礼にあたると思ったということです。また、車の中で女性が男性にとてもゆっくりな英語で話しかけたのも、「アジア人はあまり英語を上手に話せないという先入観や偏見からきているのではないか」ということもクラスメイトが言っていました。

他にも、P time/M time、Uncertainty Avoidance, High power distance, ethnocentric……(とても興味深いので、みなさんgoogleで検索してみてください!)など色々な理論をexperimental learningを通して学びました。
以前も言ったように、わたしのいるオークランドはとても国際色豊かな都市で、大学もいろいろな人種の人がたくさんいます。もちろんクラスも様々なバックグラウンドを持つ人がたくさんいます。なので、色々な意見を聞く事ができてとても楽しかったです。

この授業を受けて一番思ったのが、日本は単一民族国家で多文化と触れ合う機会がとても少ないので、日本にいるとどうしても日本の常識は世界でも同じと思ってしまいがちということです。そして、文化が違えば習慣、価値観もすごく大きく変わります。将来、多国籍の人々と一緒に仕事をするには、そういった習慣や価値観の違いを理解して、お互いに歩み寄ることがとても大切だと感じました。

全体的に、ライティングはそこまで苦戦したという感覚はありませんが、グループディスカッションやオーラルプレゼンはなかなか苦戦しました。特にグループディスカッションでは、やはりネイティブスピーカーの話す速さについていくのは最初のうちは大変でした。そして、自分の意見を言うのも、なかなか怖じけずいてしまったり、細かいところまで上手く伝えられずにもどかしい思いをしたりすることも何回もありました。ですが、間違えてもいいのでどんどん自分から積極的にディスカッションに参加するのが一番大切だと感じました。


•これから留学するみなさんへ

3年生の中にはこの夏からアメリカに留学する人がたくさんいると思います。また、2年生のみなさんの中にもこれから留学を考えている人もいると思います。そんなみなさんへ、ここまで半年の留学生活を終えた私から少しだけ伝えておきたいことがあります。

1つ目は1日1日を大切に過ごしてほしいということです。留学生活は予想以上にあっという間に過ぎてしまいます。わたしも気づけばもう半年が過ぎてしまいました。毎日目標を持って大切に過ごしてください。わたしも、壁に目標を貼って意識するようにしています。

2つ目は失敗をたくさんすることです。わたしも最初の頃は失敗するのが怖くて授業などでもなかなか発言が出来なかったり、失敗を恐れてなかなか積極的に話せないことがありました。ですが、1つ気づいたことは、失敗すれば失敗した分だけ覚えるし、英語も上達するのが早いということです。また私は仲の良いネイティブの友達に、もしわたしの英語の使い方や発音が間違っていたら出来るだけ直してもらうようにお願いしているので、そういうことを頼むのもありだと思います。

勉強面についてのアドバイスは、単語力をつけること、あとはリスニング力(速いスピードについていけるように)をつけることです。やはり、単語が分からなければ相手が何を言っているか理解できないので、単語力は必須です。また、前回のメールでも書いた通り、とにかく最初の頃はとてもネイティブの話す速さに圧倒されると思います。なので、日本にいるうちからBBCやCNN、あとはTED Talksなどを常に聞いて耳を英語に慣らすことをおすすめします。

また以外と盲点なのは日常会話の口語表現です。やはり友達同士ではスラングやくだけた表現を使うことがとても多いです。もちろん、最初はアカデミックな表現を学ぶのが一番ですが、時間のある時にそういった口語表現もおさえておくと友人とスムーズにコミュニケーションが取れるのではないかと思います。

また単語に関してですが、単語を知っているのと実際に使えるのとでは全く違うということをこっちに来て改めて感じました。なので、単語を覚えたら実際の会話で使ってみることがとても大切だと感じました。わたしは毎日分からなかった単語や英語で何て表現するんだろうというものをメモに取ってノートにつけています。そして、出来るだけ覚えた単語を日常生活で使うように心がけています。日々の積み重ねが大切だと思うので、是非単語ノートを作ってみてください。もちろん、これは日本にいても出来ることだと思います。

最後は、とにかく色々な人と積極的に関わるということです。
せっかく留学に来ているのだから、色んな国出身の人と積極的にコミュニケーションを取らなければもったいないと思います。

色んなバックグラウンドの人と関わることによって視野が広がることはもちろん、その人達との交流を通して自分と向き合うこともできますし、色んな角度から日本を見ることができると思います。

少しオフトピックになってしまいますが、例えば、ニュージーランドで日本文化はとても人気があります。寿司屋や日本食レストランが街のいたるところにありますし、日本のアニメやマンガが大好きな人がたくさんいます。ですが、とても驚いたことに、とても多くの人(日本語を大学で専攻していない人でも)が「変態」という言葉を知っていました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Hentai
これは日本のアニメやマンガ、ポルノの影響だと思われます。

また日本のアニメやマンガが好きな友人と話していてI’ve read Yaoi and Yuri books before.と言われ、What’s Yaoi and Yuri?と聞いたらThese are Japanese words. Don’t you know?!ととても驚かれました。ネットで調べるとちゃんと載っていました。試しに他のアニメ好きの現地の友達にも聞いてみたところ、ほとんどの人が知っていました。しかも、わたしは知らなかったと話すと、OMG, are you Japanese?みたいな感じでからかわれました。

やはり日本のサブカルチャーの影響はとても大きいのだなと実感しました。

まだまだ書きたいことはあるのですが、今回はとりあえずここまでにします。
また近いうちにワードにまとめてみなさんとシェアしたいと思います。

松崎陽香

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はるか、通翻のみなさんこんばんは。
小野尾です。

文化についての項目で語ることができる点があります。

この前、アメリカのインディアナ大学教授が早稲田に来て、私が所属する研究科へ講演しに来ました。そこでの話です。

教授の夫(イギリス人)のはシンガポールで働いていたそうですが、そこで面白い出来事があったようです。

ビジネスシーンにおいてシンガポールでは「ありがとう」を言わないらしいです。

どういうことかというと、その教授の夫が会社の上司だったそうで、部下に対して何かをやってもらう度にthank youと言っていたそうです。

しかし、thank youと言う度に「はっ?」という顔で見られるそうです。

しまいには、「thank youというなら給料あげろ」と言われたそうです。

どういうことかというと、シンガポールでは、上司は部下に命令するのは当たり前で、それに関して感謝の意を述べる必要はないとのこと。

逆にありがとうというと、extraの仕事をしているから「ありがとう」というのだ と認識されるようで、「給料をあげろ」と言われたらしいです。

このように、イギリスや日本では建前上相手をrespectする文化があるようですが、それが別の文化では全く通用しないという、良い例だと思います。

他にもまだまだありますよね。

まあいろいろ気づくと思うので、これからもどんどんメモして教えてください。

小野尾

冬のオーストラリアか​ら [留学]

柴原先生、通翻のみなさん

ご無沙汰しています!志村です!

日本はそろそろ暑くなってくる時期でしょうか?オーストラリアはもう冬が近づいていて、朝晩はとても寒いです。しかもオーストラリアの家は暑さ対策万全で、涼しくなるように設計されているので、家の中にいるとなおさら寒いです(笑)ただ日差しは強いので、昼間は20度くらいまで気温が上がります。さすがオーストラリアの日差しは一味違います(笑)

大学のほうはと言いますと、早いもので昨日で前期が終了しました。ということで今回は前期に履修した授業についてお話ししたいと思います。今学期はQUT International Collegeという語学留学施設に通いました。留学当初は神田のELIの授業のように英語「を」学ぶ授業をイメージしていましたが、英語「で」学ぶことができる授業も含まれていました。そこで私は4つの授業を履修しました。

1. Professional Communication1

私はUniversity Exchange Diplomaのコースに入っており、この授業はDiplomaの学生の必修授業です。一言で説明すると、学部への準備段階のような授業です。通常Diplomaの学生は1年間QUTICに通った後、学部に行くという形になります。(私の場合は交換留学なので半年で学部に行くことが可能です。) この授業ではエッセーの書き方やプレゼンの方法など、学部に進学してから役立つスキルを学びました。ちなみにこの授業の期末試験で「次の新聞記事を読んで、記事の要約、その記事の内容が主観的であるか客観的であるか、記事に対する自分の意見を書きなさい」という問いがありました。2年生のメディアイングリッシュでやったことと非常に似ていて、メディアの授業が、英語で自分の意見を書くことができるようにできるための基礎になっていたことを強く実感しました。あと、ちょっと話がそれますが、2年生のときは週に2回300字のエッセーを書くのにもものすごく苦労していました。しかし、1000字~2000字のエッセーを書いていると300字がものすごく短く感じます。

2. Creative Industries: People &Practice

この授業も学部への準備段階のような授業で、University Diploma in Creative Industriesの学生の必修授業です。来学期に学部に移動したら、Creative Industries(音楽、映画、ドラマ、ファッションなどの専攻があります)の授業を取りたいと思い、この授業を履修しました。自分が学部に行ってから学びたいことと将来のキャリアをどのように繋げていくか、ということに主に焦点を当てた授業です。

3. Strategic Speech Communication

この授業では効果的なスピーチの方法について学びました。私が2年の前期に履修したPublic Speakingの授業に似ていました。しかしこの授業では、ただスピーチをするだけでなく、効果的なスピーチの理論を学んだり、アウンサン・スーチーさんのノーベル平和賞のスピーチを分析したりと、更に深いところまで学びました。この授業で出てくる単語は専門的な言葉ばかりで、自分の単語力不足と背景知識不足が顕著になってしまいました。ちなみに期末のプレゼンのテーマがPersuasive Speechで、私は「食料を無駄にしてはいけない」というトピックを選びました。日本人が私しかいないということもあったので、プレゼンの中で「Mottainai」を紹介しました。すると先生がこの言葉をとても気に入ってくださったようで、とても嬉しかったです。それと同時に「Mottainai」が世界共通語としてまだまだ浸透していないんだな、という風に感じました。

4. Marketing

背景知識不足に一番悩まされた授業です。出てくる言葉はもちろんビジネス用語ばかりです。例えば、マーケットの成長率とマーケットシェアを図で表した、BCG Matrixというものが出てきました。成長率が低くシェアが高い事業はcash cowと呼ばれています。背景知識のない私は「現金…?牛…?」と困惑してしまいましたが、日本語で調べたら「金のなる木」と訳されていました。通訳にももちろん共通しますが、やはり背景知識は大事です。この授業で背景知識の大切さを改めて感じました。さらに、前にも少しお話したかもしれませんが、先生が台湾出身の方で強い訛りがあったので、最初のほうは何を話しているのかほとんど聞き取れずとても苦労しました。また、授業のタイトルだけを聞くと講義系の授業に思われるかもしれませんが、「雨水を利用した新商品を売り出すのにどの国が一番適しているか、またどのようなマーケティング戦略を行うべきか」をテーマにしたプレゼンも行いました。

前期で感じたことは、背景知識の大切さと自分の英語の未熟さです。こっちに来て4か月経っても、正直まだまだです。1ヶ月ちょっと休みがあるので、その間はニュースを聞いたり英検1級の単語を覚えたりしながら、さらに英語力を強化したいと思います。また、来学期には学部で映画の授業を取る予定なので、映画についての知識も今のうちに入れておきます。

では少々長くなりましたが、これで失礼します。

みなさん課題や合宿の準備等で色々忙しいと思いますが、体を壊さないようにお互い頑張りましょう!

3年志村明純

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志村さん

小野尾です。

いろいろと学んでいるようで、なによりです。

私もいろいろわからないことが多いので、志村さんの学んだこと、どんどんシェアしてください。

楽しみにしています。

小野尾

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(柴原注:元の小野尾君のメールは、「シェア」が「シャア」になっていました)


小野尾君
CC志村さん

3倍速で?(笑)

しばはら

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先生、

誰もわかってくれないと思います。。。

そういえば先日、ミャンマーで開かれている世界経済フォーラムの教育セッションに参加してきました。6時間ぐらいミャンマーの学生達とディスカッションしていたのですが、ヤンググローバルリーダー達の柔らかい物腰、話を聞く姿勢は勉強になりました。大物ほど、素直というか、純粋というか。あの雰囲気を出せる大人になりたいものです。

と近況報告でした。

小沼

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小沼君

あ、あれかな、みんな世代的に知らないかな。
僕もあの作品、小学校の時に最初のを見て以来、
続編なんかは一度も見たことなくて。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%83%8A%E3%83%96%E3%83%AB#.E9.80.9A.E5.B8.B8.E3.81.AE3.E5.80.8D.E3.81.AE.E3.82.B9.E3.83.94.E3.83.BC.E3.83.89

まあ、アホな話はともかく、元気そうで何よりです。

まずは、目標となる人に出会うことですよ。目指す場所が
分かれば、時間がかかってもそこまで歩いていけます。
そういう場所が分からないまま迷走するのがもったいない
ですからね。

誇張や冗談ではなしに、小沼君にはぜひ日本とアジアと
世界の将来を背負っていって欲しいと思います。

いろいろと大変なこともあるようですけれど、
ぜひ大活躍してきてください!

柴原 智幸

選挙カーについて [留学]

オーストラリアに留学中の志村さんから、選挙カーでの連呼行為について、私宛にメールが来ました。非常に興味深い内容で、私一人がふんふん肯いているのももったいないので、ブログに転載します。

公職選挙法で規定があるんだそうですね。まあ、考えてみれば当然なんですが、そんなルールがあるとは寡聞にして知りませんでした。

……っていうか、そろそろ改訂しませんか、このルール。などと思います。

志村さん、忙しい中ありがとうございました。体に気を付けて、留学生活を満喫してください!

