アメリカからこんばんは! [留学]

柴原先生
通翻課程の皆さん

こんにちは。(ですよね? ちなみにこっちは夜なので。。)
3年の山本みきです。

メールをくださった皆さんありがとうございました。
そして、さえ!何もしたとかではなくて安心しました。笑

早速通訳演習をしたとか!! 私も負けていられません。だいきとやってみます!←
ちなみに、私の荷物は無事でした。

というか、ここモンタナのミズーラは、山に囲まれて緑も多い田舎なので、かなり治安が良いです。というのも、日没21時以降は夜はあまり出歩いていなかったり、出歩いていても友達と一緒なのでまだ危ない目にあっていないからかもしれません。

こちらは既に秋くらいの気候なので、朝晩は涼しい…というかもう寒いです。

もう既に街の中を一人で歩き回ったのですが、お店等はあるにはあるのですが…あまり何もない感じです。勿論、勉強するにはとてもいい環境です!!

到着してから私は明日で一週間経ちます。

オリエンテーションが毎日続いて、ドタバタしていて、連絡遅くなってしまい本当にすみません。とりあえず、無事に着いています。そして、授業は来週からでした。

ちなみに、現地に着くまで元通翻生のだいきと一緒だったので不安もありませんでした。
笑むしろ彼の現地での積極性のおかげで自分のモチベーションも高められます。笑

次はいよいよあきた君の出発ですね・・・。
報告楽しみにしています!!!!!!!!!!!!!


まだここへ来て1週間も経っていないですが、思ったことを書こうと思います。手書きの日記を毎日長々と書いているので、そこから伝えたいと思う部分をピックアップしたいと思います。

まだ来たばかりで偏見も多く、印象論が多いと思うので、軽く見る程度でお願いします。ピックアップしたとはいえ、かなり長くなってしまったので、余力がある時だけ見ていただければと思います。

初日。
飛行機の乗り継ぎの場所がシアトルだったのですが、安い便なので待ち時間が長く、シアトルで半日過ごすことになりました。ずっとだいきと一緒にいたのですが、一番最初に驚いたのはやはり食事の量でした。勿論私は海外は初めてではないので、なんとなく知っていたのですが、それでも久々に見ると驚きました。ミディアムサイズのドリンクが私の足のサイズと同じだなんて!笑

ちなみに食べたのは、数年前まで日本にもあった Wendy's というファストフードです。

とにかく店員の言葉が全く聞き取れなくて、あたふたしてしまいました。セットのポテトをサラダにかえたつもりが、ポテトとドリンク付きの普通のセットにサラダが付いていました。笑

ここに来て最初の失敗でした。笑 無論、ポテトはお腹に入らなかったのでそのままゴミ箱行きでした。私は出された食事を残したことがあまりなかったので、本当にショックでした。笑

「この無駄な量を途上国の人々に分け与えたらいいのに。」そう言っただいきの言葉が印象的でした。進展国と途上国の食事の量を考えたら、これほどまでに不平等なことはないと思います。コンビニ等の廃棄にしろ、本当にもったいないと思ってしまいます。

空港で思ったのですが、ファストフード系の店員にしても、荷物運びのスタッフや整備士にしても、人種が限られているような気がしました。こう言ってしまうと差別になるのは勿論わかっているのですが、肌に色が入った人をよく見かけました。空港を利用している側は白人が多かったので、格差がなおさら浮き彫りとなりました。

また、荷物検査はとても厳しく、空港についてもゲートを出るまでにかなり時間がかかりました。でも、その荷物検査の場所には、白人と日本人しかいませんでした。これは聞いた話ですが、荷物検査をする場所を人種や国によって分けているのではないかという話でした。例えば、中東から来た人には別のゲートでかなり厳しい検査をしているとか。。。

シアトルから乗ったアラスカ航空の小さな飛行機の乗務員はかなりフレンドリーで、キャビアアテンダントなんか放送のアナウンスで歌っていました。歌いながら機内での注意事項を説明しているのです。これにはとても驚きました。笑

