こんな合宿は? [コラム]

通翻課程のみなさん

以前に何人かとも話したのですが、通訳練習を
伴わない、ひたすら「最近こんな面白いことを
知った!」という学び報告のシェアと、あとは
なんでも良いですけどゲームとか食事をみんなで
作るとか、飲みたい人はまったり飲むとか、そんな
合宿をやってみたいなあ、と思います。

場所はどこでもいいのですが、千葉県は貸別荘が
多いようなので、安い場所で土日でやるのは
どうですか?

ああ、でも、千葉なら金曜日と土曜日でも良いな。

ちなみに、セミナーハウスの長期間は、今の時点では
10月の12,13と空いています。13日は英検ですので、
受ける人もいるでしょうしね。

いやまあ、ゆるーく楽しくをモットーに旧制高校的な
ノリの合宿もやりたいものだな、というお話です。

やりたい人だけで、小ぢんまりやるかな、と。

柴原 智幸

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柴原先生、通翻課程の皆さん

お久しぶりです。椿です。

夏休みが終わって今日からそちらは後期が始まりますね!台風の影響で休講になったと聞いていますが、皆さん大丈夫ですか??

こちらも先週からついに授業が始まりました。

調べていないので他のヨーロッパの大学がどうかはわかりませんが、私が留学しているユバスキュラ大学は授業の開始時期や回数、時間が授業によって全て異なります。

10月から始まって5回しかない授業もあれば、先週から始まって12月までの授業もあります。神田には無いシステムなので最初はすごく驚きました。

また授業開始に伴い早速課題も出て、週末はそれに追われました。

リーディングとライティングの課題なのですが、どちらも文献を読んでそれについて自分でリサーチし、レポートにまとめるというもので、リサーチ能力、情報処理能力などが求められます。これらの能力を向上させると言う意味でも、この間設楽くんが提案してくれたようなイベントはすごく役に立つと思います!今後留学を考えている人にはぜひ参加してほしいです。

先生が企画してくださったプレゼンメインの合宿もすごく面白そうですね!私も留学が終わったらぜひ参加してみたいです。

それでは短くなってしまいましたが、時間があるときにまた少しずつメールします。
お互い頑張りましょう!

椿 花緒里

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椿さん
通翻課程のみなさん

留学、楽しんでいるようですね。また時間のある時に、ぜひ
続報を聞かせてください。

さて、例の合宿ですけれど、特に「留学対策」ってわけではなく、
純粋に「これ、面白い!みんなに聞かせたい」と思ったことを
教員とか学生とかいう枠を取っ払ってシェアしたいなと思った
のがきっかけです。

昔の通翻合宿がそれに近かったのですが、まあちょっと私が
「ちゃんとリサーチして来んかあっ!」と竹刀を持って声を
荒げているような部分はありましたので(1年生諸君、あくまで
もののたとえですよ。本当にそんなものは持ってません)、
今回は本当に「他人に伝えたい!」という思いを持っている、
つまり本来の「学び」をしている者同士が集まれればいいかなと
思ったのです。

要は「解なし学習成果発表会」という趣のものなんですけれどね。
これは、今の日本で教育を受けている限り、かなり行なうのが
難しい種類の「学び」なんじゃないかと思います。

答えがあるものは、みんな一生懸命になるんですけどね、まじめに。
就活とかさ、婚活とかさ、あとはなんですか、最近は離活(離婚活動)
とか、終活(ウィキによれば「人生の終わりのための活動」の略であり、
人間が人生の最期を迎えるにあたって行うべきことを総括したことを
意味する言葉。」とのこと!)なんてものまであるんでしょう?

まあ、そのままでは向き合うことがなかったような問題に、こういう
「活動」をきっかけにして向き合うという意味はあると思うんですよ。


でも、要するにこれ、就職やら結婚やら離婚やら人間の死に方に
一定の「正解」があって、自分もそれをなぞらなきゃって考えの
発露でもあるような気がするんですよ。

そういう、「正解をしっかり押さえる」ということが、生真面目な日本人を
世界でここまで押し上げてきたことは、よく理解しています。でも、
やはり、それはどこまで行っても「解あり学習」であり、枠に自分を
押し込むだけの行為なんじゃないかって感がぬぐえないんですよ。

本来、「学ぶ」ということにも、もう少し広く考えて「生きる」ということにも
正解なんかはなくて、むしろ自分でその正解を作り出していく、つまり
「解なし学習」的なものだったと思うんですけれどね。

まあ、私も高校までの「解あり学習」の考えから脱却できずに大学で
2回も留年を繰り返してますから、あまり偉そうなことを言えた義理では
ないのですが!

本来、学びってもっと伝染的なものだったんじゃないでしょうか?

「おお、これ面白い!あいつにも教えてやろう!なあなあ、知ってるか?」
「へえ!それはすごいな。待てよ、それなら、ここをこうやったら……おおー!」
「なんだなんだ?そうか、それってそういうことだったのか!なるほど!」
……という感じの。

それがね、まあ、自分でもやらかしているので、ホントに偉そうなこと言えない
のですが、教室が「あなた教える人、私学ぶ人」みたいになっているのが
残念なんです。もっとインタラクティブにやってみたいな、と。みんなが考えて
いることも聞いて、そこに良い意味での突っ込みを入れてみたいし、
みんなにも私の考えに対して「こうも考えられますよ?」という突っ込みを入れて
ほしい。

集団として総体として、知的レベルを上げて行ければなあ、と思うのです。

まあ、少々理屈をこねまわしましたが、ようはこんなことを僕は考えていて、
椿さんも書いていたように、そういう「楽しい学び」こそ、海外の大学では
メインになっていて、日本にいるからと言ってそういうことをエンジョイしちゃ
いけないという法律はないわけで、それなら俺たちでやっちゃおうぜ!と、
そういうわけです。

これだけ書いてきて言うのもなんですが、あまり難しく考えず、思い切り
吸収して、それを集まった仲間にぶつけてみて、その反応を楽しんで
みましょうよ、ということですね。

柴原 智幸

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先生

小野尾です。

是非やりたいです。

たまにはそういう合宿も良いと思います。

参加します。

小野尾  

PS
先生、きっと「1年生諸君」ではなく「2年生諸君」だと思います(笑)

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おう、小野尾君、食いついて来てくれてありがとう!

あ、そうか、1年生はいないもんなあ、今年から……。(遠い目)

柴原

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