柴原

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柴原先生
こんばんは。志村です。

今日のブログに、選挙カーで名前、年齢、出身地しか連呼しない候補者のお話がありましたが、以前どこかで「選挙カーでの活動をする際は、名前などの連呼しかしてはいけない」という話を聞いたことがあります。(多分池上彰さんの番組だったと思うのですが…。)

記憶があいまいだったのでもう少し調べてみたのですが、この規定は公職選挙法で定められているそうです。

【引用ここから】

(連呼行為の禁止)第百四十条の二 何人も、選挙運動のため、連呼行為をすることができない。ただし、演説会場及び街頭演説(演説を含む。)の場所においてする場合並びに午前八時から午後八時までの間に限り、次条の規定により選挙運動のために使用される自動車又は船舶の上においてする場合は、この限りでない。2  前項ただし書の規定により選挙運動のための連呼行為をする者は、学校(学校教育法第一条に規定する学校をいう。以下同じ。)及び病院、診療所その他の療養施設の周辺においては、静穏を保持するように努めなければならない。

(車上の選挙運動の禁止)第百四十一条の三 何人も、第百四十一条の規定により選挙運動のために使用される自動車の上においては、選挙運動をすることができない。ただし、停止した自動車の上において選挙運動のための演説をすること及び第百四十条の二第一項ただし書の規定により自動車の上において選挙運動のための連呼行為をすることは、この限りでない。

【引用ここまで】

「小学校の授業に支障をきたした」ということを考えると、第百四十条の二に思いっきり反していることになりますよね…。
では、課題に戻ります。またオーストラリアの生活についてもメーリスに流していこうと思います!

志村明純

点字ブロック、歩行者用信号について [留学]

志村です。
はるか、シェアありがとう!

こっちも点字ブロックは私の住んでるところの近くの大通りには点々のブロックしか見かけません。

信号に関しては、全部押しボタン式。日本みたいにボタンを押しても「おまちください」といった表示がないため、ちゃんと押されたかどうかが判断できません。私自身不安になって、いつも2回ほどボタンを押してしまいます。

赤信号の時は「ピッ、ピッ」という音がして、青信号になるとおもちゃの銃(?)のような音に変わります。(説明下手ですみません笑)

また、1、2秒で信号が点滅し始めるので、お年寄りの方などは渡っている間に赤信号になってしまうのではないか、と思ってしまいます。(まだ実際には見かけていませんが。)

さらに付け加えると、信号が点滅している間に「ピッ、ピッ」という音に戻ってしまうので、目の不自由な方は赤信号になったのかなっていないのか、音だけでは判断できないのです。

「車で移動する人がほとんどだから、歩行者のほうにはあまり気を使ってないんじゃないか?」と思ったのですが、、それでももう少し歩行者のことも考えてほしいものです。

あと、これは少し別の話になってしまいますが、この前バスに乗っていたら、車いすに乗った人が来ました。その方は付添いの人も一緒だったのですが、車いす専用のシートを作ったり、車いすのストッパーを止めたりなど、全部自分たちでやっていたのです。しかもその時すでにバスは動いていました。

日本で車いすの方が電車やバスを利用するときに駅員さんや運転手さんが乗り降りするのを手伝うのを当たり前のように見ていたので、とても驚いたと同時に、日本人の思いやりがどれだけ強いかを実感しました。

あと、交通ルールつながりで少し面白いエピソードがあるのですが、それはまた今度お話ししたいと思います。

もうすぐ前期が終わるので、前期の感想なども近いうちに報告します。今課題が山積みで正直辛いです。(来週はエッセーの提出、プレゼンの発表があり、2週間後には別のプレゼンの発表とエッセーの提出があります。)

日本にいるみなさんもこれからどんどん忙しい時期に入ると思いますが、お互い頑張りましょう!

志村明純

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あすみ
通翻課程の皆さん

3年 山本です.

私の今居るアメリカ モンタナ州も押しボタン式です.

ただ思いやりに関しては, 人と場所によると思います.

私の居るモンタナ州や, 少なくとも旅行で行った西の州では, バスでも車椅子の人が来るとバス自体が低く下がったり, 運転手さんが手伝っていて, 私は逆にバリアフリーのシステムや設備を見る事が日本よりも多い気がしました.

日本でも母が足を怪我して松葉杖の時に, 電車で席を譲ってくれた人は日本人ではなかった方が多かったようです. 私が母と同行していた時も, 少なくとも東京は, 見て見ぬふりをしていた方が多いように見えました.

それから,都内の某国立施設に 通翻の有志と母を連れて行った時も, 見学予約の際に車椅子の使用を申請しておいたにも関わらず, 施設の方は, "車椅子を用意するのに時間がかかった為 見学開始予定時間が遅れた" とまるで見学者全員に母を侮辱するような言い方でおっしゃいました. その施設も階段に一応車椅子用の歩道はあったものの, ただ付けただけのような感じで, 坂が急で上がったり降りたりするのにひと苦労で, 実用的ではないように思えました.

怪我した足でわざわざ出かけようとした母がいけないのかもしれませんし, 私が経験したことは全て偶然だったのかもしれませんが, 人の冷たさを感じてすごく悲しい気持ちだった事を今でも鮮明に覚えています.

こういう話をしていると, 人は生まれて来る運命や境遇を選べないので, どんな国だろうと人に対する思いやりというのは忘れてはならないと改めて思います.

ただ点字は私はここに来てまだ見た事がないですね!

お互いファイナル頑張りましょう.

3年 山本 みき

アメリカ留学中の山本さんより アイデンティティーや就活についてリアクション [留学]

はるか
通翻課程の皆さん

山本 みきです。
シェアありがとう。
点字ブロックのことは私も知りませんでした!

アイデンティティの話もきいて、私も考えさせられました。確かに日本に居るとなかなか感じることのできないことですね。

実は私の父はもう定年して、これから老後は外国で過ごす予定になっています。
となると、私の実家はこれから海外になってしまうのです。
といっても、日本生まれ日本育ちの私も私の両親もアイデンティティは当然日本のままです。

アメリカで日本に興味のある学生は、「外人」という言葉を知っていて、嫌いだと言っていました。私も高校生までは外国から来た方のことを「外人」と言っていました。今でも「外人」という言葉をよく耳にします。最も今の時代では、「外人」という言葉は「外の人」ということではなく、ただ「外国人」の略称として使われていることの方が多いのではないかと思いますが。

・・ま、父が海外に在住すると言っても、私と母は絶対に今の家からは離れたくないと反対しているので、私の実家自体が海外に移ってしまうことはないと思いますが。親戚とは疎遠なので、正直、なんだか切ない気持ちでいっぱいです。

また、就活の話には私もはるかの意見に賛成です。
私も今ぼちぼち就職活動を始めています。本当は大学院に行きたいのですが、これ以上親に支援してもらうわけにもいかないし、大学院の進学が決まる時期も遅いので、その前に就職活動を先にすると思います。

留学してから今まで現地でも就職活動の情報を集めたりもしてきましたが、3年生の末からしなくてはいけないことをアドバイザーや友達などに話すと、驚かれます。今はボランティアとかインターンとかを経験するだけでも十分じゃないのかと。

しかも今の時代、内定が決まったら内定者同士の集まりや研修はもう大学4年生から始まりますよね。そもそも、勉強がしたくて大学に行くという学生も今は減っていると思います。それも、多くの会社が早く人材を得て育てる傾向があるし、大学側も少子化の中で多くの学生を得るために、それに合わせて「内定率」を売りにすることが多いので、仕方のないことといえば仕方がないかもしれません。当然高い学費を払って大学に通ったわけですから、大学をとりあえず卒業しておけば、大学を卒業していない人よりも給料に差が出るのも事実ではあると思います。

日本ではあまり授業に真面目に参加していなくても簡単に卒業出来てしまうこともあります。これはアメリカでは考えられません。しかもアメリカの学生は、卒業に何年かかっても気にしない感じがあります。18から22歳の間の4年でもちろん卒業したい人がほとんどですが、働いてお金を稼いでから通っているとか、自分のペースでゆっくりやっていきたいとか、もっと授業とりたいという学生もたくさんいます。日本にもそういった学生は全くいないわけではないですが、年齢にバラつきはそこまでないことがほとんどだと思います。

もちろん、日本人は、将来のことをきちんと見据えて、とても計画的だとも思いますが。

親に学費を完全に出してもらうという学生が多いのも日本の特徴だと思います。もちろん奨学金を得たり、自分で稼いで通っている人も少なくはないですが、海外の学生に比べると少ない気がします。

でも、私も日本の学生には、教育というのは誰もが受けれるものではないということをもっと自覚してほしいと思います。小沼くんが今ボランティアしているところからもわかるように、世界には、教育を受けたくても受けられない人たちがたくさんいます。

当たり前のことですが、私たちは、毎日学校に通えて、勉強できる環境があって、贅沢に暮らしていけることにもっと感謝していかなければいけないと思います。私は、どうもその意識が、日本では薄れているような気がするのです。

確かに元々生活水準が高いですし、お金を得て生活水準を保っていく社会なので、働かないと自分の思うように暮らしていけないということもあるのですが。。

ところで。
早いもので私はあと2週間後には帰国します。来週と再来週がファイナルの嵐です。
私はインターンシップが帰国日の翌日からあるので・・いつ大学に顔を出せるかはわからないのですが、全く休みがないわけではなく、いずれにしても、書類の提出などで大学には出向かないといけないので、近いうちに行くと思います。

都合が合えば、勉強会やプレゼン会などにも参加したいです。みなさんの近況なども聞きたいですし。

ゴールデンウィークが開けてから夏休みまでが踏ん張りどころだと思いますが、みなさんぜひ頑張ってください。
帰国後お会いする日を楽しみにしています。

3年 山本 みき

松崎さんより 点字ブロックについて [留学]

またまた松崎です!

もう1点気づいたことをシェアしようと思っていたことを書き忘れてました。

それは、よくみんな言うことですが、「海外で生活して日本の良さ、すごさ、逆に悪い点に色々と気づく」ということです。

例を挙げるときりがないのですが。1つ最近気づいたことは、点字ブロックについてです。
先日、街の大通りを夜、歩いていたら、目の不自由な方が杖を使いながら歩いていました。交差点の近くで危ないな、大丈夫かなと思っていたら、どうやらどちらが進む方向か分からなくなってしまったようだったので、声をかけました。すると、〜に行きたいとおっしゃっていて、偶然近くに通りかかった人達が同じところに行くらしく、一緒に行ってもらえました。

その時にふと気づいたのですが、道に全然点字ブロックがないのです!
ニュージーランドで一番の大通りであるQueen Streetなのに、点字ブロックがあるのは交差点の前のみです。(点々の、止まれ、を意味する点字ブロックのみです)
そう言えば、点字ブロックって英語で何て言うのかなって思って友人に聞いたりネットで調べたところ、Tactile Pavingらしいです。そして、さらに調べて驚いたことは、なんとこの点字ブロック、日本で発明されたものなのです。(もしみなさんが知っていたらすみません、単にわたしの知識不足です…)

色々調べていたら、分かりやすい説明があったので引用します。(http://ubqbrl.at.webry.info/201010/article_1.html )

『 点字ブロック完成の歴史 - 誕生から完成まで34年 -
   
1961(昭和36)年頃、岡山市で自営業を営む三宅精一は、ある日「交差点で白い杖を持った目の不自由な人が車道を横断する姿に目を留めた時、横を車が勢いよく走り去った」という危険な場面に遭遇した。
以後、「視覚障害者の安全歩行」の課題が頭の中を占めるようになる。
当時の社会福祉法人日本ライトハウス(視覚障害者の自立を支援する全国組織)岩橋英行理事長との出会いを契機として、「人間としての自立」、そのための「単独安全歩行を可能にするシステム」を日本全国へ展開する意思を固めた。

名称を「点字ブロック」と名付け、地元ユーザーの意見を聴きながらコンクリートブロックの表面に突起物を配列させ、その形状・配列・数・寸法など多種多様の試作を繰り返した。
 1967(昭和42)年3月18日、当時、岡山県立岡山盲学校の生徒が登・下校の際利用していたここ旧国道2号線(現在地)の横断歩道に230枚の点字ブロックが敷設され、完工渡り初め式が行われた。
それは日本初、また世界初の記念すべきことであった。
 同年、誕生間もない点字ブロックは、世界盲人福祉協議会実行委員会に出席した岩橋氏により世界各国の専門家に紹介され多くの賞賛の言葉をもらう。
 しかし当時、高度成長の真っ直中にあり障害者を社会的に援助する土壌が未成熟だった日本では、その普及活動は困難を極めた。 
 1970(昭和45)年、旧国鉄が、大阪府我孫子町駅にプラットホーム第1号の点字ブロックを敷設して希望の灯が見え始めた。
同年、東京都が高田馬場周辺に点字ブロック敷設を中心とした整備を行うことを決定して地方都市へ連鎖的に広がっていくこととなる。
1973(昭和48)年の石油ショックで高度経済成長に一気にブレーキがかかり、福祉型の低経済成長へという価値観の転換がさらに救いの神となる。
 2001(平成13)年、点字ブロックのJIS化が実現する。誕生から完成に至る歴史は、日本の福祉理念の変遷期とも重なり、実に34年の歳月を要する偉業であった。 』

引用ここまで

あと、このNHKのサイトも分かりやすいので時間があったらどうぞ。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch/thu/40506.html

日本では街中、駅構内とどこでも見かける点字ブロックなので、それが当たり前と思っていたら、そうではありませんでした。
点字ブロックがもっと世界で普及したらいいなと感じる出来事でした。
あ、よく点字ブロックの上に自転車を停めたりする人がいますけど、みなさんも気をつけてください(みなさんの中にそんな不注意な人はいないと思いますが)。

こういう小さな「気づき」を毎日大切にしながら留学生活を送っていきたいと思いました!