2日目。
私が来ているプログラムは、語学と学部が両方同時に受けれるブリッジプログラムというものなのですが、所属先は語学と同じELI (English Learning Institutute) なので、語学留学だけで来た日本人がとてもたくさんいました。というか、4分の3が日本人でした。何も知らなかったので本当に驚きました。普通に日本語が飛び交っているし、神田とあまり変わらない環境でした。他国の人もいる中で、日本語でずっと話しているのはどうかと思ったので、私は極力英語を使い、他国の人に話しかける努力をしました。

最初に話したのがサウジアラビアから来た女性なのですが、アメリカには何度も留学に来ているそうで、かなり英語力が高かったです。宗教上の理由により、女性は結婚してからではないと1人で旅行も留学もできないそうです。年齢はそこまで大して私と変わらないのに、既に子供がいるとのことでした。これは推測ですが、結婚は政略結婚なのかもしれません。

また、寮で部屋が隣だった日本人の子が、名古屋の南山大学から来ている子でした。私は、去年の通訳コンテストで初めて名古屋に行き、南山大学という大学も知ったのですが、行ったおかげで話が盛り上がりました。やはり、行った場所を広げておくと、その分だけ出会いも広がるし、他の場所で出会った友達との関係も深くなると思いました。勉強に関してもそうだと思います。色んな分野の勉強をしておくことで、自分の視野が広がるだけでなく、他の人との会話も充実したものになると思います。聞いてみると、南山大学も神田外語大学のように、英語学習において充実した環境にあるそうです。

お店の人に注文するときも、他の国の人と話していても、rやlの入った単語を言うと必ず聞き返されます。私の中でrとlの発音が未だによく出来ていないことがよくわかりました。中国から来た男の子に、確か日本人はrとlの区別が苦手なんだよね?と言われてしまいました。

それから、現地のコストコのような大型マーケットに買い物に行きました。生活用品たくさん買いました。湯沸かしポットはないと言われたので、amazonで調達しました。既にお茶を飲みたくて仕方がなく、日本からお茶パックやみそ汁パックを大量に持ってきていたので、ポットが届いたときはカナリ嬉しかったです。

3日目。
構内の携帯ショップの携帯が売り切れていたので、初めて1人で学外に出て、携帯を買いに行きました。プリペイド式の携帯はすぐに買えました。あとから聞いた話、学内で買った子よりも半分の値段で買えたので、思い切って学外に出てみてよかったと思いました。

4日目。
朝からビュッフェで甘いパンを食べることに既に飽きました。最初は喜んで1日3食普通に食べていましたが、もう1日1食や2食しか食べる気がしなくなりました。

オリエンテーションでアメリカ文化を学ぶゲームをやったのですが、サウジアラビアから来た男の子の話す英語が本当に聞き取れなくて困りました。rが必ず巻き舌になっていたり、vがfとなっているみたいで、苦労しました。たくさん話しかけてくれるのはいいのだけれど。。。実際、ゲームのルールをよく理解していなかったようでしたが、それでも堂々として、積極的にみんなに話しかけていたので、尊敬しました。失敗や間違いは恐れるべきではないと、彼の姿を見て改めて思いました。

また、サウジアラビアから来ている別の女性が、ELIの先生に早速文句を言っていました。ゲームの問題で、学生のこのような授業態度が許されるかどうか、という丸罰問題みたいなのをやったのですが、正解が曖昧なものがあったからです。

先生に対しては失礼にあたるけれど、実際このような態度の学生が多い、というものでした。日本でもありますよね、そういうの。授業中に黙って教室の外へ行くだとか、帽子を被ったまま授業を受けているだとか。許されていないはずのものが、許されているような感じになっている状況のことです。

とにかくその女性は、この問題は絶対に丸よ、と自分の意見は正しいと常に押し通していました。サウジアラビアで留学出来るのはお金持ちなのと、お金持ちはプライドが高い、というのを聞いたことがありますが、そういう感じな気がします。。

5日目。
アメリカに来る前の出発前オリエンテーションで、「アメリカの学生でおしゃれしている人はいない。だからおしゃれはすべきではない。」と何度もスタッフに言われました。無論、勉強するのには無用ですから、私もこっちでは絶対にスカートは履かないと決めています。実際行ってみると、もちろん学生はTシャツに短パン、ジーパン、トレーナーなどラフな格好が多かったです。

