2月7日 「味の素」工場見学 レポート [活動紹介]

通翻課程の皆さん

「味の素」に見学に行ったチームで代表を務めた
小松君が、レポートをアップしてくれましたので
シェアします。

私からも昨日お礼を申し上げておきましたが、
非常に貴重なレクチャーで、昨日の見学組は
ラッキーだったなあとしみじみ思います。

上原さんが、お忙しい業務の間を縫ってお時間を
割いて下さり、資料も用意して下さった。これが
どれだけ大変なことかは、皆さんが就職してから
実感すると思います。

でも、そういうことをしてくださる、しかも
恐らくは楽しみながらやって下さる方が、
世の中にはいるのです。ぜひ私たちも、その
ような立場になったら、間接的なご恩返しを
したいですよね。

さて、前置きはこのぐらいにして、小松君のレポートです。

<引用ここから>

通翻課程のみなさん
柴原先生

こんばんは。小松です。

今日、「味の素」工場見学に行ってきました。
なので工場見学で学んだことを、シェアしようと思います。

まず、調味料「味の素」という製品についての説明がありました。
「味の素」は、日本ではサトウキビを発酵させて作っています。
海外では、サトウキビの他にもキャッサバ(タピオカ)やトウモロコシから作られているそうです。
調味料「味の素」のうま味は、甘味・酸味・苦味・塩辛さにつぐ五つ目の味覚で、湯豆腐の出汁昆布から発想を得て製造されました。

続いて、「ほんだし」を製造している工場の見学をしました。
「ほんだし」に使われるカツオの燻し方は、三つ(浅燻し、深燻し、極深燻し)に分けられ、ブレンドされます。
また、「ほんだし」は顆粒状になっていますが、これは、香りや風味を閉じ込めるためだそうです。

一般の工場見学のあと、バイオ・ファイン研究所の上原さんのレクチャーを(特別に!)受けることができました。
とても良い話を聞くことができたので、そちらも紹介します。
柴原先生のメールにある、事後学習に関連させて書いてみます。

まず、二人の人物の志ですが、それは、「新価値創造」と「開拓者精神」です。(英語の方は失念してしまいました…ごめんなさい。このメールを送った後に、調べてみます)
その二人の人物は、池田菊苗さんと、鈴木三郎助さんです。池田さんが「うま味」を発見し、鈴木さんが製品として売り出しました。
この二人が出会わなければ、現在の味の素はなかっただろうと言われています。

続いて、企業活動の理念についてです。もちろん、お金儲けではありません。
日本人の栄養状態を改善したい、という思いから、味の素は始まりました。
1900年頃の日本では、知識・体格・人格の面で、欧米諸国に追い付きたい、という思いがありました。
この三つを改善するには、日本人の栄養状態を改善し、食事を豊かにする必要があると、創設者の二人は考えたのです。

最後に、長寿製品についてです。
ロングヒットの要因として、100年間、味が変わっていないことが挙げられます。
味、本質が変わらずにいるからこそ、ロングヒットに繋がりました。
(実は、うま味を発見した池田さんは、日本十大発明家のひとりに数えられています。)

レクチャーの最後に、上原さんは、私たち学生に考えてほしい三つのことを話して下さいました。
・知的好奇心を常に持ち続けよう
・多様な価値観に興味を持ち、理解しよう
・生涯を通じて、常に成長しよう
この三つを実践するには、どうしたらいいか。上原先生は、こうおっしゃっていました。
・関心のあることから、少しずつ視野を広げていく
・「?」の感覚を大事にする
・「?」の答えを慌てて探さない。ネットをうのみにせず、じっくりとお腹で温めて、熟成させよう

私の今年の目標は、本を多く読む、です。
何人かに話したこともあるのですが、昨年は、自分の興味・関心のある分野にしか手を伸ばしていませんでした。
なので、今年は、自分が知らない分野に、少しずつでも手を伸ばしていきます。
今回の工場見学が初めての経験でしたが、色んな事を学ぶことができました。
柴原先生、今回の工場見学の企画をして下さり、ありがとうございました。

長々と失礼しました。
落としてしまったところがあったら、シェアをよろしくお願いします。
それでは、おやすみなさい。

一年 小松悠

<引用ここまで>

小松君たちが見た資料ですが、上原さんが送って
下さいましたので、添付しておきます。ぜひ見て
下さい。

取り急ぎ

柴原 智幸
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