では、また何かあったらメールします!

松崎陽香

松崎さんのニュージーランド便り [留学]

柴原先生、通翻のみなさん

お久しぶりです!
プレゼン会いいですね。わたしも参加したかったです!

さて、今日はニュージーランドでの生活で気づいたことなど色々とみなさんとシェアできればと思っています。

まずは、identityについて。こっちに来て、identityって何だろう、nationality?ethnicity?色々と考えさせられることがたくさんあります。

わたしの住んでいるオークランドはニュージーランド最大の都市であり、ニュージーランドの人口の4分の1が集中しています。そして、移民が多いニュージーランドの中でもさらにたくさんの移民が集まる都市で、市の40%の人口が海外出身者です。街を歩いていても、本当に様々な人種の人を見かけます。特にアジア(中国)系が多く感じます。

大学にも本当に様々な人種の人がいます(留学生以外で)。友人の中にも、国籍はニュージーランドで、生まれは中国、フリピン、でも小さい頃からニュージーランドで暮らしている、という人が本当にたくさんいます。また、ニュージーランド周辺のPasicic Islands( Fiji, Samoaなど)出身で、でも国籍はニュージーランド、そして生活はニュージーランドとFijiやその他の国を行き来したりしている友人もたくさんいます。

日本は単一民族国家なので、日本にいたらほとんどが日本人ですよね。たまに電車や街で外国人を見かけるくらいですよね。なので、日本にいたときはidentityについてそんなに深く考えた事もありませんでした。自分を含めて、周りのほとんどの人が純日本人が多かったからです。

しかし、オークランドという国際色溢れる都市にきて、またIntercultural Competenceという授業を取って、色々とidentityって何だろうということを考えるようになりました。

Intercultural Competence(ICC)の授業はざっくり言うと異文化理解についての授業なのですが、知識を学ぶというよりも、「自分」について考えることに重点が置かれています。

なので、毎回授業の中でのactivityを通して、自分のidentityについて考えます。とても興味深かったactivityは、「自分の属する文化からその文化を代表する物を何でもいいので1つもってくること」というものでした。
わたしは、日本のおみくじを持っていきました。もちろん、objectを選ぶのに苦労はしませんでした。

しかし、他のクラスメイトはobjectを選ぶのにとても苦労したようです。なぜなら、みんな自分がどの文化に属するのかいまいちはっきりしないという人が多かったからです。

ある私の友人で南アフリカ出身で6歳でニュージーランドに移民した人は、あえてスマートフォンをobjectとして選びました。

理由を聞くと、「自分は南アフリカ出身だけど、自分が南アフリカの文化に属するとも、ニュージーランドの文化に属するとも感じない。大学を卒業して、世界をまわって自分の文化を見つけたい。あと、自分は自分だ。」というような意見を言っていました。

この友人のように考える人がクラスにはたくさんいました。
日本で生まれ、日本で育ち、自分は日本人以外の何者でもないと思っていたわたしには、この考え方はとても衝撃的でした。

ICCの他にも色々な授業を通して、1つ分かったことがあります。それは、' I indentify myself as a Japanese and I belong to Japanese culture, but I don't subscribe to some Japanese culture. Even though I'm Japanese, I have different values and norms from my Japanese friends. I'm just me.' ということです。

以下がBrowne(2008)からの引用ですが、とても興味深かったので載せておきます。

‘Look, don’t identify me by the size and shape of my body, my social class, my job, my gender, my ethnicity, my sexuality, my nationality, my age, my religion, my education, my friends, my lifestyle, how much money I earn, the clothes I wear, the books I read, where I go shopping, the way I decorate my house, the television programmes and movies I watch, my leisure and sports activities, the car I drive, the music I listen to, the drinks I like, the food I eat, the clubs I go to, where I go on holiday, the way I speak or my accent, the things I say, the things I do, or what I believe in. I’m just me. OK?’

なんか色々とばーっと書いてしまいましたが、まだICCの授業もあと何週間か残っているのでまた色々と考えることがあると思いますが、今はこのように自分の中で考えています。

他にも色々と書きたいことがあるのですが…あまり長いとみなさん読むのが大変だと思うので、

もう1つだけ。
それは就職活動についてです。

こっちに来て、日本の就職活動の制度ってやっぱりおかしいよなと感じています。

ニュージーランドの大学は3年制なのですが、在学中から就職活動を始める人はほとんどいないらしいです。
みんな卒業してから仕事を見つけるそうです。中には、卒業してから数ヶ月バカンスをしてから就職活動をする人もいます。ニュージーランドの大学は12月に卒業式があります。

わたしの友人で3年生の人もたくさんいますが、みんな就職活動はあまりしていません。(もちろん、海外で働きたい人は応募をしたり、国内で働く人でもインターンや仕事の情報収集はしています)ですが、日本のような合同説明会、面接を何社も何社も受ける、というような現象は一切ありません。
みんな卒業するまで、しっかりと学業に集中しています。

ニュースを見たら、日本でもわたしの1つ下の学年から就職活動解禁が遅くなる、という記事がありましたが、それでもまだ少し早すぎる気がします。大学は学びの場であって、就職活動のせいでその学びが妨げられるのは本末転倒ではないのかなと。

またいわゆる「新卒ブランド」みたいな考えもちょっとどうなのかなーと思います。

また友達にニュージーランドの就職活動のシステムについて詳しく聞いてみようと思います!

と、長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
今日本はゴールデンウィークでしょうか?
わたしも2週間ほど中間休みでした。(明日で終わりですが)

わたしは後期は観光学を取ろうと思っていて、もともと旅行も大好きなので、この休みをつかって色々なところに旅行してきました!(世界一のウォーターラフティングで7メートルの滝から落ちてきました笑。次はスカイダイビングをしようかなーと考えてます笑 あ、もちろんちゃんと勉強もしています笑)

これから留学に行くみなさんも、是非現地でしか体験出来ないことに色々挑戦してみてください!

それでは、また近況報告しますね。
日本のみなさんからも色々報告が聞けるのを楽しみにしています。

松崎陽香

留学組からも元気な声が。嬉しいものですね。みんな頑張れ! [留学]

柴原先生、通翻のみなさん
お久しぶりです。志村です。

小野尾先輩、野口先輩、高木先輩、ご卒業おめでとうございます!
新しい環境で慣れないこともたくさんあるかと思いますが、これからも様々なことにチャレンジしていってください。

私からも簡単に近況報告をしたいと思います。

月日が経つのは早いもので、こちらは前期の授業の半分が終わろうとしています。
今ちょうど中間試験の時期で、テスト、プレゼン、エッセーといった課題が山積み状態で、忙しい日々が続いています。

英語の聞き取りに関しては、だいぶ慣れてきました。
ホストシスターが話すのがとても速くて、なかなか1度では理解できなかったのですが、
今はだいぶわかるようになりました。

また、マーケティングの先生が台湾出身の方で訛りが強く、最初は何を言っているのか聞き取るのにとても苦労しましたが、今は以前と比べると自然に聞き取れるようになっています。

ただ、私が今通っているところはQUT International Collegeという大学附属の語学学校のような施設で、
先生方も、神田のELIの先生ほどではありませんが、割とゆっくり話してくれます。
この状態だと学部に行ったら、また聞き取りに苦労することになりかねないので、
ニュースやラジオなどを聞いて、さらにリスニングの強化を心がけています。
スピーキングに関しては、いまいち伸びている実感がまだわきません。

これは明らかに私の単語力不足が原因です。

日本にいるうちにボキャブラリーをもっと増やしておけばよかったと、今さらながら後悔しています。私からは、英検1級の単語やイディオムを覚えることをおすすめします。単語力を強化することは、スピーキングに限らず、エッセーの課題のときにもとても役立ちます。、
オーストラリアに来てから改めて感じました。

今は、ホストファミリーや友達と積極的に話すことで、なるべくスピーキングに早く慣れるようにしていますが、
「日本にいるうちに身に着けた語彙力がもっと多ければ、言いたいことがすぐに言えるのに」といつも思っています。

では、少々長くなりましたが、この辺で失礼します。
また落ち着いた頃にメールします!
ではでは、新学期を迎えた皆さんも頑張ってください!

志村明純

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柴原先生
通翻課程のの皆さん
小沼くん、優くん、光平、はるか、あすみ

こんにちは! アメリカ・モンタナより、3年 山本 みきです。
報告をしてくださった方への返信を先に、そして私の活動報告を後に記したいと思います。長くなりますがご了承ください。

光平、優くん、ぶっち 卒業おめでとう! そして進学・入社おめでとう!!
通翻課程を大きく支えてきた方々がもう同じ大学にはいないと思うと寂しいですが、新たな道を歩んでいる姿を誇らしく思います。またぜひ機会があったらお話聞かせてください。

小沼くん、 小沼くんの活動報告には感動しました。とても素晴らしい試みだと思います。私もボランティア活動等には参加してきましたが、小沼君の活動報告を拝見して、自分のしてきた活動やボランティアに対する意識の生半可さを改めて実感しました。私も小沼くん見習いたいと思います。

優くん、 優くんが就職というのは私は初耳だったので・・すごく驚いてます。笑
充実しているようで何よりです。今はまだ新鮮さがあるようですが、もしかしたらこの先厳しいことがたくさん待ち受けていて、時には落ち込んでしまうこともあるかもしれません。が、ストレスは溜め込まず、良い発散方法を見つけてください。私でよければいつでも愚痴など聞きます!笑 前期終わりの飲み会・休日の下町散策など楽しみにしてます! 舞台も頑張ってね!応援してます。

光平、 報告ありがとう。とても刺激になりました。そして読んでいて面白かったです。ゼミで1人だけとか・・美味しいですね!笑 他の人の意見が聞けないという残念さはあるとは思いますが。。 日本人の少なさから、日本での大学院進学率の低さも伺えます。もはや日本の大学院も留学生の占める割合の方が多いのか・・と。 そのマイノリティーの中のマイノリティーでも、一期生として、頑張っている光平の姿が目に浮かびます。 私も3ヶ国語できる学生が多いことを留学先で実感しました。 そもそも英語はヨーロッパの色んな言語から成り立っているし、難しい単語を知る際にも、ヨーロッパの言語は少しでも習っておいた方が有利だと思いました。日本語を深く知るために、中国語のことを知ることも大切だと思いますし。 もちろん、ヨーロッパ言語に限らず、どこかの国を訪れる際は、その国の言語を知っておくのが礼儀だとも思います。 大学院ではますます高度な知識を養うことと思うので、大変だとは思いますが、頑張ってください。

はるか、 私も留学先で、リスニングにはかなり苦戦しました。会話に入ってくことも最初は困難でした。韓国から英語の先生が研修で1カ月くらいこっちにいらっしゃっていたことがあるのですが、その先生方さえも苦戦しているようでした。 普段KUISで、少なくとも一般的な学生よりは多く英語に触れてきたはずなのに、今までのその「英語に触れてきたこと」がいかに中途半端なレベルであったかを私は実感しました。なので、これから帰国後にどうやって自分の少しは伸びた英語力を保ち、またさらに上げていくかをよく考えていかなければ、と私は思いました。 訛りの英語には確かに苦戦しますよね。私も、申し訳ないとは思いながらも、強い訛りの方には何度も聞き返してしまいます。もちろん、私も日本語訛りがあると思うので、完全にはネイティブと同じようになれなくとも、ネイティブの発音に近づけるように努力はしているつもりですが、実際にネイティブの友達に発音を直してもらったりしています。これからも気を引き締めて身につけていこうと思います。 ニュージーランドアクセントが多い中で頑張っているはるかを尊敬します。はるかの報告を読んで、私も世界各国の色んな英語を聞き取れるように励んでいきたいと思いました。

あすみ、 同感です。やはりリスニングはニュースなどで強化していないと現地の学生や授業についていけないですよね。私もこちらでの前期は語学学校での授業がメインだったので、今、正式に学部だけになってからかなり大変になりました。語学学校での授業がメインだったと言っても、限られた時間の中で、私は学部の授業を聴講していました。学部へ行く準備として、聴講はおすすめです。教授に直接話すかメールすれば、聴講くらい簡単にさせてくれます。聴講なら気軽に参加できると思うので、ぜひ時間があったら学部の授業や大学内で開かれている講演会などに出ておくことをお勧めします。といっても、もう前期が半分過ぎてしまってるということなので、難しいかもしれませんが。大きい教室でやるような授業であれば、簡単に侵入できると思いますし。笑 夏期集中講座などがあるのであれば、うまく利用することもお勧めします。

新4年生のみなさんは就活でまだまだ忙しい日が続いているかもしれませんが、心より応援しております.

