フィンランドからこんばんは [留学]

ごめんなさい、「留学シリーズ」、まだありました。

柴原 智幸

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柴原先生、通翻課程の皆さん

こんばんは。椿です。
フィンランドから初めてメーリスを流します。
現在こちらは夜の11時を回ったところで、日本とはマイナス6時間の時差があります。日本はもうそろそろ朝になりますね。

早くも今日でフィンランドに来てから10日が経ち、最近はこっちでの生活にも慣れ、いろいろと楽しむ余裕が出てきました。
今日はこれまでの留学について短いですが簡単にまとめたので、皆さんにシェアしたいと思います。質問などあればぜひ聞いてください。

それでは、日本は毎日暑いみたいなので熱中症に気をつけてください。
おやすみなさい。

椿 花緒里

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フィンランド留学体験記1

椿 花緒里

・ユバスキュラについて
ヘルシンキから電車で約3時間のところにある町。地図で見ると、真ん中より少し下くらいのところに位置する。現代建築の巨匠、アルヴァ・アアルト設計の建築郡が有名で、ユバスキュラ大学のキャンパスは彼の代表作の一つでもある。また、人口の4分の1が学生ということで、学生の町としても有名。ショッピングモールがあるため、田舎ではないが、基本的には森と湖に囲まれた、自然豊かで静かな町である。

・寮生活
大学から自転車で約15分のところにある寮に、韓国人留学生2人と共同生活している。キッチン、シャワー、トイレは3人で共同だが、1人部屋があるためプライバシーはしっかりしている。(日本で言うシェアハウスみたいな感じ。) 部屋で一人勉強や読書に集中することもできるし、ルームメイトや他の留学生がやってきてみんなでおしゃべりしたりすることもできる。今のところ共同生活に特に問題はない。ルームメイトとは、食器や生活用品など足りないものをシェアしあったり、気付いた人が進んでゴミを捨てたり掃除をしたりしてうまくやっている。

・生活
ほとんど一人暮らしに近い。掃除、洗濯、料理などの家事はすべて自分で行う。これは留学生だけでなく、現地の学生も同様である。フィンランドでは、基本的に現地の学生も大学生になったら家を出て寮かアパートで一人暮らしをする。そのためか、日本の学生よりもフィンランドの学生はより自立している気がする。
移動手段は基本自転車で、大学、買い物、遊びなど、どこに行くにもいつも自転車を使っている。気温は最高気温20度、最低気温12度くらいで、もう秋のように肌寒い。もうすぐ雨期を迎えるらしく、現在はよく雨が降る(しかも突然)。そのため、びしょびしょになって帰ることもしばしば。

・大学
EducationやSocial Science、Sport、ITなど様々な学部がある。私の学部はHumanitiesで、専攻はIntercultural Communication。

・授業
授業は9月にならないと始まらないが、それまでに各自インターネット上で履修登録を済ませておかなければならない。留学生は基本的に自分の学部、学科以外の授業も履修条件がなければ自由に履修できる。私が登録した授業は、
① Academic English Communication1
② Globalization and Social Justice
③ Introduction to Intercultural Communication
④ Perspectives on the Finnish Society in Interconnected World
⑤ Each One Teach One
の5つ。①は留学生のための英語の授業、②・③は教科名のとおりグローバリゼーションや異文化コミュニケーションについて学ぶ授業、④はフィンランド社会やフィンランドの問題、フィンランドと世界がどう関わっているのかについて学ぶ授業、そして⑤は現地の学生とペアになってお互いの母語を教えあう授業である。この5教科で週4日、合計21単位。

・留学生
世界中の様々な国から多くの留学生が来ているが、中でもヨーロッパ(ドイツやイタリア)、アジアからの留学正が多い印象を受ける。英語の発音も様々。驚いたことに、今年は日本からの留学生が私を含め10人もいる。(京都産業大学4名、金沢大学2名、広島大学2名、神田外語大学2名)。また日本語を学んでいる現地の学生も多く、大学にはJYJYというフィンランド人の日本語サークルがあるほど。週1で放課後ミーティングがあり、一緒に勉強をしたりたまにBBQをしたりする。それ以外にも留学生同士の集まりがよくあり、留学生同士で交流する機会がたくさんある。英語のスピーキング、リスニング練習にとてもよい。

・フィンランドの印象
英語教育が世界トップクラスというだけあって、100%ではないが、ほとんどの人が英語を話せる。大学ではもちろん、レストランや駅でも英語が頻繁に使われている。そのため、何かわからなかったり困っていたりしても、英語を話せば多くの場合はわかってもらえる。
ただ、生活用品や食料品、標識や看板などはフィンランド語で書かれていることが多いため、苦労することもある。
また、フィンランド人は自然をとても大事にし、満喫している印象を受ける。冬になると寒くて暗くてあまり外出できないためか、この時期晴れた日にはみんな森の中をジョギングしていたり湖で泳いでいたりと、外でアクティブに動いている様子が多く見られる。フィンランドは自然と共存している社会な気がする。またゴミの分別が厳しいなど、日本よりも環境に対する意識も高い気がする。

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小野尾です。

報告読みました!

留学は少し慣れてくると、最初の感覚や面白い発見を自然と忘れてしまう傾向にあるため、このように感じたことをすぐレポートにしたり、日記をつけたりすると良いと思います。

ルームメイトといがみ合いをしないことも留学では大切だと思うので、うまくやっているようでなによりです。

頑張ってください。

小野尾

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通翻のみなさん、お久しぶりです。
笠原です。この通り元気でやってます。

日本は残暑が厳しいようですが、こちらは木の葉が少しずつ黄色くなってきています。
今日授業が始まったばかりなので、どんな内容かはまた報告します。

私は8月6日から3週間ほど、フィンランド講座を受けました。
KUISでいうトライ外国語にあたるものですが、進むペースが早く、土日を除いてほぼ毎日行われたのでかなり苦労しました。
最後の週にテストを受けたのですが、再テストを受ける人が多かったようです。
フィンランド語は活用や、語尾に特定のつづり(前置詞のような役割)を加えることが多く、辞書に載っている単語がそのまま使われることはあまり無いです。
動詞だけでなく名詞も、人名や地名も対象です。

たとえば「with Taro」は「Taron kanssa」、
「(私は) 東京(Tokio)に行く」は「Mä menen Tokioon.」となります。

また、フィンランドは動物愛護精神が強い国だと印象を受けました。
まずベジタリアンが多いです。チューターも、その彼氏もベジタリアンでした。
理由を聞くと、エコロジーのため、節約のため(実際お肉は高めです)、健康のため、などなどでした。
一度だけですが、学食で食事をしていたら「野菜を食べようよ」と見知らぬ男性に説得(?)されることもありました。

さらにあるフィンランド人の女性は、お肉を切ったナイフでチーズを切るのも嫌がっていました。
つまりお肉の脂がチーズにつくのがダメだったようです。
菜食主義の傾向が強めですが、もちろんお肉を食べるフィンランド人もいますし、食べて批判を受けたことはありません。

また、規定未満のサイズの水槽で魚を飼うのは違法だそうです。
具体的なサイズは分かりませんが、日本の金魚鉢サイズはアウトです。
なので金魚すくいでとった金魚をビニール袋に入れるのも、フィンランドではダメなんですね。

1ヶ月があっという間に過ぎたので、残りの留学正確もあっという間に終わりそうですが、
できることをやり尽して充実させようと思っています。

みなさん、残暑にお気をつけて、後期も頑張ってくださいね!
それでは。

笠原綾花
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