「中国王朝の至宝」展に行ってきました [活動紹介]

先週末に中村と小松の2人で
「中国王朝の至宝」展に行ってきました。

暇なときにでも読んでみてください。

二年 中村
一年 小松

追伸:今月の24日までなので、見に行くチャンスはまだあります。

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   特別展「中国王朝の至宝」について

 今回私たちは、十二月九日に、上野にある東京国立博物館で行われている特別展に行ってきました。この展覧会は、日中国交正常化40周年を記念して行われたものです。
 
この展覧会は、中国の「夏」の時代から「宋」の時代までの遺産を集めたもので、セクションは時代を追うように配置されています。入り口が最も古い夏の時代、そして奥に進むに従って殷、周、秦、漢~となっています。教科書の写真で見た物や、一見何に使うのか解らない物までありとあらゆるものがそろっていました。「これ、何だと思う?」とか「いいデザインだな~」とか「見事な作品だ!」とか(小声で)しゃべりながら展示された品々を見ていました。

(中村)私が印象に残っている展示物は「跪射俑(きしゃよう)」。これは秦の時代に始皇帝の副葬品として製作されたもので、兵馬俑の中の1体です。製作当時の彩色が今でも残っており、大変貴重なのだそうです。以前に地元で「始皇帝と兵馬俑展」という催し物が6年ほど前にあったのですが、それ以来でした。あの時と違う点として、とても近くで見られたのが非常によかったです。前回はロープで仕切られていたもので…今回初めて細部まで見ることができました。今にも動き出しそうな感じがして当時の製作技術の高さを知ることができました。

(小松)私が印象に残っているのは、「鎮墓獣(チンボジュウ)」です。これは、言葉通り、墓に収められていた木彫りの怪獣です。悪霊を退け、墓を守る目的で作られたと考えられています。前後両方に頭があり、長い舌を出して、悪霊を威嚇しています。また、それぞれに鹿の角が生えています(鹿の角には特殊な力があるとされていたそうです)。これは私の想像なのですが、顔が二つある=周囲を見渡せる、だから墓守なのかな、と考えました。また、舌を出して威嚇する、という点で、ニュージーランドのマオリ族を思い出しました。舌を出して相手を威嚇するのは、万国共通なのかなと、考えました。

 展示品を一通り見終わった私たちは展示品レプリカのガチャガチャをやってみました。二人とも運試しでやってみたのですが、結果的には一回で目的のレプリカを手に入れることができました。
その後、ショップのコーナーに行きました。二人してカタログを買ったのは同じなのですが、私は大振りの扇子を(中村:1000円。いい買い物だった!)、小松君は玉(ぎょく:貴石の一種です)を彫って作られた蝉のストラップをそれぞれ購入しました(小松:2100円もしました。高い!)。販売している方によると、玉は皇帝の持ち物であり、災いから守ってくれるのだそうです。また、蝉は長い間地中で過ごし、そして地上に出てくることから不老不死の象徴とされ、この彫刻を皇帝の遺体の口に入れて復活を祈ったのだそうです。

この催し物は今月の24日までやっているので興味を持った方、ぜひ見に行ってください!それだけの価値があります!ちなみに残っているかどうかは不明ですが、KUIS4号館の中国語学科研究室でこれの割引券がもらえます。

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