かおり、あすみ、ひろちゃん。技能五輪の通訳、大変かと思いますが頑張ってください!報告楽しみにしています。 私も今年はインターンに参加してしまうのですが、来年教育実習とかぶっていなければチャレンジしたいと思います。

みなさん いよいよ新学期ですね. 私は日本の桜がとても恋しかったです。
つい先日、春休み期間を利用して訪れたワシントン州シアトル・カナダのブリティッシュコロンビア州・ビクトリアにも桜は咲いていたのですが・・やっぱり日本でのお花見が恋しくなりました。
私の家の近くのスカイツリーは、お花見バージョンということでライトアップも素敵だったと聞きました。
私のいるモンタナは、雪が降ることはなくなったものの、春にしてはまだまだ寒い日が続いています。

早いもので、私もここに来てもうすぐ8か月、あと1ヶ月ちょっとで帰国します。
帰国後すぐにインターンシップも決まっていて、日本に留学しに来る学生を支える仕事をします。(1月頃に通翻課程の皆さんにメールでお知らせしたとも思いますが、応募して通りました!)
これは日英バイリンガルしかできない仕事で、初めて英語で履歴書と志望動機を書き、現在留学中の大学のキャリアセンターに通い、何度も添削してもらって応募したので、正直、通ったと聞いた時はすごく嬉しかったです. なんと同僚はアメリカ人しか居ません。と言っても、皆さん日本語も堪能なのですが。
私も海外でのインターンシップも視野に入れているので、今回の採用は自分にとっての第一歩だと思っています。

留学先でしか学べないこと、得られない情報もたくさんあるので、これから留学するみなさんや留学中のみなさんには、積極的な大学内外の施設利用あるいは活動をおすすめします。

私のいるモンタナ大学は、語学学校が併設され、たくさんの旅行会社と提携していることもあり、日本人が100人くらいいます。来た当初は、日本人のかたまりを避けることばかり考えていましたが、あらゆる人との繋がりの大切さを重視し、国籍関係なく、色んな人との交流を心掛けています。

留学生に対するサービスも整っているので、寮に住んでいながらホストファミリー制度があったり、インターナショナルフェスティバルがあったりと、とても勉学のみならずとても充実した日々を過ごしています。留学する前から開くことを目標にしていた、3・11東日本大震災に対するイベントも、日本人や日本に興味のある学生がとても多かったおかげで、みんなで協力し合い、開くことができました。このような環境に本当に感謝しています。

それから、ちょうど来週、Student for Peace and Justiceという団体として、Peace Weekというイベントを開くことになっています。主にイラク戦争についてのことです。イラク戦争での実態について、ドキュメンタリー映画を公開したり、話し合いの場を設けたり、専門としている教授に講演会を開いてもらったりします。詳細HPはこちらです( http://www.peaceandjusticefilms.org/2013spring/index.html)。

地元のコミュニティや大学側に顔の広い学生がたくさんいて、私にできることはとても少ないのですが。。。 この団体で学んだことを生かし、帰国後、通翻課程で、何か問題に対するドキュメンタリー映画をみんなで観て、その後話し合うという会を定期的に開きたいと思っています。が、参加したいという方はいらっしゃいますか・・?他にも何か案があったらぜひ提案お願いします。

授業に関してですが、1・2年生向けのものばかり取っているにも関わらず、とにかくついていくこと、課題をこなすことで必死で、泣きべそをかくことも多々ありました(笑)。教授や助手のところに何度も通ったり、友達に教えてもらったりしながら何とか乗り越えています。私は休学しているので、単位は関係ないといえば関係ないのですが親に高いお金を出してもらってまで来たからにはもちろん、何も成長しないまま帰るわけにはいかないので、勉学に対しても気は抜きません。良い成績は取れるかわかりませんが、全力を尽くします。

ちなみに、特に比較政治学の授業に苦戦しています。定期的に大きなテストとエッセイがあるのですが、いつもどうにか合格点を取っているのですが、この前やっとクラスの平均点を大幅に上回り、エッセイは満点を取れてようやく落ち着きを取り戻しました。笑

あと、これから留学する皆さんで、人間に関する知識を全般的に学びたい方には、心理学の授業をお勧めします。教授や大学によるのでしょうが、心理学の授業だと、科学、生物の分野など、ヒトに関するあらゆることをカバーするので、色んなことを学べてとても楽しいです。私も最初は心理学の授業はとるつもりはなかったのですが、こっちに来てから色んな人に勧められ、取ってよかったと本当に思っています。

取りたい授業や興味分野の知識に関しては、とにかく日本語でもいいのでインプットしておくと留学中役立つと思います。

私は一般的な人とは逆で、当初はホームシック等一切なかったのですが、冬休み以降本当に日本、とりわけ東京が恋しくてたまらなくなってしまいました。通翻課程の皆さんにも早く会いたいです。留学すると、日本の良さも悪さも改めてわかるわけですが、やっぱり日本って素晴らしいなって思うことの方が私は多いです。生まれた国だからっていうのもあるのでしょうが。

日本のことよく知らない人に、日本なんてただの島だろ?何かあるの?とか言われたことがありますが、日本なめんな!東京なめんな!って思わず言いたくなりました。笑

また、こちらで日本語を専攻としている学生ともたくさん交流しましたが、古典の授業を取ってる学生もたくさんいて、私も日本語力をもっと強化しなくてはと思いました。通訳演習を一緒にしたこともありましたが、日英通訳は彼らには叶いません。。かといって私の英日訳もまだまだですので、改めて日本語力も英語力も着実に力をつけていきたいと思いました。

アメリカで充実した生活を最後まで送ることはもちろん、帰国後から復学までも沢山学び、 皆さんに伝えていきたいと思うので、積極的に頑張っていきたいと思います。

皆さんもこれから忙しくなるかと思いますが, あまり無理はせず頑張ってください。

3年 山本 みき

ニュージーランドから松崎です [留学]

みなさん、ご無沙汰してます!
ニュージーランドから松崎です。

大変遅くなってしまいましたが、小野尾先輩、野口先輩、高木先輩、ご卒業おめでとうございます。
早くもみなさん、新しい生活が始まって色々なことを吸収していますね。わたしも先輩方に負けずにニュージーランドでもっともっと頑張ろうと思います。

通翻のブログを読んでいて、みなさんのことがとても恋しくなって今メールを書いています。柴原先生は、わたしにとってのモリー先生です!今年度から通翻課程が大きく変わってしまい、とても寂しい思いでいっぱいですが、わたしは元祖通翻で柴原先生から、先輩方から、通翻生みんなから、計り知れないほど多くのことを学びました。留学に来てから、通翻で学んだことがとても訳に立っているなと実感することがとても多いです。

ニュージーランドに来てもうすぐ2か月、授業が始まってもう1か月ちょっとが経過しました。到着してからのメールでも書いたように、ニュージーランドアクセントに最初はとても苦労しました。今はだいぶ慣れてきましたが。夏から留学する人が多いと思いますが、わたしはもっとリスニングを日本にいる時に鍛えていればよかったなと思います。もちろん、神田でELIの先生の授業を英語で受けていますが、ELIの先生の話すスピードは本当にゆっくりなので。BBCやCNNあとはTED Talksなどを出来るだけたくさん聞くことをおすすめします。あとは、色々な国のアクセントに慣れることもおすすめします。

色んな国の人と友達になったり、クラスメイトになったりしますが、わたしはマレーシアとロシアの子と友達になりました。2人ともなかなか強いマレーシア、ロシアアクセントがあるので、最初は慣れるのにとても苦労しました。日本にいて各国のアクセント付きの英語に実際に触れるのははなかなか難しいですが、Youtubeなどで探せると思います。また先ほどおすすめしたTED Talksには英語が母語でない人のトークもあるので、それを聞くのもいいと思います。まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、そろそろ夜中の2時になるので、また週末にでもみなさんにメールをしたいと思います。

みなさんがそれぞれ4月から新しい進路やあたらしい学年をスタートして頑張っていて頼もしいです。わたしもニュージーランドでの留学生活を充実したものにするべく、頑張ります!

またこっちでの生活や気づいたこと、授業などを報告したいと思います。
みなさんも新学期が始まって何か気づいたことや、春休みに体験したことなどがあったら是非シェアしてください!

それではまた!

松崎陽香

オーストラリアからこ​んにちは [留学]

通翻のみなさん
こんばんは。志村です。

オーストラリアに到着してから1週間半が経ちました。
これまであったこと、感じたこと、大学についてなどを簡単にまとめたので、
気が向いたら添付ファイルを読んでみてください。

よろしくお願いします。

志村明純

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留学報告

志村 明純

・ブリスベン・Queensland University of Technologyについて
 簡単に言うと、都会と田舎が融合しているようなところです。私が住んでいるところは田舎のようなところですが、15分くらいバスに乗ったら街高い建物が並んでいる都会に出ます。
私が通っているQUTはキャンパスが2つあります。ひろちゃん先輩が行っていたのはGardens Pointキャンパスですが、私が行っているのはKelvin Groveキャンパスです。街中にあるキャンパスなのですが、建物が道路を挟んで色々なところに建てられており、また坂道も多いので移動するのがとても大変です。神田の7号館から1号館までの距離と比べ物になりません(笑)また留学生はフランス人やドイツ人などヨーロッパ圏の方が多い印象があります。日本人はほとんどおらず、アジア系は中国人・韓国人が多いです。

・ホームステイについて
 ホストマザーと11歳のホストシスターと生活しています。ホストファザーは仕事が忙しいようで、まだお会いしていません。2人ともとても親切に接してくれます。ホストシスターは現在学校で日本語を勉強しているそうで、たまに日本語を教えてあげています。この間は「いただきます」と「ごちそうさま」を教えてあげました。1年のときの通訳法で習ったことが生きた瞬間でした。また、私も英語を教えてもらっていて、ホストシスターの英語の宿題を一緒にすることもあります。この前の宿題は「新出単語を使って文章を作りなさい」というものでした。単語の中にはphotosynthesisやmegalithなどの専門用語もあるので、私にとってボキャブラリーを増やすいい訓練になっています。

・英語について
 多民族国家ということもあり、オーストラリア訛りだけでなくいろいろな訛りがあり、とても苦戦しています。また話すスピードが速く、なかなかついていけません。特に電話での会話となると、口元や表情が見られないのでより難しくなります。一人で留守番しているときに家の電話が鳴ることがたまにあるのですが、1回は必ず聞き返さないと理解できません。そのため日ごろからニュースやラジオを聞いて、早く慣れるようにしたいと思います。また、これは日本にいるときにはあまり気にしていなかったことなのですが、日本人にも日本アクセントの英語があるのだなと肌で感じました。今日、学校帰りにバスを待っているとき、QUTの学生さんに声をかけられ少しお話したのですが、「(学生さん)日本から来たの?」「(私)はい。」「(学生さん)アクセントでわかったわ。」と言われました。ここ1週間で初めて会った人との会話を思い出してみても、必ず「日本人?」と聞かれました。神田の授業を受けている学生はほとんどが日本人で、自分も日本人であるため、今までそれほど意識していなかったのですが、外に出てみて日本人のアクセントも確かにあるものなのだと感じました。

 授業は来週から始まるので、授業の様子などはまた報告したいと思います。ちなみに明日はホストマザーのお仕事のお手伝いに行きます。ホストシスターが通っている学校の食堂です。先週も行ったのですが、色々な人とコミュニケーションがとれて、とても楽しいです。大学の授業だけでなく、日々の生活からも様々なことを学び取って、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

****************

志村さん
通翻課程の皆さん

興味深く拝読しました。いろいろ良い「学び」をして
いるのが良く分かります。

英語の「日本人臭さ」ですが、これは国外に出て初めて
分かることだと思います。

あと、上手く言えないのですが、「ちょっとしたしぐさ」
というか「行動のパターン」というか、あるいは「リアクション」
と言ったら良いのでしょうか、そういう部分から「ああ、
この人は日本人だな」と感じることは、ロンドンに住んでいた
当時によくありました。

「今」しか見えないもの、感じ取れないものをどんどん
見て感じて、そして考えて下さい。時間があったらまた、
考えたことをシェアしてくれると、とても嬉しいです。

体に気を付けてね

柴原 智幸

松崎さんのニュージーランド便り [留学]

松崎さんからメールが届き始めました。楽しくやっているようです。よーしよしよし!

柴原

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みなさん、メールやお見送りなど本当にありがとうございました!
無事にニュージーランドに到着しました。

もういきなりハプニングとか色々あって、今日は銀行で口座開いたり携帯買ったり本当にバタバタしてます。もうすでに色んなカルチャーショックを受けていますが、なんとか生きています。

これから食料調達に行くので、夜になってゆっくりしたらまた初日の感想やら何やらをメーリスに流したいと思います。

でも、留学やっぱりわくわくします!!!!!

では後ほど。

松崎陽香

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みなさん、ニュージーランドからこんばんは!松崎です。

ニュージーランドに着いて3日ほど経ちました。色々と感じたことなどを書いていきますので、時間がある方はどうぞ読んでみてください。

英語について
やはり、ニュージーランド訛りの英語に苦戦しております…
オセアニア研究の授業で少しは習っていたのですが、やはり訛ってます。
eightがアイトになります。あとは、神田でELIの授業を英語で受けてはいますが、先生方はやはり日本人の生徒相手に本当にゆっくりわかりやすくしゃべっているので、こっちに来て現地の人と話をすると(特に若者)英語のスピードが速くてなかなかついていけません…ルームメイトはニュージーランド人と韓国人で、二人ともとてもいい人で良かったです。やはり、同じアジアということもあり、韓国人のルームメイトの英語はとても聞きやすいです。ニュージーランド人のルームメイトの英語はとても速くて訛りもあるので、ついていくのに必死です。それでも、テレビのニュースをたくさん聞いたり、積極的にルームメイトなどに話しかけて出来るだけ早く慣れるように頑張ります。

授業について
授業が始まるのは来月3日からなのですが、今日大学に行って自分のpaperについて担当の先生からお話がありました。神田からの留学生はFaculty of Arts(教養学部)に所属し、最初のセメスターはLanguage based Studiesの科目を取るのですが、その中に通訳や翻訳の授業もあるそうです。ただ、レベルが高くIELTSで7.0程度の英語力が必要だそうです。学期が始まる前に変更できるそうなので、担当の先生と相談して、もしかしたら通訳翻訳を取れるかもしれません!ちなみに、後期は観光学を専攻しようと考えています。なので、休みなどを利用して色々なところに観光に行こうと考えています!