ただ、週末出かけるとなると思いっきりおしゃれをするようで、寮の共同の洗面所でおめかしをしている学生を見ました。メリハリがあるようです。

それから、他の国から来ている学生は、宗教上の理由以外は、ほとんどおしゃれだったと思います。といっても、ブラジル、イタリア、サウジアラビア、中国、韓国、ドイツの学生しかまだ見ていませんが。

同じ国から来ていても、個人差はあるものだし、ファッションはあまり関係ないと思いました。というか、どんなにおしゃれをしたって、もうすぐ本格的に寒くなるので、あまり意味がないかと思います。

1人で構内をぶらぶらしている時に、構内の掲示板を見ました。早速行きたいイベントやアクティビティー、シンポジウムなどがたくさんあり、メモしました。とりあえず興味のあるものは片っ端から参加してみようと思います。

学内の図書館に、Mansfield財団というところがあるのですが、実は私がゼミを取っている水野先生がそこの所長と知り合いで、挨拶しに行ってみました。その方は普段はワシントンに居るそうで、たまにしかこちらに来ないということだったのですが、スタッフが来たら知らせてくれると約束してくださいました。私は、自分の名刺をたくさん作って持ってきていたので、その名刺を渡しました。去年インターンシップをしたときに、自分の連絡先などを相手に知らせるのに絶対に名刺は必要だといわれていたので、とても役に立ちました。

また、ここにきてplacement testがあたのですが、ELIの先生によると、日本人は文法と読む能力がとても高いそうです。他の国からきた学生は、積極的に話す力はあっても、意外と読み書きの力が弱かったりするそうです。

それから、学内の書店に教科書を買いに、ブラジルから来た女の子と行ったときのことでした。その女の子が店員に教科書はどこにあるか尋ねたのですが、サウジアラビアから来ていてアルバイトをしている学生でした。なので全然何を言っているか私は聞き取れませんでした。(あとでわかった話、結局彼自身も教科書がどこにあるのかわからなかったみたいです。)

あとでその女の子にさっきの話が全く聞き取れなかったことを告げると、その子も全くわからなかったと言っていました。わかっているフリをするのは日本人だけではないのか、と思いました。笑 結局、別の店員に聞くことにして、解決しました。

6日目。
今日は食事以外は終始部屋にいて、インターネットで学内の情報を集めていました。学内の情報はほとんどインターネットにあります。構内の掲示板を見ても、配布物を見ても、「詳しくはサイトで!」と書いているものが多かったので、色んなサイトを見ていました。

長くなってすみません。こんな感じで生活をしています。学内の寮なので教室などどこへ行くのにも10分もかかりません。また授業が始まって落ち着いたら報告をしようと思います。

皆さん素敵な夏休みをお過ごしください。

では!
(おやすみなさい)

3年 山本 みき

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みきてぃ

お疲れ様。小野尾です。

さっそく様々なことを感じているみたいですね。

最初の感覚は次第に薄れて当たり前になってしまいます。いまの感覚を大事にして頑張って!
とりあえずアメリカなんて国は差別と偏見が非常に多い国です。

サラダボウルと言われてようが、白人は白人が偉いと基本的に思っています。これからアジア人をバカにしたりする人と会うかもしれませんが、アジア人の方が勤勉なので気にしなくて大丈夫です。

とりあえず一年間という短い期間の中、できるだけ多くのことを知り、感じ、考えてみてください。

応援してます。

小野尾

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山本さん

そうですね、小野尾君も言っていますが、留学当初の「今」しか感じられないこともたくさんありますから、しっかり記録に残しておくといいです。

また、小野尾君の言っていたことですけれども、基本的にどんな集団にもそういう人たちは存在します。私を含め、通翻課程の仲間たちが、逆にそういう勘違いをしないように気を付けて行かないといけないな、と思ってもいるんですよ。

イギリスに住んでいた頃は有形無形の差別を受けた経験がありますが、命を左右するようなものではない限り、それも後になってみれば「良い経験だったなあ」と思えます。

ネガティブな経験からすら、学んでしまう。伊達や酔狂で「すべてを学びに!」と言っているわけではないのです!いや、私もなかなか悟りきれませんけれども、努力のベクトルとしてはそういう方向に持って行こうと思っているんですよ。みんなで一緒に成長して行きましょう。

柴原 智幸
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