オークランドについて
オークランドはとてもきれいな街です。大学の寮(9階にあるので)から海も見えますし、天気も良くてとても勉強に集中できます。そして、本当に色々な人種の人々がいるなと感じました。特にアジア系はたくさんいて、日本食レストランが至る所にあります。驚いた事に、日本の100円ショップ(実際は3NZDですが笑)も市内に何店舗かありました。

まだまだ書きたいことがたくさんあるのですが、今日はこの辺で。
みなさんももうすぐ合同合宿、頑張ってください!(わたしもすごく参加したかったです…)

また感じたことや近況などをメーリスで流したいと思います。

松崎陽香

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松崎さん

小野尾です。

さっそくいろいろと感じている部分があるようでよかったです。
訛りに関してはすぐ慣れると思います。
その点は安心しても大丈夫です。

留学は今までの練習の成果を試す「試合」だと思います。
ですから、たとえ何かに負けたとしてもショックを受けず、自分を向上させる材料だと思って、堂々としていればよいと思います。

通訳翻訳の授業取れるとよいですね。
海外でどのような授業が行われているか気になるので、ぜひ取れたら教えてください。

しかし、日本でも通訳などの授業は取れますから、ぜひ後期の観光を頑張ってください!
「英語で」専門分野を学ぶことほど、貴重なことはないと思います。それが学部留学の醍醐味といえますし。

そしてそれが自分の強みになると思います。

ですから、あまり「成績」にこだわらず、思う存分好きなようにやってみてください。
留学に行ってまで「成績を良くしよう」と思わないことが、より多くのことを学べる重要な姿勢だと思います。

授業や課題はもちろんしっかりやることが重要ですが(結果的にある程度いい成績はもらえます。この僕でも神田のGPAより高かったんですから)「試合」すなわち「試すこと」を意識して、習った表現やボキャブラリーをガンガン現地の人にぶつけながら、奮闘してみてください。
また、自分の意見もどんどんぶつけて、戦ってみるのも良いですよ!
僕はそれが一番思い出深かったですし。

くれぐれもストレスをためすぎて、ぼくのように「留学中ずっと下痢でした」などにはならないように(笑)

頑張ってください!

小野尾

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(2月21日追記)

みなさんこんにちは!

小野尾先輩、メールありがとうございました。通訳翻訳の授業ですが、やはりIELTS7以上必要なようで、今学期に取るのは無理でした。後期は観光学も取りたいと考えているので、通訳翻訳にするか観光学にするか後期が始まる前までにゆっくり考えたいと思います。今日、International Student担当の教授の所に行ってpaperについて色々と相談をしてきたのですが、その先生が名古屋外国語大学を知ってるかと尋ねてきて、知ってますと答えると、ある方の名刺を見せてくれました。そしたらなんと!名古屋外大の浅野先生の名刺だったのです!AUTでは通訳翻訳の授業があるので、その関係で昨日、浅野先生がAUTにいらっしゃったそうです。すごい偶然で、なんて世界は狭いんだ…と思いました。

ニュージーランド訛りはまだまだ慣れずに苦戦しています。小野尾先輩がおっしゃるように慣れるまで時間が必要だなと思いました。そして、新しくアメリカ人のルームメイトがやってきました。みんなで折り紙を折ったり、日本のアニメや漫画について色々と話をしてとても楽しくやっています。また、寮全体でのイベントもとてもたくさんあって、昨日はVan Tripに参加してニュージーランドの夜景を楽しみました。今日の夕方からはBBQもあるようです。

毎日日記をつけているので、また色々と気づいたことなどをメーリスでどんどん流していきたいと思います。

松崎陽香

行ってきます! [留学]

柴原先生
通翻のみなさん

こんにちは、松崎です。

あと数時間後に成田空港を出発してニュージーランドに旅立ちます!帰国は11/24を予定しています。

スポンジのように色々吸収して一回りも二回りも成長して帰ってみなさんにお会いできるように頑張ります。

向こうの様子などどんどんメーリスでシェアしていきますのでお楽しみに!

またニュージーランドに着いたらメールします。それでは!

松崎陽香

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松崎さん

いよいよですね。ぜひいろんなことをたっぷり
吸収してきてください。

松崎さんレベルなら、当然英語「を」学ぶのではなく、
英語「で」学んで下さいね!

体に気を付けて、頑張って下さい

柴原 智幸

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はるか、お疲れ様!
たぶんNZにもう着いていると思います。
見送り間に合わなくて本っ当にごめんなさい!
いろいろあったから、電話した時半泣きでした・・・(笑)

技能五輪でまた会おうね。
よい学びを!

2年 笠原綾花

オーストラリアからこ​んにちは [留学]

通翻のみなさん
こんばんは。志村です。

今日のお昼頃、ブリスベンに到着しました。
ホストファミリーが去年引っ越したにもかかわらず、
大学から伝えられた住所が引っ越す前の住所になっていて、
先行き不安なスタートとなってしまいましたが、
今日の夕飯はお寿司屋さんに連れて行ってくれたりなど、
とても親切にしてもらっています。

大学の授業が2/25から始まるので、落ち着いたらまた連絡します。
また、時差が1時間しかないので、
FBやskypeなどで、個人的にいつでも連絡してください。
よろしくお願いします。

志村明純

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志村さん

元気そうで何よりです。ホストファミリーの件は
大変でしたが、まあ、これも留学を楽しむうえでの
スパイスのようなものですよね。

授業が始まると忙しくなると思いますから、今のうちに
いろいろ見ておくことをお勧めします。ブリスベンと
いうと、大学の時に行きましたが、ローンパイン・
コアラ・サンクチュアリ行きの船に乗りましたっけ。

途中で、フルーツ・バットという蝙蝠がたくさん
いるところを通ったような、おぼろげな記憶が。
何しろXXXX(という名前のビール)を飲むのに
忙しくてねえ。はっはっは。

何にしても、目いっぱいいろんなことを吸収して
来て下さい!

柴原 智幸

【追伸】原発について​のドキュメンタリー映​画・この前の選挙から​思うこと [留学]

柴原先生
通翻課程の皆さん

すみません、補足ですが、先程お伝えしたドキュメンタリー映画"Into Eternity"ですが、以下のサイトで英語字幕付きのものが無料で観ることができます。

興味のある方は”Into Eternity 1 of 6”から"Into Eternity 6 of 6"まで番号順に観ていけば問題ないと思います。
http://dotsub.com/view/search/?q=into%20eternity

日本に帰ってからも定期的にこのようなドキュメンタリー映画などを観て話し合う機会を設けようかと思っています。せっかくエスポワールの皆さんもいることですし・・。

3年 山本 みき

原発についてのドキュ​メンタリー映画・この​前の選挙から思うこと [留学]

アメリカに留学中の山本さんからメールが来ました。いろいろと考えているようですね。実に良いです。

柴原

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柴原先生
通翻課程の皆さん

こんにちは。ご無沙汰しています。3年の山本です。
早いものでもう年末となりましたが、皆さんお元気ですか。

皆さんのことなので、相変わらずかなり忙しい日々を過ごしていることと思います。

私は約1週間ほど前に秋学期が終わり、寮から追い出され、今は友人宅でホームステイをしていて、のんびりと過ごしています。
というか、去年光平が言っていた通り、日本で生活しているときのほうがよっぽど忙しいです。こちらはまさに ゆとり と言った感じです。勿論その分、勉強する内容が濃くて大変なのですが。

とりあえず、名古屋外大通訳コンテスト、合宿、同時通訳、英語プレゼン、シンポジウムや資料館などに行った感想などなど皆さんシェアありがとうございます。そしてお疲れ様です。
それぞれ読んでいて、たくさん刺激をいただきました。日本で精一杯励んでいる姿が、先生のブログからも、それぞれの感想文等からも目に浮かびます。

色々言いたいことはあるのですが、今日は一番今皆さんに伝えたいことを書きたいと思い、メールをしました。この前の選挙から今思うことと、原発についてのドキュメンタリー映画を見つけたので共有したいと思います。

今私は、母に日本から送ってもらった本を読んでいます。何しろここは田舎で今はマイナス11度で外ですることも特にないので、たくさん送ってもらいました。
ちなみに今、『現代社会100面相』(鎌田慧 著・岩波ジュニア新書 2007年)を読んでいて、日本の社会について、また原発について深く考えています。実は恥ずかしながら、この本は柴原先生からお借りしているものです。アメリカにまで持ってきてしまってすみません。まだ読み途中なので、読み終わったら改めてまとめて感想文提出します。
出版年が少し前なので、古い情報もあるかもしれませんが、あらゆる社会問題について簡潔に要約されていてとてもわかりやすいです。1項目たった2ページなので、気軽に読めると思います。皆さんにもぜひお勧めします。といっても、先生からお借りしているのは私が所持してしまっているのですが。。すみません。日本でなぜもっと早くこれを読まなかったのだろうかと反省してます。

最近選挙がありましたね。
私は衆院選にも都知事選にも選挙権があるにも関わらず、投票できませんでした・・。選挙権を得てからは必ず選挙に行っているのに、(って言ってもまだ数年ですが、)今回の選挙に貢献できないことがとても悔しかったです。今回は自民党の圧勝で、私の1票ではどうにもならなかったことだとは思いますが、、それでも悔しさで胸がいっぱいです。
海外から投票する場合は、役所に出向き、出国前に事前に手続が必要とのことでした。勿論、こちらに来てからでもその手続きは行えるのですが、日本大使館に出向かなければならず、さらにその手続きは承認までに2か月ほどかかるとのことでした。
今回の衆院選も都知事選も突然だったので、手続をするにはあまりにも遅かったです。出国前に選挙のことをよく考えておけばよかったな、と反省しました。

自民党が戦後今まで行ってきたことを色々調べていると、原発のことやアメリカとの関係(米軍基地や「防衛策」など)について、これからの日本が心配でなりません。今回はせっかく色んな政党が新しく出来、新たな改革が生まれるのではないかと思っていたので、自民党の圧勝は私にとって非常にショックなことでした。とはいえ、大多数の人が選んだわけですし、安倍さんも「今回は自民党に対する信頼というよりも民主党への不信がこのような結果を生み出した」と語っていたので、しばらくは成り行きを見守ろうと思います。

前置きが長くなってしまって恐縮です。一番伝えたいことなのですが。
来期に日本の震災についてシンポジウムを開く予定なのですが、そこで使える資料がないかと探していたところ、原発に関する良いドキュメンタリー映画を発見しました。原発に関する、というよりはその再処理に関するものです。ぜひこれは皆さんにも観ていただきたいです。

Into Eternity (Michael Madsen, 2009)
http://www.intoeternitythemovie.com/

なんと、日本語版もありました! 
『100,000年後の安全』(監督・脚本, マイケル・マドセン)
http://www.uplink.co.jp/100000//

フィンランドのオルキルトに建設される放射性廃棄物処理場についてです。この映画は東日本大震災が起きる前に出ましたが、英語サイトでは、監督が日本の震災を受けて思うことも綴られておりました。
http://www.intoeternitythemovie.com/assets/greenpeace-event/Michael-Madsen-Statement.pdf

原発でやはり問題なのは処理場のことだと思います。2000年までフランスやイギリスに再処理を委託していた、という事実もあり、その当時船(あかつき丸)で運んだプルトニウムの量は広島原爆の千倍にも及ぶそうです。政府の中では、護衛のために自衛艦をつけるべきだ、という意見もあるそうです。

私が所属しているStudents for Peace and Justice(秋学期公式HP:http://www.peaceandjusticefilms.org/2012fall/index.html)では、毎月シンポジウムを開き、1つの社会問題を取り上げ、それに関するDVDなどの映像を鑑賞し、その後話し合うという形です。シンポジウムに向けたミーティングで、今期はテーマが埋まってしまっているとして、来期はぜひとも日本の震災について行いたいと強く主張し、受け入れてもらいました。

日本の震災について伝えることを念頭にこちらに来ましたが、震災の何を伝えたらいいだろう、ってすごく考えました。私は子供に対する教育のこととか、現状がどんな感じなのかを伝えようと思っていたのですが、震災に対する慈悲っていうだけだと、先日アメリカを襲ったSandiと変わらない自然災害の1つと認識されてしまいそうなので、やはり未来のことを見据えて考えてもらうべく、原発についての話をしようと思いました。
それで調べている間に、この映画を見つけました。

こちらに来てから、色んな国の人と交流し感じたことはたくさんあります。
アメリカ人ともたくさん交流しましたが、すごく感情的になってしまった日も多々ありました。
アメリカの学生は基本思っていることをすぐ口に出せるという環境の中で育ってきたので、授業中でも容赦なくギャーギャーうるさかったりします。良い意味では発言に積極的だと言えますが。一般的に、日本人は精神的にとても大人であることを感じます。プライドが高すぎる、ということもあると思いますが・・。

それから、日本語との論理性の違いをすごく痛感しました。細部までハッキリ言わないと理解してもらえないんです。しかもすぐに切り出さないと、どんどんと話が先に進んで行ってしまうんです。日頃から柴原先生の授業のおかげで、論理性の違いについてはわかっているつもりだったのですが、こんなに痛感するとは思わなかったです。神田にいるネイティヴの先生は日本の文化をよく知っていらっしゃる方が多いので、今まで私の英語がどうにか通っていたのだということも知る機会となりました。

在日米軍に夫が所属していて、その妻として沖縄に住んでいたという方ともお話したことがあるのですが、日本に住んでいた、とは言うものの全く日本のことを知りませんでした。それもそのはず、米軍基地というのは日本のコミュニティーとは完全に隔離されていますよね。私も高校生の時、修学旅行で沖縄の米軍基地内にホームビジットをしたことがあるのを思い出したのですが、そこは日本ではなくアメリカでした。日本にありながら、アメリカでした。行った当時は、まるでアメリカに来たかのようですごくワクワクして過ごして終わったのですが、今改めて考えると少し恐ろしいことだと思いました。それも経済的に日本からかなり支援されてできた場所なのです。この矛盾がすごく私には悲しいです。

「日本って全く軍事力を持っていない。だからアメリカがわざわざ支援してあげている」みたいなことを言われたこともあります。「防衛」のための自衛隊がいるので軍事力がないわけではありません。そしてアメリカのせいで、非核三原則も守られてきたとは言えない状況下なわけですよね。そして皮肉なことに、戦争というのはいつも「防衛」を理由に繰り返されてきました。これは本当に忘れてはならぬことだと思います。

アメリカでは、退役軍人の日という祝日がありますが、周りのアメリカ人が祝日の祝いをしていたその日、ベトナム出身の友人が「今日は我々のための日ではない」と言っていたことが印象的でした。でも、戦争が好きで戦場に行く人も滅多にいないと思います。
それから、カンボジアからきている学生に対して、「カンボジアってどこ?聞いたこともないんだけど」みたいな感じで言っている学生もみました。

ぶっちが述べていたように、まあ国はどこであれ、無知というのは恐ろしいことだと私も思いました。

いつもながら長くなってしまいましたが、一番皆さんに知っていただきたかったのはこのドキュメンタリーのことです。余計なことまでツラツラと書いてしまいすみません。

日本も寒いと思いますが、いよいよ年末年始に入りますね!!
年明けは明海大でのコンテストもあり大変かと思いますが、それを過ぎたら春休みだと思うのであと少し!!☆ みなさん体調を崩されないよう、勉学など頑張ってください!!

少し早いですがメリークリスマス!
そして良いお年を!! (^^)

3年 山本 みき

通翻課程 留学奮戦記2012 [留学]

(9月6日)
通翻課程の皆さん

最近の留学生活についてお話しますと、私は今、Introduction to Political EthicsとIntroduction to Media Artsの授業に出席していますが、初回の授業では半分以上、先生が何を言っているのか本当にわからず、本当に戸惑いました。また、この2つの授業には日本人…というかむしろアジア人が私しかいなくて、視線が気になって(気のせいかもしれませんが)、しかも授業についていくのに本当に必死で、正直毎日授業に行くのが怖いです。授業も、"Our western culture is..."みたいな感じで始まりますし。例とかもあまり私には馴染みがありません。(もちろん知識不足なだけなのですが。)

Polithical Ethicsなんか教科書の意味がほとんどわかりません。(ネイティヴの学生によると、古い書物なので、今となってはあまり使わない単語もあるそうです。)

これから留学に行く皆さんに特に伝えたいことは、自分が受けようと思っている予定の科目に関しては、日本語でいいので知識をたくさん詰め込んでおくことを強くお勧めします。

とりわけ、好きなことだったら誰でも頑張れると思うので、興味のある分野にとにかくがっついて、知識を出来るだけ多く得ておくことがとても重要だと思います。

最初は全くちんぷんかんぷんで半泣き状態で、今まで自分なりにもTOEFL対策とかやっていたのに、それが全部意味がなかったような気までしました。資格試験の英語なんてゆっくりすぎます・・。

ただ、自分が知識を持っている部分だと、たとえ単語がわからなくたとしても、頭の中でなんとなく整理がつきやすくなります。

私の大学には、こっちに長く滞在している日本人学生も結構いますが、皆日本人で固まる傾向があります。せっかく留学しているのに、常に日本語で話しているのです。信じられません。(これは単なる愚痴なのですが。。)
私はそれを避けるべく、日本人の輪からいつも離れていて、異国の地で孤独だなあって感じることもありますが、積極的に他の国から来た人と交流するようにしています。

サークル的なコミュニティー活動で、物理クラブ的なのと政治哲学クラブ的なのを見つけたので、私の興味分野なので、顔を出してみようと思っています。

とにかく今は予復習と課題に追われているのですが。。ルームメイトとは相性が良く、部屋で勉強しやすい環境なので、今のところ順調です。(まだ始まったばかりなんですけどね)

毎日日記を長々付けていて、まだまだ書きたいことがたくさんあるのですが、今日はこの辺で失礼します。
申し訳ないです。時間が空いた時にまた色々報告します。

早いもので、もう9月なのですね。
皆さん。残りわずかではありますが、充実した夏休みをお過ごしください。

3年 山本 みき

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柴原先生
通翻課程の皆さん

みきてぃ先輩

留学の報告ありがとうございます。
そして授業についてのアドバイス、ありがとうございます。とても参考になります。

みきてぃ先輩がおっしゃる通り、確かに日本にいる間になるべく多く自分の学びたい授業に関する知識を詰め込んでおいたほうがいいですね。そうすれば留学先では日本で学んだこと以上のことを学び、得ることが出来ますもんね。私もそうなれるよう、今から留学に向けてしっかりと準備していきたいと思います。

とにかく、先輩が頑張っているので私も負けないようにこっちで頑張ります!
また何か学んだこと、気付いたこと、面白い発見などあればぜひ教えてください。

そしてほかの先輩たちからの報告も楽しみにしています。

椿 花緒里

ビデオレター [留学]

柴原先生、通翻課程のみなさん
こんばんは!
川人です!

すみません、今更ながら皆さんからのビデオレターを見させてもらいました、、!

めっちゃ嬉しかったです!!!
感動しました!!!

ちょうどーヶ月前に合宿で一緒だったから、そこまで経ってないのに、みんながすごく懐かしくて、久しぶりな感じがして嬉しかったです!

ちょうど授業が始まって一週間経って、若干落ち気味だったのでありがたかったです!

Espoirのみなさんと柴原先生を含む応援メッセージをくれたみなさんほんとにありがとうございました!

川人冴

アメリカからこんばんは! シリーズ [留学]

通翻課程のみなさん

こんばんは!3年の坂巻です。

アメリカからこんばんはシリーズパート3です。(柴原注:すみません、「パート1」と「パート2」をまとめてしまったので、いきなりの「パート3」となりますが、シリーズの欠落はありませんのでご安心ください)

ビデオレター、見ました!!みなさん本当にありがとうございました。お一人お一人の温かいお言葉に感動しました。

日本で頑張ってるみなさんに負けないようにこっちでしっかり頑張ります。いろいろ学びとって、元気に日本に帰りたいと思います。

アメリカに来て2週間がたちますが、 毎日楽しいです。

こっちの大学には、本当にさまざまな国から留学生が来ていて、そういった人たちと話をするのは本当に楽しいです。

昨日、一昨日と、留学生のオリエンテーションキャンプに参加してきましたので、そのことを少し書きます。

4~5時間バスに乗って、ミネソタ州のRoseauという街に行き、スノーモービルをつくっているPolaris社の工場見学や、スケールの大きすぎるアメリカの農業を見学したり、見渡す限り何もないくらい広い牧場を訪れたりしました。特に、アメリカの農業というか畑はあまりにも広くて驚いたし、そこで畑仕事をするトラクターなどの機械も見せていただきましたが、タイヤが私の身長よりも大きくて、日本とは比べ物にならないスケールの大きさに驚くばかりでした。

また、Roseauにはカナダとの国境があり、そこも訪れたのですが、何しろ森の中で木に囲まれて、建物とゲートと小さな看板があるだけで、人はほとんどいなく、国境を通過する車もそうたくさんはいませんでした。日本には陸続きの「国境」はないので、初めて国と国の境目をみたのですが、あまり実感がわきませんでした。

それでもあまりうまく言葉にできないですが、いろいろ勉強になったし、さまざまな留学生ともコミュニケーションがとれ、ご飯もおいしかったので、本当に参加して良かったと思いました!

一つ私が勉強していてよかったなと思ったのは、言葉です。中国や韓国の留学生が多いのですが、互いの国の言葉を少しでも知っていると、それで話題の幅も広がるし、親しみもわくので、中国語や韓国語は少し勉強していてよかったなと思いました。ちなみに私が話した韓国人は、ほとんどが日本語を少し話せていました。

またこれは余談なのですが、自己紹介で"My name is Ai."というと、日本語を知っているアジア人が、何人も”Ai means love in Japanese, right?"と言ってくれたので、本当に嬉しかったです。

この大学には留学生もたくさんいますが、それ以外のアメリカ人学生は、ミネソタ州など近くから来た学生ばかりです。まだ2週間しかいませんが、私が住んでいる地域の人は、ほとんどが白人に金髪という印象を持ちます。

留学生と違ってアメリカ人には「怖いなー」という印象を持ってしまいますが、驚くことに、寮の近くの部屋に、日本が大好きな学生をもう3人も見つけました。

日本好き=アニメ と思いがちですが、日本のギャルが好きな子や、ジャニーズの嵐の大ファンだったりと要素はさまざまです。そういう子たち含め、アメリカ人とも積極的に話していきたいと思います。

明日から授業が始まります。忙しくなると思いますが、必死に食らいついて頑張っていきたいと思います。

メーリスに上がる単語の勉強会など、みなさんが頑張っている様子にも刺激を受けます。

場所は違っても、お互いに頑張りましょう!!!

ではよい夏休みを。

坂巻亜依

アメリカからこんばんは! [留学]

柴原先生
通翻課程の皆さん

こんにちは。(ですよね? ちなみにこっちは夜なので。。)
3年の山本みきです。

メールをくださった皆さんありがとうございました。
そして、さえ!何もしたとかではなくて安心しました。笑

早速通訳演習をしたとか!! 私も負けていられません。だいきとやってみます!←
ちなみに、私の荷物は無事でした。

というか、ここモンタナのミズーラは、山に囲まれて緑も多い田舎なので、かなり治安が良いです。というのも、日没21時以降は夜はあまり出歩いていなかったり、出歩いていても友達と一緒なのでまだ危ない目にあっていないからかもしれません。

こちらは既に秋くらいの気候なので、朝晩は涼しい…というかもう寒いです。

もう既に街の中を一人で歩き回ったのですが、お店等はあるにはあるのですが…あまり何もない感じです。勿論、勉強するにはとてもいい環境です!!

到着してから私は明日で一週間経ちます。

オリエンテーションが毎日続いて、ドタバタしていて、連絡遅くなってしまい本当にすみません。とりあえず、無事に着いています。そして、授業は来週からでした。

ちなみに、現地に着くまで元通翻生のだいきと一緒だったので不安もありませんでした。
笑むしろ彼の現地での積極性のおかげで自分のモチベーションも高められます。笑

次はいよいよあきた君の出発ですね・・・。
報告楽しみにしています!!!!!!!!!!!!!


まだここへ来て1週間も経っていないですが、思ったことを書こうと思います。手書きの日記を毎日長々と書いているので、そこから伝えたいと思う部分をピックアップしたいと思います。

まだ来たばかりで偏見も多く、印象論が多いと思うので、軽く見る程度でお願いします。ピックアップしたとはいえ、かなり長くなってしまったので、余力がある時だけ見ていただければと思います。

初日。
飛行機の乗り継ぎの場所がシアトルだったのですが、安い便なので待ち時間が長く、シアトルで半日過ごすことになりました。ずっとだいきと一緒にいたのですが、一番最初に驚いたのはやはり食事の量でした。勿論私は海外は初めてではないので、なんとなく知っていたのですが、それでも久々に見ると驚きました。ミディアムサイズのドリンクが私の足のサイズと同じだなんて!笑

ちなみに食べたのは、数年前まで日本にもあった Wendy's というファストフードです。

とにかく店員の言葉が全く聞き取れなくて、あたふたしてしまいました。セットのポテトをサラダにかえたつもりが、ポテトとドリンク付きの普通のセットにサラダが付いていました。笑

ここに来て最初の失敗でした。笑 無論、ポテトはお腹に入らなかったのでそのままゴミ箱行きでした。私は出された食事を残したことがあまりなかったので、本当にショックでした。笑

「この無駄な量を途上国の人々に分け与えたらいいのに。」そう言っただいきの言葉が印象的でした。進展国と途上国の食事の量を考えたら、これほどまでに不平等なことはないと思います。コンビニ等の廃棄にしろ、本当にもったいないと思ってしまいます。

空港で思ったのですが、ファストフード系の店員にしても、荷物運びのスタッフや整備士にしても、人種が限られているような気がしました。こう言ってしまうと差別になるのは勿論わかっているのですが、肌に色が入った人をよく見かけました。空港を利用している側は白人が多かったので、格差がなおさら浮き彫りとなりました。

また、荷物検査はとても厳しく、空港についてもゲートを出るまでにかなり時間がかかりました。でも、その荷物検査の場所には、白人と日本人しかいませんでした。これは聞いた話ですが、荷物検査をする場所を人種や国によって分けているのではないかという話でした。例えば、中東から来た人には別のゲートでかなり厳しい検査をしているとか。。。

シアトルから乗ったアラスカ航空の小さな飛行機の乗務員はかなりフレンドリーで、キャビアアテンダントなんか放送のアナウンスで歌っていました。歌いながら機内での注意事項を説明しているのです。これにはとても驚きました。笑

2日目。
私が来ているプログラムは、語学と学部が両方同時に受けれるブリッジプログラムというものなのですが、所属先は語学と同じELI (English Learning Institutute) なので、語学留学だけで来た日本人がとてもたくさんいました。というか、4分の3が日本人でした。何も知らなかったので本当に驚きました。普通に日本語が飛び交っているし、神田とあまり変わらない環境でした。他国の人もいる中で、日本語でずっと話しているのはどうかと思ったので、私は極力英語を使い、他国の人に話しかける努力をしました。

最初に話したのがサウジアラビアから来た女性なのですが、アメリカには何度も留学に来ているそうで、かなり英語力が高かったです。宗教上の理由により、女性は結婚してからではないと1人で旅行も留学もできないそうです。年齢はそこまで大して私と変わらないのに、既に子供がいるとのことでした。これは推測ですが、結婚は政略結婚なのかもしれません。

また、寮で部屋が隣だった日本人の子が、名古屋の南山大学から来ている子でした。私は、去年の通訳コンテストで初めて名古屋に行き、南山大学という大学も知ったのですが、行ったおかげで話が盛り上がりました。やはり、行った場所を広げておくと、その分だけ出会いも広がるし、他の場所で出会った友達との関係も深くなると思いました。勉強に関してもそうだと思います。色んな分野の勉強をしておくことで、自分の視野が広がるだけでなく、他の人との会話も充実したものになると思います。聞いてみると、南山大学も神田外語大学のように、英語学習において充実した環境にあるそうです。

お店の人に注文するときも、他の国の人と話していても、rやlの入った単語を言うと必ず聞き返されます。私の中でrとlの発音が未だによく出来ていないことがよくわかりました。中国から来た男の子に、確か日本人はrとlの区別が苦手なんだよね?と言われてしまいました。

それから、現地のコストコのような大型マーケットに買い物に行きました。生活用品たくさん買いました。湯沸かしポットはないと言われたので、amazonで調達しました。既にお茶を飲みたくて仕方がなく、日本からお茶パックやみそ汁パックを大量に持ってきていたので、ポットが届いたときはカナリ嬉しかったです。

3日目。
構内の携帯ショップの携帯が売り切れていたので、初めて1人で学外に出て、携帯を買いに行きました。プリペイド式の携帯はすぐに買えました。あとから聞いた話、学内で買った子よりも半分の値段で買えたので、思い切って学外に出てみてよかったと思いました。

4日目。
朝からビュッフェで甘いパンを食べることに既に飽きました。最初は喜んで1日3食普通に食べていましたが、もう1日1食や2食しか食べる気がしなくなりました。

オリエンテーションでアメリカ文化を学ぶゲームをやったのですが、サウジアラビアから来た男の子の話す英語が本当に聞き取れなくて困りました。rが必ず巻き舌になっていたり、vがfとなっているみたいで、苦労しました。たくさん話しかけてくれるのはいいのだけれど。。。実際、ゲームのルールをよく理解していなかったようでしたが、それでも堂々として、積極的にみんなに話しかけていたので、尊敬しました。失敗や間違いは恐れるべきではないと、彼の姿を見て改めて思いました。

また、サウジアラビアから来ている別の女性が、ELIの先生に早速文句を言っていました。ゲームの問題で、学生のこのような授業態度が許されるかどうか、という丸罰問題みたいなのをやったのですが、正解が曖昧なものがあったからです。

先生に対しては失礼にあたるけれど、実際このような態度の学生が多い、というものでした。日本でもありますよね、そういうの。授業中に黙って教室の外へ行くだとか、帽子を被ったまま授業を受けているだとか。許されていないはずのものが、許されているような感じになっている状況のことです。

とにかくその女性は、この問題は絶対に丸よ、と自分の意見は正しいと常に押し通していました。サウジアラビアで留学出来るのはお金持ちなのと、お金持ちはプライドが高い、というのを聞いたことがありますが、そういう感じな気がします。。

5日目。
アメリカに来る前の出発前オリエンテーションで、「アメリカの学生でおしゃれしている人はいない。だからおしゃれはすべきではない。」と何度もスタッフに言われました。無論、勉強するのには無用ですから、私もこっちでは絶対にスカートは履かないと決めています。実際行ってみると、もちろん学生はTシャツに短パン、ジーパン、トレーナーなどラフな格好が多かったです。

ただ、週末出かけるとなると思いっきりおしゃれをするようで、寮の共同の洗面所でおめかしをしている学生を見ました。メリハリがあるようです。

それから、他の国から来ている学生は、宗教上の理由以外は、ほとんどおしゃれだったと思います。といっても、ブラジル、イタリア、サウジアラビア、中国、韓国、ドイツの学生しかまだ見ていませんが。

同じ国から来ていても、個人差はあるものだし、ファッションはあまり関係ないと思いました。というか、どんなにおしゃれをしたって、もうすぐ本格的に寒くなるので、あまり意味がないかと思います。

1人で構内をぶらぶらしている時に、構内の掲示板を見ました。早速行きたいイベントやアクティビティー、シンポジウムなどがたくさんあり、メモしました。とりあえず興味のあるものは片っ端から参加してみようと思います。

学内の図書館に、Mansfield財団というところがあるのですが、実は私がゼミを取っている水野先生がそこの所長と知り合いで、挨拶しに行ってみました。その方は普段はワシントンに居るそうで、たまにしかこちらに来ないということだったのですが、スタッフが来たら知らせてくれると約束してくださいました。私は、自分の名刺をたくさん作って持ってきていたので、その名刺を渡しました。去年インターンシップをしたときに、自分の連絡先などを相手に知らせるのに絶対に名刺は必要だといわれていたので、とても役に立ちました。

また、ここにきてplacement testがあたのですが、ELIの先生によると、日本人は文法と読む能力がとても高いそうです。他の国からきた学生は、積極的に話す力はあっても、意外と読み書きの力が弱かったりするそうです。

それから、学内の書店に教科書を買いに、ブラジルから来た女の子と行ったときのことでした。その女の子が店員に教科書はどこにあるか尋ねたのですが、サウジアラビアから来ていてアルバイトをしている学生でした。なので全然何を言っているか私は聞き取れませんでした。(あとでわかった話、結局彼自身も教科書がどこにあるのかわからなかったみたいです。)

あとでその女の子にさっきの話が全く聞き取れなかったことを告げると、その子も全くわからなかったと言っていました。わかっているフリをするのは日本人だけではないのか、と思いました。笑 結局、別の店員に聞くことにして、解決しました。

6日目。
今日は食事以外は終始部屋にいて、インターネットで学内の情報を集めていました。学内の情報はほとんどインターネットにあります。構内の掲示板を見ても、配布物を見ても、「詳しくはサイトで!」と書いているものが多かったので、色んなサイトを見ていました。

長くなってすみません。こんな感じで生活をしています。学内の寮なので教室などどこへ行くのにも10分もかかりません。また授業が始まって落ち着いたら報告をしようと思います。

皆さん素敵な夏休みをお過ごしください。

では!
(おやすみなさい)

3年 山本 みき

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みきてぃ

お疲れ様。小野尾です。

さっそく様々なことを感じているみたいですね。

最初の感覚は次第に薄れて当たり前になってしまいます。いまの感覚を大事にして頑張って!
とりあえずアメリカなんて国は差別と偏見が非常に多い国です。

サラダボウルと言われてようが、白人は白人が偉いと基本的に思っています。これからアジア人をバカにしたりする人と会うかもしれませんが、アジア人の方が勤勉なので気にしなくて大丈夫です。

とりあえず一年間という短い期間の中、できるだけ多くのことを知り、感じ、考えてみてください。

応援してます。

小野尾

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山本さん

そうですね、小野尾君も言っていますが、留学当初の「今」しか感じられないこともたくさんありますから、しっかり記録に残しておくといいです。

また、小野尾君の言っていたことですけれども、基本的にどんな集団にもそういう人たちは存在します。私を含め、通翻課程の仲間たちが、逆にそういう勘違いをしないように気を付けて行かないといけないな、と思ってもいるんですよ。

イギリスに住んでいた頃は有形無形の差別を受けた経験がありますが、命を左右するようなものではない限り、それも後になってみれば「良い経験だったなあ」と思えます。

ネガティブな経験からすら、学んでしまう。伊達や酔狂で「すべてを学びに!」と言っているわけではないのです!いや、私もなかなか悟りきれませんけれども、努力のベクトルとしてはそういう方向に持って行こうと思っているんですよ。みんなで一緒に成長して行きましょう。

柴原 智幸

行ってきます!! 2012 [留学]

(8月16日)

通翻課程のみなさん

こんばんは。
3年の坂巻です。

明日から半年間、アメリカのミネソタ州に留学に行ってきます。

アメリカでさまざまなことを学び、吸収できるよう頑張ります!
たくさん成長して、半年後に皆さんにお会いしたいです♪

皆さんもよい夏休みをお過ごしください。

では行ってきます!

坂巻亜依

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坂巻さん

行ってらっしゃい!体に気を付けて、どうぞ大暴れをしてきてください!

「すべてを学びに!」の精神を忘れずに。

柴原 智幸

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柴原先生、通翻課程のみなさん
こんばんは!
3年の川人です。

私もついに明日あいちゃんとともに旅立ってきます!!
不安だらけですが、Learn from everyrhing精神で頑張ってきます!!
皆さんも頑張ってくださいね(^^)

川人 冴

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おおっ!もうそんな時期ですか、寂しくなりますね…。

あい先輩、冴先輩、頑張ってきて下さい!
お土産話待ってます!

(柴原注:だから!メールには「宛名!」「署名!」)

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亜依先輩こんばんは。
しばらくお会いできなくなるのがとても寂しいです。
でもミネソタで思う存分発信、吸収してきてください!

お気をつけて、いってらっしゃい!

2年 笠原綾花

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冴先輩こんばんは。
またお会いできるのは年末以降ですね。
4ヶ月は短いようですが、きっと貴重で充実した学びができると思います。

お気をつけて、行ってらっしゃい!

2年 笠原綾花

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川人さん

行ってらっしゃい!

健康でさえあれば、いくらでも無茶な勉強はできますから、体にだけは気を付けて下さい……って、言っていることがなんか矛盾している気もしますが。

それにしても、今年も通翻生が海を渡る時期になりましたか。

鮭のように、大きく成長して帰って来て欲しいと思います。

柴原 智幸

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柴原先生、通翻課程のみなさん、
こんにちは!
川人です。

無事着いていまは部屋でまったり中です!時差がわけわからないのでいつ着いたかよくわからないのですが、なんとか大丈夫です!

私はシカゴの乗り換えの関税でなぜかとめられて連行されて次の飛行機に間に合わなくなりそうになったり、あいちゃんはスーツケースが届かずと、色々ハプニングだらけで困惑中ですが、これから頑張っていこうと思います!

ちなみにミネソタは今、夜中の3時です。夕方までは普通に暑かったのですが、21時頃から結構寒くて体温調節が難しいです、、明日はフリーなので街を散策してこようと思っています!

あさってからはオリエンテーションです。

授業はまだまだなのでそれまでにこの生活に慣れていけたらいいなーと思います。
何かあったらまたメーリスで流します!

川人 冴

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川人さん

メールをありがとうございます。そうですかあ、さっそくあれこれ洗礼を受けているわけですね。

授業が始まるといろいろ忙しくなるでしょうから、今のうちに見られるものは見ておくと良いですよ。

それにしても、いよいよですね。頑張って下さい!

柴原 智幸

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(8月19日追記)

柴原先生
通翻課程の皆さん

遅くなってしまってすみません(>_<)
皆さん、期末で忙しい中、ビデオレター等々ありがとうございました!!

笑いあり、涙ありで感動しました!! ☆

大学ではたくさんのイベントがあるようなので、積極的に色々参加して、メーリスで共有していこうと思います。
また、日本のことや被災地のことも自発的に発信していこうと思います。

ちなみに、ルームメイトはドイツ系アメリカ人でした。11階建ての寮の10階に住みます。それから、1人部屋はなく、プライバシーがない感じのようです。

お風呂も洗面器も部屋の外に共同であるみたいです。ブリヒルみたいな感じですかね。
明日早速オリエンテーションで、明後日から授業です。

4年生の皆さん、まだメーリスでやり取りすることもあると思いますが、一応。今までありがとうございました。頼りない後輩ですみませんでした。。

4年生はみんな貫禄があり、熱心に学んでいる姿を本当に尊敬しています。これから学校という枠から出て、大変なことも多くなると思いますが、頑張ってください。

それでは、これより出発します。行ってきます!!

P.S.
さえ&あいちゃん
とりあえず無事着いたようで良かったです。
税関で止められたって、一体何したの??笑
私は荷物がどこかに行ってしまわないように願います(>_<)

3年 山本 みき

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山本さん

行ってらっしゃい!いよいよですねえ。こうしてどんどん海を越えて行く通翻課程のメンバーを見ていると、実に頼もしく思います。

何かをつかんで帰ってきて下さい。何をつかむかではなく、
「手ぶらで帰らない!」
という意識が大事だと思うんですよ。

体に気を付けて、頑張ってくださいね。

柴原 智幸

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(8月24日 追記)

柴原先生、通翻課程のみなさん
こんばんは!

川人です!

ミネソタに来てから10日が経ちました!生活にも慣れてきてとても楽しいですが、授業がまだ始まらないのでとても暇です(笑)だからメールを送っています(^_^;)(笑)

今日はあいちゃんとちょっとだけ通訳練習をしました!二人で、みんなに負けないようにしなきゃねって話してました(^^)そして私たち二人は、fruitfulな4ヶ月を送ろうと改めて決意したのでした!(笑)みなさんもそんな夏休みを送ってください♪

ではまた!!

川人 冴

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柴原先生、通翻課程のみなさん

連続すみません、川人です!

みきてぃ遅れてごめん!
荷物ちゃんと届いて大丈夫だったかな?

税関でとめられたのは、私がなんかしたとかではありません!(笑)

こっちに15年住んでる日本人の先生に聞いたところ、一種の差別のようなものだそうです。

私も悪いのですが、見た目で判断されて、勉強しに行く感じではないから、こっちで恋愛?とかして、例えば結婚したり子供を作って日系人が増えるのを阻止するためというかなんというか、そういう差別的な理由なことがよくあるそうです、、あとは、仕事がなくて暇だから適当にとめるということもあるそうです、、!

何が理由でとめられたのか、本当のところはよく分かりませんが、とにかちゃんと到着できたのでまあ良かったです、、

川人

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川人さん

大変でしたね。でも、まあ半年待ってみてください。これも含めて良い思い出です。そして3年後には、立派な笑い話として笑い飛ばせますよ。

私のBBCの同僚も、入国審査のときに係官の態度が余りに横柄だったので、ちょっとだけ反抗的な態度をとったら、即、別室に連れて行かれて「全部脱げ」。

もちろん何の問題もあるわけが無くて、30分ほどで無罪放免になったそうです。で、係官に「何でこんなことしたんです!」って言ったら、すました顔で

"You looked suspicious. That's all."(怪しかったから。それだけ)

といわれたのだそうです。まあ、人を疑うのが仕事って側面もありますしね。あれはあれで、大変な仕事だと思いますよ。

柴原 智幸

気づけば5月も中旬だけど、通翻新加入の皆さんはじめまして♪ [留学]

おはようございます。

「カズの世界史講義」の「カズ」と聞くと、サッカーの「カズ」を連想してしまう意外とサッカー好きな廣田です。通翻のキングカズも、世界史講義が完結したら、カズダンスを披露してくれるのでしょうか?笑 

しょうもない無茶ぶりはさておき…

(多分)1年生:「ていうか廣田って誰っすかー??」

良い質問ですねー。

紹介がだいぶ遅くなりましたが、通翻新加入の皆さんはじめまして、通翻3年の廣田亮介です。皆からは「ひろちゃん」と呼んでもらっているので、お気軽にそう呼んでくれればと思います。現在は、オーストラリア・ブリスベンのクイーンズランド工科大学に学部留学しています。

2月16日にオーストラリア・ブリスベンに到着してから約3ヶ月が経過しました。留学報告第一弾をワードにまとめたので、もし良かったら添付ファイルを読んで下さい(^^)/

大学、ブリスベン、もしくはホームステイについてなど質問等ございましたら、お気軽に聞いて下さい。特に、オーストラリア留学に興味がある人は何でも質問してくれればと思います。

でも、「ウケ狙っているんだろうけど、すべってるよ、ドンマイ!」的な、慰めは受け付けておりません(笑)

廣田亮介

***

添付ファイルの「本編」をご覧になる前に...

0. 留学出発前ドタバタ編

じゃじゃん。いきなり訳も分からないでしょうが、そんなのお構いなしで皆さんにクイズです。

出発を4日後に控えた2012年2月11日に私に降りかかった出来事は以下のうちどれでしょう?

1.ビザを取ってないことに気づいた

2.航空券を取ってないことに気づいた

3.前日にテキーラを飲みすぎて2日酔いであることに気づいた

4.「イ」ではじまって「ザ」で終わる病気になったかもと気づいた
※1 いて座ではありません。いて座は星座です。
※2 いざこざでもありません。
5. All of the above

正解は…
3と見せかけて、4です。

中高は無遅刻無欠席で、超健康優良児だと自負していた自分がこのタイミングでかかるとはある意味「持ってるな」と思いました。

病院に行き、ラブではなく点滴を注入してもらい、出発前日にようやく外出できるようになり、無事オーストラリアに向けて旅立ちましたとさ。めでたしめでたし。

「廣田しょうもない」と思ったそこのあなた、まあそう言わずにもし良かったら添付ファイルも読んで下さい!!

***

オーストラリアQUT留学報告 第一弾(2月・3月・4月)
通訳翻訳課程3年 廣田亮介

1. ブリスベン
留学しているブリスベンはクイーンズランド州の州都で、人口185万人の街。日本との時差は+1時間。オーストラリアは移民の国ということだけあり、ブリスベンも人口の約20%は外国出身だそうです。なので、世界各国のレストラン(日本食も)が街の中心には結構あり、国際色豊かな街という印象です。日本人はたまに街を歩いていると、観光客もしくはおそらく短期の研修で来ている人を見かける程度です。同じアジアでも、中国人と韓国人はとても多いかなと思います。

2. 大学
現在留学している大学は、クイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology 以下通称QUT)です。学生数が4万人でそのうち4千人を留学生が占めるそうです。こちらも、学部の方には日本人はほとんどいなくて、同じアジアでも中国人と韓国人は多いかなという印象です。キャンパスは2つあるのですが、自分が通っているGardens Point Campusの方は、街の中心部にあるのですが植物園が隣接していて、緑豊かなキャンパスです。学生数が多い大学だけあり、キャンパス内はとても広いです。無線LANが使える建物も多いです。

3. 授業
現在4つの授業を履修しています。基本的にどの授業も、Lectureと Tutorial(※徳井さんと福田さんは出てきません)で週2回クラスがあります。Lectureは大きいスクリーンがあって何百人か入るような教室で行われます。一方Tutorialは、1クラス20人位の少人数で行われ、Lectureで学んだことを踏まえて、ディスカッションなどをします。

① Business Law and Ethics
この授業は例外で、週1回3時間のみの授業です。(とはいえ、教える方も多分途中で嫌になるのか、2時間くらいで終わることが多いです笑)
内容は、タイトルの通りビジネスに関連する法律と倫理についてなのですが、背景知識のなさを最も痛感する授業です。例えば Utilitarianism という単語が授業で出てきましたが、もちろん辞書をひけば「功利主義」と出てきます。しかし、不勉強な私の場合はまず「功利主義」とは何かから理解することから始めなければなりませんでした。たとえ、教科書に出てきた知らない単語を全部辞書で調べて理解したとしても、知識がなければ功利主義の概念を理解することは難しく、改めて背景知識の大切さを学びました。まずは、日本語でたくさんの知識を持つことの大切さも同時に感じました。
② Intercultural Communication and Negotiation Skills
この授業は、2時間のLectureと1時間のTutorialの週2回です。
内容は各国における文化の違い(例えば、Individualism vs Collectivism, High context vs Low contextなど)を学んだ上で、交渉に関するテクニックなどを学び、異なる文化を持つ相手とどのように効果的に交渉していくのか、ということを学びます。Tutorialでは、実際に2チームに分かれて交渉のシミュレーションも行いました。

③ Global Business
こちらの授業も2時間のLectureと1時間のTutorialの週2回です。
内容は、タイトルの通りです。(説明雑ですみません笑)ちなみに、最近出た課題は、ブラジルとメキシコの政治、ビジネス環境をリサーチしてどちらの市場に進出すべきという結論を出し、どのように進出するかなど提言をレポートに書くというものでした。

④ Working in Business
この授業は、Lectureが1.5時間Tutorial 1.5時間の週2回です。内容は、自分の適性を知って、どのようにそれを自分のキャリアに生かしていくかという感じです。

4. ホームステイ
現在ホームステイをしています。ホストファミリーの家族構成は、ホストファーザー(オーストラリア人)、ホストマーザー(タイ人)と3人のホストブラザー(13歳、11歳、5歳)と一緒に生活しています。みんなとても親切で、また本当の家族のように接してくれるのが本当に嬉しいです。

5. イースター休み
シドニーに行ってきました。飛行機で行けば1.5時間で着くのですが、素直ではない私はあえて電車で約10倍の15時間かけて行ってきました。(友達に言ったらバカじゃないのみたいな反応されましたが)まあ、確かに正気の沙汰じゃなかったかもしれませんね。笑
オペラハウスのガイドツアーに参加したり、シドニー中の博物館をみてまわったりと、とても充実した時間を過ごすことができました。

ちなみにシドニー滞在中は、ユースホステルに泊まっていたのですがイギリス・ドイツ・フランス・チリ・韓国・タイ出身のルームメイトがいました。初日に部屋入って1分30秒後くらいに「よし、ラウンジに飲みに行くぞ!!」と言われ、ウィスキーをロックで一緒に飲んだのも良い思い出ですね。ちなみに、このとき心の中で、「こーぺーちゃん(呼んだことないですが笑)今まで鍛えてくれてありがとう!!」と思いました。ある意味、Learn from Everythingが生きた瞬間でしたね。
最後に
留学生活も約3ヶ月が経過しました。現地でサポートしてくれているホストファミリーや友人、日本から温かく見守ってくれている家族や通翻課程の皆さんなど自分の留学を支えてくださっている全ての人に感謝の気持ちを忘れずに、また1日1日を大切に残りの日々も勉強に励みたいと思います。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
この留学報告が「第1回まさかの最終回」にならないようにまた、報告したいと思います。

2012年5月13日
通訳翻訳課程3年 廣田亮介

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廣田先輩、はじめまして。
1年の平井祐未です。

私はオーストラリアへの留学も視野に入れているので、先輩のレポートがとても参考になりました。
ありがとうございます。

以前、クイーンズランド工科大学のHPを見たのですが、
コースがEngineeringやDesignなど商業っぽいなと思っていました。
しかし、実践的な授業が豊富でとても興味が湧きました。

ホームステイもしたいと思っているので、またお話を聞かせてください。
廣田先輩が帰国する3ヶ月後(でしょうか?)、お会いできるのを楽しみにしています。
留学、楽しんで下さい。そして、いろいろなことを吸収してきて下さい。

平井

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小野尾です。

チュートリアルwww

やっぱり海外で飲む機会は大切にした方がいいですよね。僕も鍛えておくので、日本帰ってきたらお互いを高め合いましょう。

次の報告書では、文化的背景の違いから、ホームステイをしていて困ったことなどを報告してもらえると良いですね。よろしくお願いします。

小野尾

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ひろちゃん先輩こんにちは。
お変わりないようで何よりです。(笑)

ご報告ありがとうございました。
個人的にnegotiation skillに興味を持ちました。
情報や意見を出すだけでなく説得・交渉など、アウトプットにはいろいろな目的があるものですね。

私たち2年も、留学を意識しないといけませんね。
こちとら奨学金も一旦停止しなければいけませんし、手続きは本当に手間がかかりそうです。(汗)

次なるご報告、楽しみにしています。
引き続き留学ファイトです!

2年 笠原綾花

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ひろちゃん先輩こんにちは、そしてお久しぶりです。

元気そうで何よりです。そして、久しぶりにひろちゃん先輩のギャグを聞けてとても楽しかったです。(笑)

忙しい中、留学報告をしていただいて本当にありがとうございます。
わたしもオセアニア留学を考えているのでとても参考になりました。

特に、イースターを利用しての旅行、楽しそうですね!
あえて飛行機を使わないところも楽しそうですね。

とにかく、先輩が元気にたくさんのことを学んでいるので、わたしたちも日本でもっと頑張らなくては!と思いました。

お忙しいとは思いますが、また報告待ってます!
次は留学中に直面した困難や、それにどう対処したかなどを教えていただけると嬉しいです。

では、身体に気を付けて残りの留学期間も頑張って下さい!

2年
松崎陽香

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アウシュビッツに関して [留学]

留学中の小沼君から、久々のメールです。忙しそうですねえ。

興味深いサイトの紹介、ありがとうございます。

ただ……えーっと、僕の読み違いでなければ、先生はマサチューセッツにお住いのようですが……。

柴原 智幸

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ブログを紹介したいと思います。

http://watanabeyukari.weblogs.jp/blog/2012/04/auschwitz.html

興味を持ったら、先生の研究室へ。

小沼

「いかに自分が恵まれた環境にあるか」に気づく体験 [留学]

元通翻課程生で、アメリカ留学中の上岡さんから次のような興味深いメールが来ました。メールの後半を引用します。

<以下引用>

本日(現地時間4月25日)、私の留学しているアイオワ大学にオバマ米大統領が来校し、Higher educationに関するスピーチを行いました。

スピーチ会場への入場券を入手すべく、先日3時間並び、今日は場所取りのために7時間並びました。「7時間」というと驚く人も多いかと思いますが、それくらいの事をする価値のあるスピーチでした。

私自身はオバマ大統領の写真を撮るのに必死だったのと、「あのオバマ大統領が自分の目の前にいる!」という
緊張で、スピーチは半分位しか耳に入りませんでした。

しかし、スピーチを聞いて思ったことがあります。それは、いかに自分が恵まれた環境にあるか、ということです。

アメリカ人の友達は、複数の奨学金を受けている上に、Student Loanも借りています。そこまでして自分で授業料を払って大学で学んでいます。

アイオワ大学は州立大学ですが、授業料が神田外大よりも高いです(学部によって異なりますが…)。私は、TOEFLを何度も受け、IELTSも数回受けました。

TOEFLやIELTSの受験料が安いとは思いませんが、“その受験料だけで、交換留学生として学部留学をし、現地の人と同じように授業料を払っていないのに、同じ授業を受けれる”という環境は、すごく恵まれていると思います。

その反面、自分は、親に授業料を出してもらいながら大学に通い、そしてその大学生活がもう丸3年も過ぎたというのに、まだまだ勉強不足な気がします。

特に1年生の時は本も読まず、ただ課題をこなすだけの年でした。あまり「学び」がなかった気がします。今更ですが、本当に後悔しています。もっと本や新聞をcriticalに読み、自分の考えを持つべきだったと思います。知識量を増やすこともすべきでした。

留学して気付いたことを踏まえて、帰国後もたくさん学ばなければいけないと思っています。きっと通翻図書が、その役割の一部になってくれると思います。

(Youtubeに早速オバマ米大統領のスピーチがアップされているので、リンクを貼っておきます。
オバマ大統領にスピーチは、とても分かりやすいスピーチで、難単語も特になく、もちろんですが聞き手を非常に意識したものでした。http://www.youtube.com/watch?v=3oOaf9SgI0g)

お忙しいところ、長文になってしまい申し訳ありません。
それでは、失礼いたします。

上岡 美樹

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